東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2008/4/4

先輩、腹減ったっすね  

0:「江古田の町、死んでいる、、、」
B: 「とくに北口が壊滅状態 年末年始に店を畳む中華屋 蕎麦屋 衣料品店が
あとを絶たないといった感じでした」
O:「商店街が商店街として機能してないもん」
B : 「景気回復なんて言ってるのは マスコミだけの話なんですね」
O:「学生が多い町だけど 学生がアパートを借りずに親元から通学
するというパターンが年々増えてきた これも不況の連鎖だね」
B:「地方の疲弊は 東京の片隅にも、、、」
O:「しかも手詰まり感がある いやな時代の始まりかもしれないな」
B : 「 片や 税金泥棒みたいな連中や ヒルズ族もいるんですね」
O: 「奪うだけ奪い散らかして 勝手な道路を作り 誰も泊らないリゾートを
作って、、、俺サラリー辞めて思ったんだけどさ 昼に走っている車は
ほとんど介護施設のワゴンなんだよな」
B: 「まさに暗喩、先輩の好きな言葉でいえばメタファーっすね」             
O:「年度の予算を何でもいいから使い切ってしまえ、という発想の人間には
想像力のかけらもない」


B :「ところで先輩、腹減ったっすね」
O: 「蕎麦屋には何とも言えない親子丼やカレー丼とか雑食メニューがあったよなあ〜」
B:「そこに行きましょう(笑)」 

















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