東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2009/9/29

Rockn Roll John  Rock N Roll

ビートルズは僕にとって洋楽〜ロックへの扉を開けて
くれたという意味でも とても重要な存在です
『アビーロード』(69年)を購入したのが 僕が中2
(72年)の時ですから もうかれこれ40年近く付き合
ってきたことになります いや別に長ければいいって
いうものでもありませんけれど

むろん完璧で素晴らしいグループだと今でも思ってい
ます とくに反骨精神の塊であり大いなる皮肉屋でも
あるジョン レノンは僕にとって時空を超えた心の師
だと言い切ることができます

ただビートルズに欠けているものを無理矢理探せば
それはやはりブルーズ フィーリングとヘヴィロック
でしょうか?
他のバンドをたくさん聞くようになり ビートルズを
客観的に見れるようになってから気が付いたことなの
ですが そういう点ではやや物足りない部分も感じて
しまいます


さて そんな弱点? を補うべくブルーズ フィール
やハードなロック感覚溢れる
ビートルズ ナンバーを選んでみました この
観点からの選曲が 今のところそのまま僕のフェヴァ
リットです(カヴァー曲も含みます 本気です)

1 Yer Blues
2 I Want You (She's So Heavy)
3 Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey
4 Rain
5 I Feel Fine
6 One After 909
7 Money
8 Dont Let Me Down
9 Dig A Pony
10 Hey Bulldog
11 Come Together
12 Bad Boy
13 I Am The Walrus
14 Twist And Shout
15 Revolution (Single Version)

以上です すべてジョンのリード ヴォーカル曲で
統一したのは 僕の最大級のリスペクトの結果と
思ってくだされば光栄です しかし女子受けしない
選曲だな(笑)こんな選曲をして告白でもしたら
まず間違いなくフラれること必至です (笑)
(ちなみに僕が一番嫌いなビートルズ作品は「イエスタ
ディ」です 一番好きなのは「ヤー ブルース」)

話題のリマスター版も大いに結構ですが
こんな選曲の編集盤を廉価盤扱いでリリースする
遊び心が欲しいですね 天下のアップル/EMI殿(笑)

上記の15曲をそのままLPの頭から尾っぽまでの流れ
で想像してみてください
きっとジョンは喜ぶと思うんだ
アルバム タイトルはもちろん
『Rock N Roll John 』





       

2009/9/29

9月28日〜Sumpin' Funky Going On  

渋谷のo-eastにて念願のドニー フリッツを見た

キシダクニオをゲストに迎えて「プリーズ ビー 
ウィズ ミー」「ステイツボロ ブルース」など
でザ デコイズが肩ならしをしたあと いよいよ
ドニーが登場

スタジオ アルバムよりざくざくと喰い込んでく
る太く粗めの音! おお、これこそアラバマ ス
ワンプの粋じゃ! ほのかな粘りと湿り気のあ
るリフで始まったのは トニー ジョーとドニー
の共作「サンピン ファンキー ゴーイング オン」
名手デヴィッド フッドのベースは歌伴の鑑ともいう
べきもので 「ベースは他の楽器に隠れるくらいで
ちょうどいいんだよ ”俺はこんなに上手いんだ!”
っていうタイプの演奏家は 僕は嫌いなんだ」(イ
アン”マック” 氏の談)を むろん実践している

全体の印象は巷で言われるところのカントリー ソウ
ル的なマイルドさよりは もっと横揺れでウネる重厚
な質感がある ライヴだから当然かもしれませんね
ミーターズの「ジャングル マン」やジェイムズ
”シュガーボーイ” クロフォードの「アイコ アイコ
」といったニューオーリンズR&Bまで飛び出すのは
意外な発見だった

「ブレックファースト イン ベッド」と「アディオス
アミーゴ」以外の代表曲はひと通り聞けたし 新作か
らの「アクロス ザ ポンチャトレイン」の情感は
まさに ”何も足さない、何も引かない”の境地だった
そこには声量がある人が必ずしも歌の真実を運び込んで
くるのではない といった主張がさりげなく込められて
たようにも思える そんな意味ではマリアッチ風の「
ヒューボス ランチェロス」や純朴なゴスペルとでも
いうべき「ジーザス ウォズ オール アイ ハッド」
も じっくりと染み渡った もちろんあの曲やあの曲
もやりましたよ(これから見る方のお楽しみ)

会場では実に多くの方々にお会いした
みんなやっぱり好きなんですね(笑)
終演後どうしても一杯飲みたくなって「国境の南」
http://www.kokkyo.net/
に寄ったら 同ライヴを見た松浦さんがいました(笑)
あと慶応大学の先生も(笑)
店主の羽田野さんにエディヒントンやイアン”マック”
マクレガンの映像を見せてもらいつつ ワイワイやり
ながら夜は更けていきました(翌日はバイトの休日な
ので ラッキーでした)


  俺のルックスは気に入らないのかも
  俺の流儀も気に食わないのかもな
  でも 俺にはこれしか出来ないんだ
  だから 少し付き合ってくれよ

  トニー ジョー「よう、フリッツ」
  ドニー「なんだよ?」
  トニー ジョー「お前はスイカを食って生き
  スイカを食って死ぬってわけだ」
  ドニー「その通りさ しかも笑顔でね、ハハハ」

  さあ ファンキーに行こうぜ!

(ドニー  フリッツ「サンピン ファンキー ゴー
イング オン」より)











2009/9/27

9月26日〜ホンクの行進  

東京ローカル ホンクのライヴを渋谷のBYGにて見る
僕にとっては8月8日の代々木マイバックペイジズ
以来 一ヶ月ちょっとぶりだ
同じテーブルを いつの間にか山本智志さんや
天辰保文さんが囲む

それにしてもホンクのライヴはいつも素晴らしい!
僕の日常と半歩近くであり 半歩先であり
そんなすべてでもあるかも
そんな漠然とした言葉しか思いつかないけれど

誰かに評価されているとか そうでないとかいう
ことではなく
まして彼らの音楽に答えとか結論を求めるわけで
もない

それでも彼らの音楽は
サンダルを履いたまま どっか遠くへと連れていっ
てくれる
あるいは近くの路地まで

ホンクを見るのはそろそろ二桁め?
いや そんな愚問は止めよう
初めての人も 何度めの人も
ホンクの演奏に接する時
いつの間にか 無防備になっているのだから

アンコールでの「サンダル鳴らし
の名人」「すんだこと」の 思わず息を呑むよ
うな美しさといったら!
オン クラーベ ビートに乗ったマイクなし
での強力な四声コーラスが  このバンドの
実力をさりげなく物語っていた


ちなみにグループ名に関して木下弦二さんは
こう説明している

「東京ローカルにはいち地方人としての自分
たちの、生活の街である東京という意味がこ
められています。そして”東京ローカル・ホン
ク”には自分たちの周りの人々のささやき、鳥
や虫の声、車の騒音なども含めた喧噪すべて
を包み込んで、郷土料理のような音楽に変え
ていこう、それも子供のような真剣さでーそ
んな私たちの意志がこめられているのです。」

(彼らのHPより抜粋させていただきました)


http://www.honk.jp/






2009/9/20

9月19日DJ@高円寺/洗濯船  

1lou reed / metal machine music #1 (obins theme)
2 the jimi hendrix experience/ crosstown traffic
3 them/ gloria
4 downliners sect/ litttle egypt
5 dan baird / i want you bad
6 tav falco/ brazil
7 diz and the doormen/ miss bonbilla brown
8 lew lewis/mr. bartender
9 john fogerty/ ill be there
10 the blueridge rangers / i aint never
11 ramones/listen to my heart
12 flamin groovies/ second cousin
13 wilko johnson/red hot rockin blues
14 john baldry/ im ready
15 zoot moneys big roll band/it should've been me
16 electric bluebirds/ back on the train
17 nick lowe/ half a boy and half a man
18 steple singers / oh la de la























2009/9/18

ディズ&ザ ドアメンの秘蔵音源がCD化!  

95年にスウェーデンのみで発売されたディズたちの
音源が 遂に英Aceより装いも新たにリリースされた!
とりあえず パブロック ファンはmustでしょう

一曲めがジョー ターナーというかピート ジョンソン
の「ロール エム ピート」ということからも解る通り
ブギウギ、ジャンプ、ニューオーリンズR&Bにピアノ
を 通して再訪問するようなディズのピュアな愛情に
感服!
リトル リチャード「アイ ガット イット」の選曲
は 何でもディズのフェヴァリットと本人がライナー
で語っている

しかも嬉しいことに あの伝説的なホンク テナーの
ビッグ ジェイ マクナリーが客演しているのだから
名盤『ブルーコート マン』での故リー アレンの演奏
をどうか思い起こされたし(ドアメンのメンバーは入れ
替わっているけど)

賛辞にアレクシス コーナーやイアン”スチュ”スチュ
ワート ジョン アン ケリーらの名前があることにも
ギャズ メイオールが新たなライナーを書き下ろしてい
ることにも 英国裏シーンの血脈というものを感じてな
りません 

このCDにはチャーリー ハート(スリムチャンスやジ
ユース オン ザ ルースなど)も関わっている

アルバム名はTonky Honk

















2009/9/17

原理主義から折衷主義へ〜ジョン ボルドリー  

70年代初頭ワーナー期のボルドリーは
むろんLP時代に持っていたが
CDのボーナス入りで最近やっと手にしたのが

◎ It Aint Easy ( 71年)
◎Everythings Stop For Tea (72年)

2枚ともに制作はロッドとエルトン
それぞれの人脈が演奏を担当するほか
クラウス ブアマンやマギー ベルの名前も
ああ、どこまでも裏の英国ロック(笑)

なかにはロッドがバンジョーを弾くトラックも
あり 『ファースト ステップ』所収の
ロニー レイン作「ストーン」を思い起こさせる!
そんな意味ではエルトン『タンブルウィッド〜』なり
フェイシズ『ファースト ステップ』なりと
同じ時代のアルバムとして聞き進めていくのが自然かも

両CDともにロングライダーズ〜コールポーターズ出身
で 今は英国在住の音楽評論家でもあるシド グリフィ
ンによるライナー付き

http://www.sidgriffin.com






2009/9/14

演奏をしない人   

評価されない時期が最も幸せだった
そんな皮肉めいた真実に触れるだけでも
やるせなくなってくる

奥田英朗の『ウランバーナの森』を読むと
ジョン レノンに関してそんな風に思わざるを得ない

ご存知のように75年から79年にかけての4年間とい
うもの  ジョンは一切の音楽活動を辞め 主夫として
献身的なまでに息子ショーンへの愛情を注いでいるの
だが そうした日々に焦点を当てた『ウランバーナ』
の着想は ロック音楽のいわゆる英雄伝説と正確に距離
を置こうとしている

むろん軽井沢での平穏な日々のなかにも 過去の罪に
毎晩の夢のなかで苦しめられるジョンの姿がリアルに描
かれ それこそがこの小説の読みどころであり事実関係
の確認もきちんと為されている とくに少年時代の家庭
環境の複雑さが いわゆる伝記的な書物などより説得力
をもって迫ってくるのは ジョンがうなされる夢のなか
での会話によるといったフィクショナルな設定の効果だ
ろうか 悪夢に魘される彼の姿は それほど僕らの日常
と隔たっているわけではない

そんな意味では 隠遁生活といっても戦いは彼のなかで
まだ続いていて そんな彼の葛藤とその克服が『ウラン
バーナ』の主題といっても構わないだろう とくに母親
と夢のなかで邂逅する場面はこの書の山場かもしれない
幼少時のトラウマ故の攻撃的な性格(つまりは典型的な
”いじめっ子”だった) 理論武装するのではなく直感
や思いつきで素晴らしい音楽を作っていく姿 それら
もジョンの実像に近いはずだ

歌い叫んでいた時期よりも
より多くの内実を得て また過去への贖罪を果たそうと
していた軽井沢での幸せな日々
1979年の夏

その後わずか一年と少しのあまりにも突然で残酷過ぎ
る光景を知っているだけに 胸に迫ってくるものは少
なくない





2009/9/9

家族の肖像 その2〜1979年のジョン レノン  

このまま日本で暮らすのも悪くないな、と
ジョンは思う。もう自分の人生には望めない
と思っていた自由な生活がここにはある。

目抜き通りを歩いていて誰も自分の存在に気
が付かないことを知ったときは、そうした
身軽さから二十年以上も遠ざかっていたこと
を思い出して、多少大袈裟な感慨が湧いたも
のだ。おそらく白人の顔などどれも同じに見
えるのだろう。いたずらで<working class
heroes>とプリントしたTシャツを着て街を
歩いたくらいだ。それでも声を掛けられるこ
とはなかった。1979年の軽井沢は、ジョンの
隠遁生活にはうってつけだった。

柱時計の音を聞きながら目を閉じていたら、
しばらくして自然に睡魔がやってきた。
あれだけ熟睡したのにまだ眠れるのかと、
なぜかジョンはうれしくなった。

(奥田英朗『ウランバーナの森』講談社
97年より引用)

あれから30年か 何だか溜め息が出てきます

2009/9/7

家族の肖像  

チャーリー ヘイデンは言わずと知れた著名な
ジャズ ベーシストだけれど
恥ずかしながら私は 本日初めて
彼の”Rambling Boy " (emarcy 08年)を聞いた

彼と彼の家族によるカントリーアルバムであり
エルヴィス コステロ ジェリー ダグラス
ヴィンス ギル ロザンヌ キャッシュといった
ゲストが花を添える

秀逸なのはやはりパット メセニーのギターだろうか
この人の織りなすパッセージには昔からどこか懐かしい
ような温もりに満ちていたけれども
共同制作にも関わったせいか ヘイデンの意図する
”家族の肖像” を どんな言葉よりも優しく描き出し
ていて ちょっと感動してしまった

何でもポストバップの担い手となるギタリストは
メセニー フリゼール スコフィールドだとか
こういう視界からの アーシーな音への取り組みも
また見逃せない

そういえばスコフィールドがニューオーリンズで
録音したゴスペル アルバム”piety street" (emarcy
09年)も 本日購入したのでした


http://www.charliehadenmusic.com/






2009/9/6

最初は彼らだった  Rock N Roll

「携帯音楽プレイヤーの聴取環境のことはまったく
考慮していない 若い世代には携帯プレイヤーでは
なく スピーカを通して得られるサウンドの魅力を
知ってほしい さらに言えば それを教育すべきだ
とさえ感じている」

アラン ローズ氏によるこの力強く 志が高い宣言
のもとに いよいよビートルズのリマスター盤CD
が9日に世界同時発売される 平静を保っていた私
も 熱心で誠実なビートルズの聞き手、路傍の石さん
http://blog.livedoor.jp/mickbanzai/の熱に当てられ
てか 何だかソワソワしてきました(笑)

とりあえず前夜祭として英パーロフォンのオリジナル
モノラルLPを『プリーズ プリーズ ミー』から順に
聞いているのだが この何ともラフでラウドな質感に
改めて感服しているところ  果たしてこの空気感が
今回のリマスター盤でどこまで蘇るかという興味もあ
るし 『ラバーソウル』以降のスタジオ技術の粋
を極めた作品群に関しては 初期アルバム以上に今回
が決定打になるという期待が大きい

個人的なことを言えば自分がy-tubeにそれほど関心が
向かないのも そんなチンケな音で解った気になりたく
ない 了解したくないという気持ちが やはり無意識
というか 直感として働いているからだと確信している
家人に借りてi-podで聞いた音楽も 言葉は悪いが 
まったく響いてこないものだった ことさらオーディオ
に頓着しない私だがmp3の痩せた音に馴れてしまった
世代が それを「標準」とするなら何ともやり切れない
思いに駆られてしまうのだ 抽象的な言い方になってし
まうが ロックなんて ベースがボンボン腹を直撃し 
ドラムスが脳天を駆け巡ってこそナンボのものじゃなか
っただろうか?

むろん自分自身のなかにも「今さら、ビートルズかよ」
といったネガティヴな感情がないとは言い切れないし
こうした新しい消費に対する後ろめたさもある
彼らが残した全213曲を空で歌えるからこそ 自分は
他の音楽に向かっていったのではないか? という
自問も まともな神経の持ち主だったら抱えているは
ずだ

それでも と私は思い直す
「最初は彼らだったのだ」と
ああ 「you cant do that」のジョンのシャウトが
ワンコードで突進するギターが あのカウベルの音
が 激しく聞こえてくる!

まるで靄に包まれたような 不確かな10代の日々
私はビートルズを聞くといつも
何者でもなかった中学時代の自分や
西日の当たる午後の教室の匂いを思い起こす







2009/9/4

素晴らしいジョン フォガティの新作  

辛い辛い肉体労働が昼にハケて CDショップを
チェックすると いきなり目に飛び込んできた
のが我が敬愛するジョン フォガティの新作だった

『ブルーリッジ レンジャーズ ライズ アゲン』と
付けられているように クリーデンス解散後の73年
にリリースされた『ブルーリッジ レンジャーズ』以来
のカントリー アルバムという触れ込みである

レヴォン ヘルム やダグ サーム同様に ブルース/
R&Bもブルーグラス/カントリーも体内に染み込んでる
人なので まったく違和感はないし 例によって肉感的
なフォガティのヴォーカルは 水を得た魚の如くフレッ
シュだ 

選曲はジョン プライン デラニー&ボニー リッキー
ネルソン バック オウエンズ、、、と続く
レイ プライスの「アイル ビー ゼア」は(これまた
私の愛する)ニック ロウも録音していたなあ なんて
思うと 音楽をめぐる温故知新って いいなあと素直な
気持ちになれる まさにジュークボックスの如し!

比較するわけではないが先日リリースされたエルヴィス
コステロのカントリー(正確にはブルーグラス)アルバ
ムが皮肉や嘲笑に溢れていたのに対し フォガティさん
は本家本元ならではの明るく開放感溢れる響きがあり
ストレイトカントリー〜ホンキー トンク〜ブルー
グラスとの美しい折衷主義(註1)も感じ取れる
いやあ 土曜の夜にこんな音楽を聞けたらさぞかし楽し
いでしょう 

一曲置かれた自作”Changing The Weather" は再演
となる ブルージーでスワンプ色の濃いナンバーだが 
他曲と自然に連なっていくところにも フォガティが
歩んで来た確かな道のりを そっと照らし出す

チャック ベリー(これまた私のアイドル)の「you
never can tell」(ロニー レインもカヴァー
していましたね)などのカントリー テイストがお好き
な方なら ぜひ!

明日も早いんで もう寝ます(笑)

http://www.johnfogerty.com/


註1:美しい折衷主義

フィドル マンドリン バンジョーなどアコースティ
ック楽器のみで演奏されるのがブルーグラスだが こ
の作品のように 現代ではリズム セクションや
エレクトリック ギターやスティール ギターなど
と組み合わせた電化アンサンブルを聞かせる場合
が多く 広範な意味でカントリー音楽と理解されている
なかにはアコースティック楽器の使用しか認めない
偏屈なファン(自称ピュアリスト)もいるらしいが
揶揄を込められる場合が むしろ多い


















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