東京ローカル・ホンクの木下弦二さんから初めて電話をもらったのは もう二年ほどまえの夏だったろうか その時にどういう会話をしたのかは忘れてしまったが 僕たちのバンドを知って欲しい 聞いてみて欲しいという彼の気持ちだけはまっすぐに伝わってきた これも何かの縁(えにし)かと思いその後の僕は彼らのライヴに幾度となく足を運び またこれからも もっとライヴに行ってみようという思いは募るばかりだ 東京ローカル・ホンクの良さをどう表現すればいいのかはよく解らないのだが 今日もまた僕と同じように東京の空を眺め 同じような街並を歩き 戸惑いながらも呼吸をしていることは間違いなかった そんな風に自分の側にいるという親しみを持てるバンドに出会ったことに奇跡にも近いような感慨を抱いた まるで広告代理店が書いたような気取った歌詞や 見せかけのポーズや虚勢 あるいは英雄的な態度に終始しがちな日本の音楽シーンのなかで 彼らはいつもの商店街を行き交う人々を観察し 各駅停車の窓から流れる雲を追いかけたりしていた 彼らの織りなすサウンドスケープもまた大向こうを張るのではなく 微妙な感情や陰影そして日向の匂いをデリケートに運び込んできた ときには伊豆半島まで遠出したり草の燃える匂いを嗅ぎながら 結論を急がない心のありようみたいなものは形になりにくい でも僕は東京ローカル・ホンクの答えとか結論を求めない音楽のあり方に惹かれ続けている そうまるで池に投げられた小石のように (小尾隆 2009年6月23日:記)

2009/11/22

11月21日  Rock N Roll

新宿のclub doctorで
ワタナベマモルpresents:{Milk &Alchool}のイベント
を楽しむ

めんたい〜ビート系の5バンドの演奏と
間に挟まれたDJによる音楽は クラブ名から想像出来
きる通り 質実剛健でぶきっちょなロックンロール
ばかりだが この種の音楽がすっかり日本にも定着し
たことに 自分としてはある種の感慨も抱いた

ゴリゴリのビートロックが並ぶなか
お目当てのコーガンズは自らのロッキン ソウルを
じっくりと展開し 大人の表情を見せる
ミディアム テンポに於ける裏カッティングの妙や
しなやかに弾むヴォーカルなどが光っていた

いわばギターロック文脈でのソウル追求であり
もっと長く聞けたらと思わせる充実ぶり
清々しい思いで帰路に着くことが出来た

自分は年内にあと5、6本ライヴに行く予定
どれも日本の人たちだけです




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