東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2010/8/5

so long, jerry garcia  Rock N Roll

夏が来ると いつもガルシアの命日を思い起こす

グレイトフル デッドは言うまでもなく
ぼくにとって最高峰に位置するロック バンドのひとつだ

どうしてこんなにも自由な演奏が出来るのだろう?
どうしてこんなにも時間軸を飛び越えていけるのか?

彼らのそんな鷹揚さが ぼくはとても好きだった

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 さあ ワインを分け合おう 
 女の人もついておいで
 自分を分けることは出来なくとも
 ぼくたちに出来ることは 分け合おう

 旅を続けよう
 さあ あとワン マイルさ
 きみは のんびりと歩くんだね
 でも転がり続けよう
 ぼくの懐かしい友よ

 (ジャック ストロウ/ハンター/ウェア作)

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米シャナチーが95年に纏めた『ルーツ オブ デッド』は
さながらアメリカ音楽の大いなる源泉といったところ
ヘンリー トーマスからチャック ベリーに至る道筋に
デッドという大河が流れている

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とかくギタリストはテンションや決め技に流れがちだが
ガルシアの場合 いつも雲のようにフワフワと彷徨いつつ 
ゆるやかな時間を醸し出していった

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2010/8/5

8月5日〜ロニー・ドネガンのこと  

熱中症に細心の注意を払いながら 今日もウォーキングを
しました 本日は13,704歩でした
途中でさぼってこんなことも

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中野・哲学堂近くのパスタ店で

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少しだけです(笑)

それで 今回のお題はというと 英国で50年代にスキッフル
ブームを巻き起こした張本人、ロニー ドネガンです
彼が78年に発売した2枚のアルバムがボーナス トラック付
きでCD化されたという連絡を さる音楽雑誌のS氏からいた
だき その紹介原稿を書いてくださいとの話になったのです

その関係でLP棚から久しぶりに取り出してきたのが その78
年盤の最初の一枚です

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ドネガンと彼を囲む英国の仲間たちといった風情の本作は
ギタリストも アルバート リー、ロリー ギャラガー、
ロン ウッド、ブライアン メイなどを適材適所に配しながら
各自が個性を競い合っています

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ゲイトフォールドを開くと錚々たるメンバーが連なっています
リズム隊には リンゴ スター、ジム ケルトナー、クラウス
フォアマンの名前があり ピアノではエルトン ジョンやズー
ト マネーが いい演奏をしているのです

晩年のドネガンのことも気になったので 以下の盤も引っぱり
出してきました

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98年の11月にベルファストで行われたライヴ演奏は ドネガ
ンにヴァン モリソン、そして英国ジャズの父とでもいうべき
クリス バーバーとのセッションです

ちなみにヴァン モリソンは本作のライナーノーツで
「私が幼少時代に興味を持ったのは 父親がいつも聞いている
ような音楽だった レッドベリー、ソニー テリー&ブラウ
ニー マギーのようなね」と語っていますが そんな時代へと
連れ戻していくようなアルバムかもしれません

そう、まるで英国ロックの成り立ちまでに溯っていくような





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