2021/2/14

このままでいいのです。  


駅前にコンビニとJAバンクのATMしかなかった都下西部の田舎駅の改札に、ついに某銀行のATMが。
銀行の店舗廃止も進む理由もあるのだろう。
このところ、何もないこの駅に新築マンションが立ち始め明らかに人口増。
町の南側の丘陵地は少しずつ少しずつ切り崩され、マンションと戸建て建設が進む。
自然は残して!
この駅には何もない。
各駅停車しか停まらない駅だし、飲食店をはじめ基本ほとんど何もない。
観光地は一か所あるが、すさまじい傾斜度の坂道を上がるその場所は、何度も訪れる場所でもないかもしれない。
それでも、私はこの町が大好き。
理由は、何もないけれど必要なものがあるから。
改札を出たら、太陽が沈む様子を見ることができる。
空が広い。
風が通りゆく。
元々農地だった一帯には、今も町中に用水路が残る。
だからこその水の音。
鳥の声。
私と同じくこの地に長く住んでいる人たちは、たぶん何か作ってくれ、大きくしてくれなど望んでいない。
経済発展を考えると、人口増は必須だろう。
新しい建物、施設。そんなものも必要かもしれない。
しかし、それだけが人間の幸せではない。
自然、風景。新しくする必要などない。
現に海外では何百年も護られてきた景観、環境があるではないか。
彼らが不幸せのはずなどたぶんない。
1、2年のつもりで住み始めた住まいも気づけば14年。老朽化も否めない。
でも、移れない。移りたくない。
少なくとも都下のこの町は何もないけれど、自分にとって必要なものが何でもある。
それでよいのだ。そこそこでよいのだ。
これも民意。
政治や経済は民意の反映あってこそ。
ささやかな民意。そこをわかってね。




トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ