東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2009/4/1

歌詞、アメリカーナ、鯨そしてブラックホーク  

最新記事にではなく 「花もあれば〜」のエントリーに
コメントをしてきたということから想像すれば
以下のいずれかが 通りすがりさんのお気に召さな
かったのだと判断しますので
繰り返しもあるとは思いますが
「花も〜」の記事をもとに 整理しておきますね

◎「歌詞」
確かに歌詞が音楽のすべてではありませんし
いくらアメリカ人でもディランの歌詞は解らないという
報告もあるくらいですが歌詞が解ればより”歌”を楽し
めるとは思いませんか? 言葉のリズム、韻から
スラング 特有の比喩や言い回しまで すべてを理解
することは困難だとしても シンガーソングライターは
とくに言葉を大事した表現形態なのですから

◎「アメリカーナ」
この呼び方もジャンル分け 棲み分けのための方便の
ようなもので あまり好きではありませんが
ヘイズ カールには本物の匂いを久しぶりに感じました
彼の歌詞もじっくり味わってみたいものです

◎「捕鯨反対運動」
以前から幾度か触れてきましたが 私は捕鯨賛成の立場
にいます 一番の理由は鯨自体が食べる他の魚の量が
海洋学的なバランスから考慮しても漁業に深刻な影響を
与えているからです 他の魚や肉は平気で食べるのに
「鯨が可哀想」というのは明らかに矛盾していますよね
鯨を何らかの象徴にする運動は 好きになれません

◎「ブラックホーク」
いい音楽を教えてくれた場所だとは思います
世代的に特別な感情を抱く気持ちも理解出来ます
ただ 彼ら特有のマイナー嗜好が一種排他的な
匂いを生み出していたことも事実ではないでしょうか?
”遅れてきた世代” の私はそのことにより敏感だった
のかもしれません ありていに言えば ちょっとばかり
スクエアな空間でしたね 

以上が私なりの見解です
logのリード文に記しているように
少なくとも自分は
何が好きで 何が嫌いなのか
あるいは どういうものに心を動かされ
どういうものに抵抗するのかということに
自覚的でありたいのです
なんちゃって(笑)








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