東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2007/5/23

5月22日  

会社時代の先輩Sさんに電話をして
近況報告などをさせて頂く
ちょっと抽象的な言い方になってしまうけれど
この方は
僕が売られそうになったとき庇ってくれた殆どただ一人の
方であり 
そういえばアウトロー的というか 群れを好まないところも
僕と似ていた

会社を辞めてから僕が決めていたことは
「とりあえずゆっくりしています」とか
「とりあえず旅行に行っています」とか
そういう状況だけは作るまい、ということだった
そういった方向に一度流れてしまうとズルズルと行きそうで
怖かったのだ

「とりあえずゆっくりして」とは人が言ってくれる
言葉であって 自分の方便にするのは
僕は絶対に嫌だったのである
旅行ならまだ先でいいとも思った

実際 辞めた2日後から毎日働いているし
早起き(過ぎるって?)の習慣も守っている
何らかの組織に属していないと社会人ではない、などと
思い込んでいる人たちには絶対理解出来ないだろうが
社会に参加するという本来の意味は
年寄りに席を譲るとか 道を開けるとか
車内で暴君や犯罪者がいたら告発するといった勇気のことなのだ


夜は池袋のポルカドッツにて ビール&黒糖焼酎を
音楽ライターの先輩 長谷川博一さんと初顔合わせさせて頂き
いろいろアドヴァイスを頂いたり 雑談をしたり
すごぶる丁寧で紳士的な方だ

今日の捕獲はニートビーツの「マーキュリアル」LPに
アンドレ ウィリアムスの「ダディ ローリングストーン」のシングルの2枚
ゲットヒップにノートン レーベル
というわけで 相変わらずガレージ ロックにハマっているobinで
ございます







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