東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2009/7/24

今夜はダグ サームのトークDJです  

ダグやサー ダグラス クインテットはもちろん、
ダグに影響を与えたブルースやカントリー
そしてテックスメックスも
聞いてみようという会が いよいよ本日です
一緒に週末の夜を楽しみましょう

西荻窪 shallows cafe 20時スタート
参加費 500円
(他にドリンク、フードのオーダーをお願いします)

http://shallows-cafe.hp.infoseek.co.jp/



2009/7/24

ハモンドB3とファットバック ドラムス〜古い暖簾に新しい風  

23日はファンキー ミーターズを渋谷AXで見た
4/2ミーターズというか オリジナルメンバー
はアート ネヴィルとジョージ ポーターJrの二人
を残すのみだが 新陳代謝がきちんと行われている
のであれば 聞く価値がある、、、そんな思いだけ
で会場に足を運んだ

いやあ 予想を遥かに超える圧巻のグルーヴだった!
私の思いは杞憂に過ぎなかった
バンド自体はポーターのベースが引っぱり 長老で
あるアートのキーボードに気を配りながら 若い世代
のギターとドラムスが思い切りフレッシュなビートを
叩き込んでいく そんなニュアンスで最後まで一気に
聞かせていく

元々無骨なファンク バンドだから いわゆる大衆性
はないし 誰もが口ずさめるような曲はスティーヴン
スティルスの理想が掲げられた「愛の讃歌」くらいし
かないのだが 曲の間を空けずに リフを各自が
提示していき 次のナンバーへとなだれ込んでいく
様が もうスリリングで!

骨組みだけだからこそ
剥き出しになるファンク熱!
こうした根源的ともいえるビートの連携に
反応出来る人こそ 真のアフロ〜アメリカン
の音楽ファンだろう
(中村とうようさん風に)

演目としても「シーシー ストラット」「ピープル
セイ」「アフリカ」「ファイヨー オン ザ バイヨ
ー」をはじめ ほとんどの代表曲を惜しみなく繰り広
げる ニューオーリンズの伝統に敬意を込めた「ティ
ピティーナ」に 歴史への連続線が伺える
セカンドラインの祝祭が溢れる「ヘイ ポッキー ウ
ェイ」に 人々の笑みがこぼれる

ごく個人的な関心ごととしても ハモンドB3オルガン
と ファットバックをがんがん叩き込んでいくドラムス
を聞けただけで とても満たされた素晴らしい夜だった



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