東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2009/7/17

カナダのビールとDJと  

近年はいろいろなお店からDJをしてくれトークをお願い
します といった依頼をいただくことが多くなりました
思えば毎年少なくとも2〜3回はやっていると思います
こんなくそおやじでいいの? と自分でも思ったりしま
すが お陰さまで毎回お客様はきちんと入ってくれます
(いつもありがとうございます!)
よし、あとは母校での講演会だけだな とか思うのです
が まあ これは恐らく無理でしょうね(笑)

僕自身 飲み屋さんというかロックバーでワイワイと酒
を飲みながら音楽を聞くのが好き、 ということもあり
ますが 音楽家にとってCDが作品であり ライヴ演奏が
その現場であるならば 音楽ライターにとっても それ
と同じようなことが言えるのではないでしょうか?
自慢ではありませんが 過去 日程の都合以外で依頼を
お断りしたことは 一度もありません こんな僕を呼ん
でくれるっていう驚きのほうが勝るものですから

というのも僕の場合 いわゆる職業的な音楽評論家では
なく 未だ一人の音楽ファンであるという気持ちが強く
人様が音楽評論家とか音楽ライターとか呼んでくれるの
は大変光栄なのですが 僕のなかでは「えっ?」という
違和感をどうしても覚えてしまうからなのです 

もともと僕は学校を卒業したあと 音楽業界とは縁もな
い会社に就職し ずっとサラリー生活を続けてきました
その間に何となく「原稿を書いてみないか?」とか「
本を出しましょう」とか言われてきたわけで そうした
意味では 昔から親交があった文屋章さんや藤川穀くん
と立ち位置が近いのかもしれません むろん文章を書い
て対価をもらっている以上 そのことを逃げにしたり
エクスキューズにすることは許されませんけれど

というわけで話しが脱線してしまいましたが 明日
トップ欄に書いてあるように 中目黒のバードソングで
久しぶりのDJです 先日電話でカナダのビールの日本
代理店に勤務されている川村さんという女性と打ち合わ
せをしたのですが なかなか感じのいい方でした
明日はそのカナダのビールのプレゼンも兼ねていて
僕自身 楽しみにしています

それでは明日 会場で!











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