東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2008/8/10

8月10日  

もともと朝日新聞(左派)とは食い合わせが悪い文藝春秋(右派)だが
楊逸(ヤンイー)の芥川賞受賞作の掲載や
同誌の論客である櫻井よしこ(当然右派)が参加した論争もあって
久しぶりに購入した(奇しくも中国ネタ満載〜笑)

チベット問題にしても鋭く語られているが
いわゆる自治区で漢民族主導の近代化を
享受するチべット人勢もいて 複雑だ

だから私も いわゆる先進国の”免罪”として
チベット問題を運動化する図式にも馴染めない
(むろん中国当局の暴挙は無視出来ないが)
それはどこか欧米に於ける捕鯨反対運動のエゴに
も似ている
(ジャクソン ブラウンやデヴィッド
クロスビーの音楽は素晴らしいが 彼らの反捕鯨運動は
海洋学的にも 認識(*)が明らかに間違っている)

*鯨一頭自身が食べる他の魚の量が膨大であり 海の生命体系的にも
漁業としても 深刻な影響を及ぼしているという認識の欠如















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