東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2007/11/22

ストレンジデイズ誌100号おめでとうございます!  

音楽雑誌「ストレンジデイズ」が今号で
100冊のアニヴァーサリーを迎えた
まずは  岩本さん&スタッフの皆様 おめでとうございます!
先日川崎チッタで行われた記念イベントには僕は行くことが
出来なかったけれど いやはや感無量です

僕がライターとして関わらせていただいたのが
確か00年頃のことで この前後から同誌が
従来のインディから雑誌コードを取得した一般誌への
道を示し始めたのだと思う

思えばプログレの雑誌としてスタートしたストレンジが
アメリカの音楽やルーツ ロックへテコ入れし始め
”いい音楽なら何でも” というスタンスを取り始めたのが
まさにこの頃であり
僕の登場と相成ったわけ

インタヴューも(ほとんどは国際電話だけど)やらせていただきました
ジミー ウェブ リンダ ロンシュタト デヴィッド リンドリー
ロバート ラム トム ジョンストン ロジャー マッギン
エイモス ギャレット ジョン セバスチャン  サム ムーア
ダン ヒックス 佐野元春  バーニー レイドン
レオン ラッセルetc.....

僕らしく? ちょっと突っ込んだ政治的なことを尋ねた時もあったけれど
彼らは きちんと自分の見解を述べてくれた

ともあれ 新興の雑誌がここまで辿り着くまでには
並大抵ではない苦労があったはず
資金のやり繰りにせよ
晴れて? 自営業になった我が身を思うと
余計 身に染みたり、、、

と 最後は自分のビンボウ話になってしまいました(笑)


















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