東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2008/9/28

play Mates, Southern Boys  

本日は@中目黒バードにお集りくださり、 誠にありがとうございました
いやあ 最高でした!
以下 私のリストです

1 ニューオーリンズ チョーズン ファイヴ/アイ シャル ビー ノット ムーヴド
2 メイヴィス ステイプルズ/ ウィ シャル ビー ノット ムーブド
3 エリ ”ペパボーイ” リード/テイク マイ ラヴ ウイズ ユー
4 ソウル チルドレン/サインド デリヴァード アンド アイム ユアーズ
5 ズート マネーズ ビッグ ロール バンド/イット シュドント ビー ミー
6 ベティ エヴェット/シュート ユア マウス
7 アーチ ベル/ヒューストン テキサス
8 マディ ウォーターズ/カレドニア
9 クリフトン シェニエ/マイ ソウル
10 タージ マハール/マインド ユア オウン ビジネス
11 ハーヴェイ スケールズ/ブロードウェイ フリーズ
12 マーヴェレッツ/海のなかには魚がいっぱい
13 マーヴィン ゲイ &タミー テリル/エイント ナッシング ライク ア リアル シング
14 ジュニア ウォーカー/ホームクッキン
15 ジョージイ フェイム/ナイト トレイン
16 シャーマイン ネヴィル/ キング オブ マルディ グラ
17 タミー リン/ モージョ ハンナ
18 ポール バタフィールド ブルース バンド/ ボーン イン シカゴ
19 ベターデイズ/ルイジアナ フラッド
20 ジョニー テイラー/ フーズ メイキン ラヴ
21 エレクトリック ブルーバーズ/テル イット ライク イット イズ
22 同/ アリゲイター マン
23 ベターデイズ/ヒー ガット オール ザ ウィスキー
24 メイヴィス ステイプルズ/ジーザス オン ザ メインライン
25 ステイプル シンガーズ/ アイル テイク ユー ゼア
26 ボ ディドリー/ディディ ワ ディディ




2008/9/25

鋭利な眼を持つ詩人  Rock N Roll

(前回の書き込みで触れたルー リード「ストロウマン」の
 梅沢葉子氏による歌詞対訳を一応掲載しておきます
(河出書房新社『ルー リード詩集』より 一部変更しつつ)
この曲が収録された『ニューヨーク』というアルバム自体が
引き締まったサウンドとともに素晴らしいので
未聴の方は ぜひ)

当てにならない奴/ルー リード

こんなにも持っている我々
なけなしのあなた方へ
無一文のあなた方へ
一人が必要とする以上に持ち過ぎている我々と
無一文のあなた方
100万ドルの映画がまだ必要な奴は誰だ?
100万ドルのスターがまだ必要な奴は誰だ?
同じことを何度も何度も言われている奴は誰だ?
風に向かって吐いたツバは
二倍の強さで自分に返ってくる

当てにならない奴 悪魔に向かって一直線
当てにならない奴 地獄に一直線

10億ドルのロケットを本当に必要なのは誰だ?
6万ドルもする車に乗るのは誰なんだ?
別の大統領が必要なのは誰なんだ?
テレビ伝導師の罪状が6 7 8 9と
必要なのは誰なんだ?
ズボンを下ろしてケツの穴に金を突っ込んでいる
ような政治家が必要なのか?
人種差別の聖職者とかね
風に向かってツバ吐けば 結局自分に返ってくるのさ

月や金星や火星に発射するシャトルをまだ
必要とするのは誰なんだ?
自分の鼻が神への導きなんだと言わんばかりの
そんな自己満足のロックシンガーがまだ欲しいのは
一体誰なのか? と考えてみろよ
空き部屋ありのビルディングがまだ欲しいのは誰だ?
燃える剣とかハドソン河に浮かぶ金色の箱船とか
俺はそのくらいの小さな奇跡で満足だけどな
天にツバすりゃ 自分に返ってくる

当てにならない奴 悪魔に向かって一直線
当てにならない奴 地獄に一直線












2008/9/19

この世はすべて金次第  

なのは資本主義の社会に於いて至極当然であり
いま骨の随まで感じていることでもあるのだが
食べ物が金持ちのための金儲けの道具として使われているという現実は
やはり本末転倒じゃないかと思う
そうした拝金主義に痛みを感じるかどうかは結局その人間の想像力や審美眼に
かかっているとしても
証券をフローさせておいて焦げ付いたからといって
公的資金援助を求めるっていうのは
レベルとしては 金に困った道楽息子が親に泣きついているのと同じなのだ
社会の木鐸たる大新聞/マスコミはどうしてそういう当たり前のことを書かない
のだろうか? 

トウモロコシを作っている人が普通に偉いのであって
トウモロコシをギャンブルの道具にするのは
仕事というよりはペテンでしょう

根拠のない希望とやらも罪深いと思うが
根拠のある絶望というのもある


行き過ぎた資本主義に関する歌は
ルー リード「ストロウマン」でも参考に

世の中 大嫌いです

2008/9/17

下記サイトで  

偶然にも本日アップされているのがス−ザン ジョージの『なぜ世界の半分が飢えるのか』
30年まえの書ながら投機マネーによる先物買いの問題など先鞭を付けており 私が本日の
巻頭で書いたことにも繋がりました

なお音楽書では天辰さんの新刊について北中正和さんが
簡素な文体で的確に音楽批評のあり方のひとつに関して書かれています
こちらも私が以前書いた考察と通じています

http://bookjapan.jp/

2008/9/9

開かれていく物語〜森絵都という宇宙  文学

今回のブックジャパンさんには 大好きな森絵都の本に関して
レヴューを書かせていただきました
取り上げた『永遠の出口』は 森さんが従来の児童文学から脱皮した
いわばブレイク期の記念碑的な名作です
http://bookjapan.jp


なお02年と ややデータが古いのが残念ですが
次のサイトには彼女へのインタヴューも掲載されています
http://www.webdokusho.com/rensai/sakka/michi16.html



2008/9/6

蝉 コオロギ 麦茶  

というわけで 昨夜のホンクは最高でした
本編が終わると客席に降りてきてオフ マイクにて
アカペラをオン クラーベでするというのはお馴染みの
光景ですが さらに通常のエレクトリック セットに戻った
時は驚きました かなり乗っていた証拠です
みなさん満足されたのではないでしょうか?

写真は以下で
http://blog.livedoor.jp/figaro2008/
ちなみに ひょんなことから交流が始まった
オレンジ カウンティ ブラザーズの谷口さんの隣にいるのが
私です(笑)

明けて本日は 無為な一日で(苦笑)
近所の子供たちがキャッチボールをするのを眺め
蝉やコオロギの鳴き声を聞きながら
ボビー ”ブルー” ブランドのブルーズに浸っています



2008/9/4

雨宮は  Rock N Roll

右翼運動から左派〜労働運動へと活路を見出し
逆に西部は 学園闘士から超右翼の論壇へ転向

カタルシスという名のもとでは
レフトもライトも同じという好例であろう

いずれにしてもどこにも属すことなく
考え続ける私のような人間が まともなのかもしれない

馬鹿どもが去り
俺たちの秋が始まる


2008/9/3

in memory of Jerry Wexler  

Rest In Peace



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