東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2007/12/29

軒下の異端児たち  

ハリウッドのハワイ式ホテルで
空になったコーヒーカップを眺めている
そして廊下には 放浪者が横たわっていることもない
ならば俺は LAじゅうのマルガリータをここで飲み潰し
狂ってやろうか

しかし たとえ予言者や統計学が指摘するように
この南カリフォルニアが太平洋に沈むとしても
最後まで このホテルはこの俺に支払いを請求するだろう

木々の隙間から差し込む太陽を怒らせてはいけない
木々を盗賊の罰のように枯れさせてはいけない
俺らはすべて まるで軒下の異端児のようなものだと 感じたことはないかい?
天国って奴は 結局この世をおさらばした奴のみに与えられる特権に過ぎない

朝になってもヤクのせいで 手の震えが止まらない
俺のことを理解してくれる女を探したりもしたいのだが
しかし結局 あんたが夢のなかでしか自由になれないように
太陽は今日も俺に怒りを向けるようなのだ

俺はただひたすら ハリウッドのハワイ式ホテルに身を沈めながら
部屋に響くエアーコンディショナーの音を
ただぼんやりと聞いているだけなのだ

たとえ予言者や統計が言うように
この南カリフォルニアが太平洋に沈んだとしても
このホテルは 俺に支払いを請求するだろう


ウォーレン ジヴォン「軒下の異端児たち」








2007/12/28

あたかも殉教者の如く  

the phone dont ring
and the sun refuse to shine
never thought id have to pay so dearly
for what was already mine
for such a long long time

we made mad love
shadow love
random love
and abandoned love
accidentally like a martyr
the hurt gets worse and the heart gets harder

the days slide by
should have done should have done we all sigh
never thought id ever be so lonely
after such long long time
time out of mind

we made mad love
shadow love
random love
and abandoned love
accidentaly like a martyr
the hurt gets worse and the heart gets harder

warren zevon/accidentaly like a martyr


2007/12/26

12月26日  

今日は地元のレコード店 ココナツディスクにて
1480円でキャンディ ステイトンの2枚組ベストLPを購入
昔ヴィヴィッド サウンドで再発された盤をよく聞いていた身としては
懐かしくもあり新鮮でもあり
フェイム発のサザーン ソウルに酔いしれた

確か日本盤のCDは東芝EMIからリリースされていたと思うが
僕が本日購入したヴィニール盤は オネストジョンズ(註1)発
詳細なクレジットがないのが残念だが
全26曲 まさに濃厚な情感が漂っている

ともすればサザーン ソウルの世界は
歌の巧さ自慢の世界に陥りがちなところがあるのだが
キャンディの場合 せっぱつまった気持ちと包み込むような情感が
同居していて 僕は大好きなタイプ
きっと卓越しに リック ホールも聞き惚れていたはず



註1 オネスト ジョンズ
元々はロンドンのラドグローヴロードにある中古レコード店の名前だが レーベルを始めてからマニアックな
音楽ファンの注目の的になった そこで紹介されるのはクラブ ミュージックからレゲエまでお国柄を反映している とくにアフロ アメリカン〜カリブ音楽の歴史を一望したコンピレーションなどには戦後のアメリカ
やイギリスの音楽をより巨視的な地点から捉え直そうとする思慮深い姿勢が滲む ちなみに老舗のラフ トレードも同店の近所にあり ともに対面販売店として苦労しながらも熱心な音楽ファンの支持を集め続けている 私自身 過去何度も訪れている貴重な店である








2007/12/26

12月25日  

本日もレコード/CDをおよそ30枚ほど3店にて傾向別に分けて売却
その代金は計25000円
スモーキー ロビンソン&ミラクルズの英タムラ盤が1300円だと言いやがるので
「それはないでしょう?」
というわけで これはさすがに返却してもらった
クリスマスの夜 レコードを売りに行く哀れな中年男である

そういえばNRBQジャパンから届いたクリスマスカードには
「生きてますか?」と書かれていた


久しぶりの新宿だったので
Gの店 upset the apple cartに行く
こんな日にわざわざ一人でロックバーに行く
そんな私のような人間は
間違いなく変態であると思っていたら
吉田が現れた

今年を振り返ってみると
精神的には最高に楽しく
金銭的には最低に辛かったという結論に達する

自由業の代償とは
およそこのようなものである

店を出てから佐野の「黄金色の天使」が流れ出したので
思わず 何かに突き動かされるように戻り
キャッシュ オン デリバリーで
もう一杯だけ ビールを飲んだ




2007/12/24

12月23日  

ここのところずっと小説ばかり読んでいた(今年は28册読破)ので本日は久しぶりに音楽雑誌を数冊チェック
「レコードコレクターズ」最新号に特集のマイルス「オン ザ コーナー」などを読み 同盤及び「アガルタ
パンゲア」などを引っ張り出してきて聞く 先日もとあるCD屋さんのオーナーと「テオ、テープ切りまくって
いるねえ」なんて話していたばかりなのだが 「オン ザ コーナー」とか「ジャック ジョンソン」(軟弱
なサーフロックにあらず)の先進性って その濃密なファンク度はもとより当時のLPサイズに仕切り直したテオの力も大きい ファンクという音楽定理が反復性に元ずくものであるならば マイルスのくずセッション
からリズム隊のグルーヴを活かしながら編集してしまおうという大胆な発想! ライヴ音源となる「アガルタ」や「パンゲア」の場合だともう少し観念的な演奏もあるんだけれど 「オン ザ コーナー」の潔さとはまさに
徹底的にJBやスライに歩み寄った点にあると思う 「いわゆるジャズ ファンと違って俺らにはブルース感覚というかビーフハート的な得体の知れないドロドロとした黒人文化に対する免疫があるじゃない? だからオーネット コールマンもAECも聞けるんだよ!」とは先日のオーナー氏 それにしても「オン ザ コーナー」の
ちりちりと焚き付けてくるようなハイハット ワークは最高! 徹底してローファイな音像も装置に金を掛けてなんぼというようなジャズ ファンへの批評だろう(むしろドンシャリのサウンドシステムで聞きたい!)


夜は「バーバンク サウンド〜アメリカン ロックの知性」のゲラが送られてきたので そのチェックや
来年早々に来日するらしいジョージィ フェイム(ただしベンシドラン絡みで)のゴージャズ期の2作品
を聞く う〜ん悪くないんだけれど ガッドの叩きが端正過ぎてねえ、、、というのが正直なところだが
ドクター ジョンと共演したトラックで微妙に空気感が高揚するあたりも 音楽というものの正直さ(
もしくはプロダクションの難しさ)を映し出しているように思う 


そんな訳で音楽家とそのスタッフ側及びオーディオ的な審美眼のことなどを考えた一日でした(ポールの宅   録音「ラム」も久しぶりに聞いた)バーバンク サウンドにせよ あのサウンド プロダクトは映画産業〜ワーナーブラザーズの土壌なしには考えにくいしね






2007/12/23

12月22日〜くれない埠頭  

午前中は久保田真琴「待ちぼうけ」小坂忠「ありがとう」「もっと もっと」
南、布谷&ココナツ、センチ、小坂、細野の「ホーボーズ コンサートV」など
過去の名作を 思うところがあって聞き直す
岡林「ラブソングス」あたりも明日聞いてみようと思っている

午後から原稿に取り組み シド ストロー、カーリーサイモン「フィルム ノアール」
といったヴァン ダイク関連作のほか
ジョニー ジェンキンス「トン トン マクート」ボブ マーティン「ミッドウェスト ファーム
ディザスター」の計4本に関する短い文章を書く

これで本年は仕事納め
あとは寝正月 炬燵を囲んで みんなでミカンを食べて、、、と言いたいところだが
別件で気が遠くなるような筆者校正が、、、
自由業にはクリスマスどころか正月もないという典型である
来年の企画アイディアもたっぷりと仕込んでいる


先日の話の続き
馬場で満員電車から掃き出されていく人波を見て
「俺らもうこういう生活出来ないよなあ」と、、、

           







2007/12/21

12月21日  

バーバンク サウンドに関する原稿3200字を手書きにて
ストレンジデイズ編集部に送信
その後 東中野にて山本智志さんと1時間ほど打ち合わせしたのちに
氏と一緒に 駅の近くにある驢馬駱駝という会場で
東京ローカルホンクhttp://www.geocities.co.jp/MusicStar-Guitar/1368/
のライヴを楽しんだ

隙間がある腹八分目の音といい けっして英雄的ではない歌の主人公といい
まさに 少ない音で多くを語るフォーピース バンド

窓の外を定点観測していたら
さっきまで真上だった日差しがいつの間にか西の空へと流れていたような
そんな佇まいが素晴らしい
懐かしいような もじもじしているような
そんな響きが どこまでも愛しい

こういう音楽に触れたあとは
もう何も聞きたくない







2007/12/21

12月20日  

イアン デューリーの初期3作と92年作「バス ドライヴァーズ プレイヤーズ」に関する原稿を2300字
書く 今回の再発は輸入盤でご存知の方も多いと思うが大幅なボーナストラック(デモ音源 別テイク ライヴ
シングル曲など)が付く2枚組仕様 とくに77年の伝説となったライヴ スティッフ ツアーからの音源を多数集めた「ドゥ イット ユアセルフ」はお薦め 単体のアルバムとして考えてみても キャプテン ビーフハートとリトル フィートが合体した総力戦のような演奏は最高のグルーヴに満ちていると思う 英国ロックならではのくすんだ情感がたまらない「バス〜」も以前から愛聴していたアルバムだった  87年になってようやく実現した待望の初来日公演は未だ私のライヴ体験のなかでも屈指のものだが 追悼 破天荒で人間臭くて
やたらと愛おしい、、、そんなイアン デューリーみたいな存在が今の英国ロックにいないことは寂しい限り
だ なお今回のCDはカーサル フライヤーズ出身で「バブ ロック革命」の著者としても知られるウィル バーチが解説(翻訳付き)を担当 当時のエピソードが満載で面白く読み進められた その後バーバンク サウンドに関する昨日のラフ原稿をチェックしたり、、、唯一外に出たのが夕方 近所の西友でビールと焼酎を、、、とくに何もない日 まさに太陽が昇って仕事(なのだろうか?)をし 夕暮れとともに筆を置くそんな一日でした 
ところでデザイナーさんの方から私が来年出す本の表紙に関して妙案が(笑)まだ多くを語ることは出来ないが考えるだけでも楽しくなってきた 来年始まる佐野元春のツアーパンフに寄せた私の文章もゲラが上がって
きた これまたセンスの良さが光っている


2007/12/20

12月19日  

昨日から引き続いてヴァン ダイク パークス関連の
アルバム レビュー原稿7本を書く
昼前の江古田駅にてストレンジデイズ編集部の斉藤さんに
ヴァン ダイクのLPジャケット提供と原稿の引き渡し
駅前のマクドナルドでしばし談笑を

その後コンビニで買ったおにぎりとカップ麺を公園で食べ
いつもの図書館で ヴァン ダイクを含めたバーバンク サウンドに
関する原稿に着手し 夕方までに3200字のラフ書きを夕方5時まで
私の場合 コクヨの400字詰め原稿用紙を未だに愛用しています

ヴァン ダイクではドノヴァン「カラーズ」のシングル ヴァージョンや
ワーナー/リプリーズのコンピ盤に入っていたテレビCM用の曲などを
ぜひ今回の紙ジャケット シリーズのボーナス トラックに入れて欲しかったが
これは今回も見送りとのこと
ヴァン ダイクが惚れ込んだエッソ トリニダッド スティール バンドや
マイティ スパロウも 今回のラインナップからは外れてしまっているのが
残念だ
私のエッソ盤 LP はproduced by Mo Ostinとなっているが
セカンド プレス以降は by Van Dyke Parks との噂もあり
情報求む!
エッソに関しては 大手石油会社エッソ(Esso)が捨てたドラム缶を再使用して
始めたバンドという説が やはり有力なのだろうか?

別件で それぞれの編集部 女史2名と電話
編集者と音楽ライターにクリスマスはない、というのはもはや残酷な定説である(笑)
だって ぎりちょんの入校時期だもんね
”クリパ”なんてお茶らけている人種とは無縁 無縁

それにしても”クリパ”をはじめとする省略言葉にも
人間性の欠如 品性のなさが露呈していますね
もっと言葉を大事にしろ!

夜は地元の割烹料理屋”北海”にて河豚なべに喰らいつく私であった、、、






2007/12/19

day dogs at the races〜今年読んだ本  文学

小川洋子「ブラフマンの埋葬」
宮沢新一 太田光「憲法九条を世界遺産に」(対談)
三崎亜記「となり町戦争」
青山七恵「ひとり日和」
小川洋子「対談集」
志水辰夫「行きずりの街」
桐野夏生「メタボラ」
桐野夏生「ジオラマ」
有田芳生「私の家は山の向こう〜テレサ テン10年めの真実」(ルポ)
志水辰夫「情事」
レイモンド チャンドラー「ロング グッドバイ」
重松清「カシオペアの丘で」(上)(下)
重松清「流星ワゴン」
佐野元春「ビートニクス〜コヨーテ、荒地を往く」(ルポと詩)
小川洋子「秘めやかな結晶」
森絵都「カラフル」
森絵都「永遠の出口」(再読)
角田光代「対岸の彼女」
渡辺ペコ「ラウンドバウト」(コミック)
中島京子「冠 婚 葬 祭」
三崎亜記「失われた町」
柴田翔「されどわれらが日々」(再読)
柴田翔「贈る言葉」(再読)
柴田翔「十年ののち」
丸山健二「夏の流れに」
角田光代「三面記事小説」
伊坂幸太郎「ゴールデン スランバー」
小池真理子「望みは何かと訊かれたら」

〜感想〜
ここ数年 意識してとくに日本の現代作家を読むことにしています 僕より年上もいますし年下もいますが
ちょっと彼らがどういう言語をもって 今という時代の表現というものに取り組んでいるのかをもっと知りたいそんな欲求に駆られた結果かもしれません 今年は読めませんでしたが 恩田陸や川上弘美もずっと気に
なる人たちです ゴールデン スランバーのonce a way, to get back homeward、、、のリリックが頭のなかで鳴っています




2007/12/15

12月13日〜奴らか俺たちか  

午後4時の高田馬場 場所はキリンシティ
店内には定年間際と思しき会社員が
早退でもしたのだろうか数名いるだけ
バーテンダーも所在無さげだ

平日のこんな時間からテーブルを囲み
ビールを飲んでいるのは
自由業の我々である
元広告代理店のロック バーの経営者 
音楽事務所出身でインディー レーベルを開始した者
テレビ制作会社に身を置いていた人物
そしてあまり売れているとは思えない音楽ライターの私

そのなかには車内生活経験者もいる

詳細を語ることは出来ないが
ずぶずぶの自由人たちが知恵を絞って
今後の方針/展開などを討論する

それはともかく
話は団塊の世代の ”たちの悪さ” にまで及ぶ
その世代には妙な自負だけを持った輩が多い
彼らの逃げ切り型の会社生活や勘違いの自尊心が
結果 非雇用や契約社員の増加に繋がっていることは
新聞紙上でも指摘されている通り

ただ 敵の屈折を知るためには
敵が育った時代をもっと知らなければならないとは思う
小池真理子の新刊「望みは何かと訊かれたら」は
そんな60年代を背景としている

いずれにしても 人生の目的が
定年後のカントリーライフとか”家族の幸せ”のみに
集約されるのであれば
それは嘘でしょう?






2007/12/12

12月10日  

(やや前後する日記でスミマセン12月10日の日記です)

写真家のきはらもりおさんhttp://www11.ocn.ne.jp/〜morio1/が
先日の写真を納品しますということで
午後3時に春日出版http://www.kasga.co.jp/index.html へ行く予定が
僕としては珍しく15分の遅刻(汗)
「すみません 今 宇田川町なんですぐ行きます!」と
担当編集者のばしこさんに詫びの電話を
さすがに「たった今さっきまで ディスクユニオンでレコードを物色していました」
とは言えませんでした^0^

きはらさんの写真は ナイスでした!!
僕のこんな汚い部屋がまるで威厳ある邸宅のように写っていました!
僕は写真のことはまるで素人なのですが
まさにマジックですね

他にもきはらさんが仕事をなさったアルバムを
拝見させていただく
野坂昭如さんから川村かおりさん
ニック ロウからダン ヒックスまで
いやはや 楽しませていただきました

あと印象に残ったのが
東京の湾岸からきはらさんがお撮りになられた写真の数々
コンビナート 集合住宅 川沿いの光景
それらと空とのコントラストが心に染みました
ある意味 水上バスから眺める かつての ”水の都” は
シンボリックかも

興味ある方は
杉山春男の小説「汐留川」をサブテクストに、、、








2007/12/12

12月11日  

伊坂幸太郎の書き下ろし新刊「ゴールデン スランバー」(新潮社)が
めちゃくちゃ面白い
本日も館ズメで丸一日読み進めていたのだが 止まらん(笑)
実際は99円ショップで買ったカップ麺&昼寝付きであったけれども、、、

伊坂のファンは このblogを閲覧していただいている方にも多いだろうが
まあ一言で言えば ロックたる言語もユーモアも体得している小説家です
過去作品にも ラモーンズ フィールグッズ ディランなどが
CDサイズ(そこが愛おしい)で生活に馴染んでいる
今回のタイトルは 言わずもがな、、、
まだ途中だが 豪快な500ページ(1000枚!)である

昼と夜 某同業者たちと電話
このギョーカイの厳しさと(ぬるさ)を同時に感じた
もう少し具体的に言えば
音楽雑誌社は”名盤ごっこ”の上塗りばかりをやっている、、、

そこで私のような異分子? がどう動くかという、、、

鷹揚なジョー ウォルシュみたいな素晴らしい人が
もっと出てくればいいのにね
(実際 ジム キャパルディの追悼コンサートでの彼は
素晴らしいギターを弾きまくっていた!)
この人の良さは エイドリアン ブリューに通じますぜ
>ハムやん さま

痩せた言葉が痩せた媒体から出てくるという現実

キャメロン クロウ監督の「あの頃、ペニー レインと」級の
感動が欲しい 生きた言葉や 背骨となる音楽が
その映画では 本当に語られている













2007/12/10

この頃〜These Days  

図書館帰りに近所の西友に寄って
牡蠣フライなどの総菜を買い
18時頃から家で一杯やるのが習慣です

レコード、CDかなり売りまくっています
今年は今のところ計1000枚は売却したでしょうか
普通に良い盤から かなりレアな盤まで
某店や某店をチェックしてみてください
がっさがっさありますぜ^0^

40年近くもレコードハンティングを行っていると
ある日突然 飽和点に達することがあります
ジャケットの本を作っている最中に この態度(笑)
ある日突然手放すコレクター諸氏の気持ちが解ります
それでも 廊下や玄関までレコはまだ溢れています

買い手としても 最近は恐怖の一点買いか
逆にチープ盤の救出かの 両極端
『リヴォルヴァー』のUK盤 欲しいっす
300円のスティーヴ フォバートだって救出します

本日はミーティングの まえ 渋谷のユニオンで
『モータウン シングル コレクション』(CD4枚組)
を購入
全104曲=1曲30円換算の まるで夢のような金額であり
今 楽しんでいるところです

どんなジャンルであれ いみじくも音楽ライターと名乗るのであれば
最低でも半分以上は空で歌えなければ 嘘だろ?
そんな試金石のような偉大なる年代記でもあります

アルバムの正式な表題は
『Hitsville USA 1959-1971』です
映画『永遠のモータウン』も
お忘れなきように

それでは もう一杯だけ、、、













2007/12/9

12月8日〜黄金の眠り  

土曜の渋谷 桜丘町は静かで気持ちがいい
ばしことカンプをチェックしながらの打ち合わせを
2時間半ほど
来週からはいよいよ初校が上がってくるため
私もそれなりに忙しくなりそうだが
佐野のツアーパンフに私の原稿が採用された旨を
伝えると 彼女はまるで自分のことのように
喜んでくれた


夜は狭山でジャクソン ブラウンの評伝本の
出版記念会
私もDJをさせていただいた
ジャクソンというアルバム アーティストをDJ的に
”ばらかす” ことは至難の技なので
簡単なライヴ セットを意識した

帰り際 ゲイリーUS ボンズ「献身」のライナーに
この晩の主役 水木まりさん 山本智志さんから
サインを頂く
件の盤の対訳と解説が かのお二人であり
もう20数年まえのことだが
ボンズの音楽とともにそのライナーに
私はもの書きとしての ”作法” を学んでいった

当時はまさかこうしてお二人と知己を得るとも
同じ世界で働くことになるとも まったく思っていなかったので
音楽がもたらす
長く不思議な縁を感じずにはいられない

ちなみにボンズのそのアルバムには
ジャクソン ブラウン「プリテンダー」の
最強のカヴァーヴァージョンが収録され
またジョン レノン「イッツ オンリー ラヴ」の
優れた解釈も収録されている



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