東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2010/1/31

1月31日 晴れ  

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

2010/1/30

1月30日 晴れ  

今日は 今年初めての東京ローカル ホンクのライヴを
見に 所沢のmojoまで行きました
駅前に集合するのは 所沢ギャングスターズ(笑)

クリックすると元のサイズで表示します

実はぼくは 10代をこの町で過ごしたのですが
いつの間にか町は こんなおサレになっていた(笑)

クリックすると元のサイズで表示します

鈴木慶一の目に止まったというCeroは音響的な
アプローチが すごく新鮮でした
音色の粒立ちがきれい!
続く福岡英朗は 自身のレスポールと向き合いながら
率直な歌をきっちりと 正直に
こういう人 好きになるかも

そして いよいよ東京ローカル ホンクの登場です
本番前の彼らを紹介しましょう

クリックすると元のサイズで表示します


ホンクの屋台骨をがっしりと支えるリズム コンビが
左の新井健太(b、vo) と田中邦雄(ds,vo) の二人
何やら照れていますが このリズム セクションこそが
きちんと”歌”を運び込み 聞き手へとしっかり届ける
”解っている” 演奏家なのです 

さて そんな彼ら四人が揃いました
とても愉快な四人 バンドという共同体の楽しさ
そんなことを ぼくは ときどき思ったりします

本番前の この余裕!
ぼく:「今日のオープニング曲は何かな?」
ホンクメン:「さあ、どうでしょう(笑)」                                        
(写真をクリックしていただければ 四人が)
クリックすると元のサイズで表示します


左から 木下弦二(vo, g) 井上文貴(g,vo)
新井健太(b,vo) 田中邦雄(ds,vo) 
もう長い歳月 彼らの信頼関係は続いています
「ローマは一日して成らず」^0^

バンドっていいなあ 一緒に音を出すって素敵だなあ
本日の一曲目はツアーソングとでもいうべき
「車のうた」でした
次が確か「ハイウェイ ソング」
(正確なセット リストは以下の通りです)
http://d.hatena.ne.jp/QRR/20100130

4曲目くらいが 「いつもいっしょ」でした
「もしも明日すべてが消えるとしても お前は今日の
花たちに水をやるのだよ」
「草のなかに 僕はいるよ 雲のなかに 僕はいるよ」
(「いつもいっしょ」より)

一見 何の変哲もない歌詞ですが
彼らはそれを”動詞” へと導き 
そっと運び込んでいきます

そんな営為 そんな心映え
ぼくがホンクを好きになった理由のひとつかも
今日はデルフォニックス「ララは愛の言葉」を
引用するという茶目っ気も^0^

拍手が鳴り止みません 最後のアンコールは
楽しく切ない「サンダル鳴らしの名人」でした
ハンド クラッピングとオフ マイクでの歌
つまりアカペラでの歌とコーラスが
会場をずっと ずっと満たしていく
彼らの実力を垣間みる瞬間です


クリックすると元のサイズで表示します


また お会いしましょう

クリックすると元のサイズで表示します


こんな丁寧なパンフも 味わいがあるね

クリックすると元のサイズで表示します


最後にこんなこと 書いちゃったりして

クリックすると元のサイズで表示します

2010/1/30

ライ麦畑の捕手になって  文学

JDサリンジャー氏が27日、ニューハンプシャー州
コーニッシュの自宅で亡くなった 91歳だった

代表作はむろん『ライ麦畑でつかまえて』(catcher
in the rye)
このlogを読まれている方なら 十代の頃
野崎孝の翻訳で親しまれたかもしれない

毎日新聞29日の夕刊には 作家の角田光代さんが
こんな感想を寄せている

「当時自分にピッタリくる言葉が見つけられなかった
が、こんな近しい言葉で語ってくれる小説の主人公が
いるのだと知り、うれしかった。身近な素材でも文学
に成り得ると考えた最初だった」

隠遁生活が長かったせいもあり伝説の作家とも呼ばれ
たが その遺伝子は 後続する者たちへと受け継がれ
ている それは 現代という荒野の淵に立ち それで
も捕手にならんとする すべての者たちの聖域なので
ある

クリックすると元のサイズで表示します

フォークシンガー、サミー ウォーカー76年のワー
ナー盤 このアルバムにはその名もcatcher in the rye
というサミーの自作曲が収録されている これもまた
音楽と文学との幸福な関係を物語る一例だろう

クリックすると元のサイズで表示します

2010/1/29

1月29日 晴れ  

クリックすると元のサイズで表示します

『ディス イズ イット』にも『アダパー』にも
まったく興味はありません
たとえ無料でも 観に行こうとは思いません

グラミー  アワード やホール オブ フェイムにも
まったく関心が向きません
どれだけ売れたかとか 話題になってるからとか
そういう類いの話には 馴染めません
何故なら それは音楽の周辺に関する事柄であり
思惑であり また結果に過ぎないからです

そこに本質は何もありません
音楽を そういう言葉で貶めないでください

クリックすると元のサイズで表示します

そしてウィンウッドは 今日もまた
自分の語法で音楽を紡ぎ出しています

クリックすると元のサイズで表示します


other shore


2010/1/28

1月28日 (夜の部)  

同業の音楽ライター、小松崎健郎さんと久しぶりに
お会いし 新年の飲み会を江古田にて

ビール2、日本酒(冷やと燗)4くらい行ったかな
とりあえず 互いの近況を報告し合い
その後の音楽話はジョージ ハリソンからヘンリー 
マックロウまで ジーン クラークからウィルコ 
ジョンソンまで そして懐かしいレコード屋さん
を巡る思い出も

仕事絡み云々ではなく こうしてこまっちゃんと馬鹿話
をして 杯を交わせられることが 嬉しく愛おしい

また お会いしましょう

写真は ほろ酔い加減の小松崎さん ^0^
(むろん撮影はご本人の許可済みです)

クリックすると元のサイズで表示します

2010/1/28

1月28日 くもりと晴れと風  文学

伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』を読了
伊坂作品はけっこう読んできたが 00年に
発表されたこのデビュー作はまだだった

地方都市でシステムエンジニアの仕事を勤める
主人公が ある日突然未開の島へと連れ出され
そこで様々な人々との出会い 事件に遭遇する
とりわけ優午と呼ばれるカカシの存在が神話的
であり 物語を支える幹となっている

伊坂らしいユーモア エスプリはむろんのこと
訓話的な要素から文明批評までを盛り込んだこ
の作品は 享楽的な生活をする私たちの足下を
を揺さぶり さらに遠くまでを見渡すかのよう


直接関係はないのだが ある島で繰り広げられ
る群像劇という意味で ぼくはニール ヤング
の『グリーンデイル』に通じる部分も感じた

全456項の長編  今年の三冊目でした

クリックすると元のサイズで表示します


98年にリリースされたヴァン モリソンの
CD2枚に及ぶ未発表音源集『the philosopher's stone』
採用されなかったのが不思議なレベルの楽曲の一方で
適度にくだけたセッションもあり
どのトラックからも彼の才能と気まぐれが強烈に伝わってくる
vol.2の発表はまだか?

クリックすると元のサイズで表示します

2010/1/27

1月27日 晴れ  

ノラがいいなあと初めて思ったのは
リトル ウィリーズ名義の06年作
大事なのはプロダクトではなく演奏そのものだ
そんなことが きちんと伝わってきたから
リー アレキサンダー作「ロール オン」も
いい曲です

クリックすると元のサイズで表示します


デイヴ アルヴィンの06年作west of the westも
お気に入りの一枚
カリフォルニアのソングライターたちの曲ばかりを
集めて 彼は新しい息吹を吹き込んでいます
ジョン スチュワート「カリフォルニア ブラッド
ラインズ」に始まり ブライアン ウィルソンの
「サーファー ガール」で終わるという流れも
見事なもの
そんなわけでジョンのアルバムも引っ張ってきました

クリックすると元のサイズで表示します

少しだけ 陽が伸びてきました (夕方5時頃)

クリックすると元のサイズで表示します

2010/1/27

フジワラさん、どうも!  

灯台元暗し あのフジワラさんですね(笑)
半年まえにお茶したばかりにもかかわらず
すいませんでした^0^
(脳みそが溶けてるワタシ?)

ノートンの2in 1 CDとはコレかもしれませんね
私も好きなアルバムです
彼も昨年亡くなってしまいましたね
レコ棚から引っ張り出してきました
ボズのアトランティック盤の隣にありました

また近いうちお会いしましょう

クリックすると元のサイズで表示します

2010/1/26

蘇ったメタル ボックス  

PILが79年に放ったセカンド『メタル ボックス』が
ようやく昨年末にリマスター化された

クリックすると元のサイズで表示します


うねうねと徘徊するベースとドラムスに乗って
金属的でエッジが鋭いギターが切り込んでくる
そして浮遊するジョン ライドンのヴォーカル
けっして調和には辿り着かないアンサンブルなのだが
その音のカオスに身を委ねることが出来るか否か
それがすべてのような気がする

狂暴なノイズ エクスペリエンスというより
ぼくには 暗示的な朗読詩のように聴こえる

いずれにしてもロックの可能性を押し広げたという
意味でも クラッシュ『サンディニスタ!』(80年)
と並ぶものだし 個人的にはLKJなどのダブ ポエット
へと興味を繋げてくれた作品だ

けっして頻繁に聞く種類の音楽ではないし
ここに描き出されるノー フィーチャーの肖像が
いまの自分と同期するわけでもない

それでもこの音の彼方に広がる荒れ果てた光景は
かつての青年期の自分の姿でもあろう
そんな意味では およそ30年ぶりにこの音を聞けた
喜びを噛み締めている

ニール ヤングの『アーク』に共鳴出来る人ならば
ぜひ
廃墟のなかから立ち上がってくる炎のような
優れた音楽だと 今でも思っている











2010/1/26

voice from far country  

古くからの友人より
さっき お便りをいただきました
おめでとうございます!

クリックすると元のサイズで表示します


誰もが 幸せになっていいんだよ
誰もが 幸せになる権利があるんだよ

one for the road  

クリックすると元のサイズで表示します

春 遠からず

クリックすると元のサイズで表示します

肯定的な何かのために


2010/1/26

1月26日 快晴  

熊本名物のばんぺいゆ(晩白柚)です
正月にいただいたものですが
寝かして辺りに香りが染み込んでくる頃が
食べごろとか

クリックすると元のサイズで表示します

それにしても立派な大きさです
51年生きてきましたが ぼくはまだ食べたことが
ありませんでした

クリックすると元のサイズで表示します

そろそろ食べたいような
ゆず湯のように 皮を日干しにして風呂に入れるのも
楽しみです^ー^

クリックすると元のサイズで表示します


こんなアルバムも思い起こしました
『ベック オラ』(1969年)
絵はレーン マグリットによるもの
若き日のベックとロッドのせめぎ合いが最高にスリリングです!
ニッキー ホプキンスの「girl from mill valley」は
彼のベスト プレイのひとつかも  
美しい

クリックすると元のサイズで表示します

今日はアルバイトの定休日なので
何だか嬉しいです

2010/1/25

文字を追う  文学

小川洋子は 私がもっとも好きな小説家の一人です

自選アンソロジーとなる「はじめての文学」シリーズ
で 小川さんは あとがきにこう記しています

 あの頃本を読むことは 学校や家族やそんな
 ちっぽけな場所から脱出し 世界の果てを旅
 して 自分の小さな足跡を残すことだった

 今でも町で本を手にしている人を見掛けると
 土曜日の午後の 走っている自分を思い出す
 ある人は にぎやかなカフェの片隅に一人
 腰掛け ただひたすらにページをめくってい
 る 彼のまわりだけが 圧倒的な静けさに満
 たされ 何ものもそれを侵せない
 彼は今 そこにいない遠くの誰かと秘密の
 会話をしている

なお これは編集者が取材記事で纏めたものですが
うまく小川洋子の人となりを言い当てています

http://diamond.jp/series/amadeus/10097/

 クリックすると元のサイズで表示します

2010/1/25

私の温故知新アルバム その1  Rock N Roll

ニッティ グリッティ ダート バンドの
『アンクル チャーリーと彼の愛犬テディ』
1970年に発売されました

クリックすると元のサイズで表示します

思えばクリーデンスとともに彼らがアメリカ音楽の
佳き案内人となってくれました
選曲もジェリー ジェフ ウォーカー バディ ホリー
ケニー ロギンス ランディ ニューマン
マイク ネスミス(モンキーズ)らに目を向けながら
幾つかの伝承曲と混ざり合っていて
まるで五目飯のような楽しさです^0^
挟まれるインストゥルメンタル チューンも効果的!

アルバムを開いてみましょう

クリックすると元のサイズで表示します


実際にLPを購入したのは20歳頃のことですが
彼らの音楽はラジオからも 頻繁に流れていて
中学の時から親しんでいました
確か当時 来日公演もしたんじゃないかな

裏ジャケとインナースリーヴも見てみましょう
茶色でトータライズされたADも美しい

クリックすると元のサイズで表示します


ジミー ファッデンが吹くハーモニカも好き
「スワニー河」なんかも演奏しています

ジャケットに写っているのが チャーリー伯父さん
犬のテディと会話をして 心を通わせています
何を話しているのかな?

こんなおじいさんになりたい 
そんな風に 漠然と思っていました
今もそうかもしれません

クリックすると元のサイズで表示します

2010/1/25

1月25日  

昨日の中村まりライヴの余韻が残っています
it's a brand new day, it's a brand new way

日々はつねに生まれ変わり
歌がないところに 歌は宿っていきます

今日お昼頃の木々と空です 家の近くで撮りました

クリックすると元のサイズで表示します

2010/1/24

1月24日  

今日は一ヶ月ぶりに 中村まりのライヴに足を
運びました

吉祥寺かあ ぼくにとっても思い出深い街です

クリックすると元のサイズで表示します

さあ 始まり始まり

クリックすると元のサイズで表示します

写真をクリックして頂くと
読みやすいかもしれません


クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します


まりさん愛用のギターも いい音色 いい心映え

クリックすると元のサイズで表示します

ハーモニカも吹いてくれました

クリックすると元のサイズで表示します


その人が その人となりが すくっと立ち上がってくるような

クリックすると元のサイズで表示します


また会いましょう

クリックすると元のサイズで表示します


いつもの街で

クリックすると元のサイズで表示します





teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ