2022/6/11 | 投稿者: Maysico


コロナ禍が始まって以来、2年半。
『紹介』、『生徒さんの家族が加わる』
これら縁故以外で初めて教室に問い合わせがあり、入会してくださった。
26年の教室の歴史の中、この2年半はほんとうに苦しかった。
ただ正確に言うと、じり貧だった教室の最後の一撃(ちょっと長すぎたけど)だったに過ぎない。
自分の力不足。ただそれだけ。
コロナ禍とはいえ教室を閉めることは一度もなく、コロナ陽性者が100人だろうが、2万人だろうが、「それが何か?(もちろん最高に留意した上で)」通ってくださった皆さん、公私ともにひとかたならぬお世話になった皆さんにどれだけ力をいただいたことか。

そもそも私の教室に新規入会者がやってくることは、盆暮れ正月的、たま〜にあること。したがって教室を支えてくれているのは、信じられないほど長く在籍してくれる皆さんのおかげあってこそ。何度書いても感謝の念に堪えない。

たったひとり。さいしょのひとり。
まったく知らない方が、自分の仕事を見つけてくれることのうれしさ。
それは、曲を知ってもらうこと、買ってくれること。
ライブに足を運んでくれること、教材を買ってくれること。
あまりにも小さなことで笑われそうだが、どこにも所属せず、個人でものづくりをしている人間にとってはこの上ない喜び。
今日も精いっぱいがんばろう。


2022/6/5 | 投稿者: Maysico


次の具体的な決定がまだできないが、もしダメでもそれならその次を考えればいいし、作ることに変わりはない。
インストミュージカルのこと。
これまで協力してくださったメンバーも、それぞれの活動や事情もあって、厚意に甘えることはできない。
自分はもしかしたら”何でもできる”というイメージもあるかもしれないが、そんなことはない。
不器用で何をやるのも成長が遅く、要領も悪い。センスもたいしてない。

”次回”の上演準備をひとりでやっている。

映像。
あまりにも素晴らしいアニメーションを作ってもらったのに、その形態とは違うかたちにチャレンジすることにした。
ウタのないインストミュージカルというかたちにおいて、より音楽を楽しんで聴いてもらえるにはどうしたらいいか?の思いのもと。

インストミュージカルでは、主にセリフとメロディが同期しているため、セリフ字幕が必須。
一般的に字幕は字幕であるが、セリフなのだから、例えば”おとうさま、ありがとう”と表記しても案外説得力がないことをやってみて実感した。
”おとうさま” ”ありがとう”
例えばこの2文節を、メロディの時間軸にあわせてポップアップ形式で表記したほうがいいと気づいた。

登場人物の姿かたちがない映像は、どう表現したらいいのか?
これも悩んだし、結果大コケするのかもしれない。
が、決めたのは、映像は音楽の一部としての表現、みたいなかたち。
自分は音楽屋だから、音楽を聴いてもらえないことには意味がないし、第一哀しい。
ついでにどんなかたちであっても、そこがダメなら自分の音楽はその程度ということを、あらためて受け止めればいい。
そしてまた懲りずに(笑)続ければよい。

コロナ禍で、動画配信や映像といったものが、音楽にはいやあらゆる世界で欠かせない部分となったように思う。
そして、ずいぶん助けられてもきた。
これからもそのことは多かれ少なかれ続いていくだろう。
映像技術が進もうと、どんなに優れた動画を作ることができるようになったとしても、撮られる側の中身がすべてであって。
もしかしたら、動画というもののテクに無意識に依存しているかも。
自分の本懐は何か。忘れないように努力しなければいけない、の日々。


2022/5/30 | 投稿者: Maysico


亡き父は、邦楽をはじめ日本の伝統文化が大好きだった。
もともとおしゃべりでもなく、性格は控えめ(似ていない(笑))
話し相手になる家族もいなかった。
一軒家で同居していた頃、日付を過ぎた時刻でも、TVの音が聞こえてきた。
覗くと、ひとり夜遅くまで自室のTVで、歌舞伎や文楽の放送を観ていた。
亡くなってから、邦楽の専門書や、ラジオ放送をダビングした膨大な量のカセットテープが見つかって驚いた。

先日、会ったことがない早逝した祖父のことを書いたが、ましてや父。
やはりDNAは否めない。
ただし、私が好きなのは文楽。
日曜日の夜はEテレで、時折公演を観ることもできる。

文楽。人形を遣い、人形に芝居をさせる。(人形が芝居をする。)
一体の人形を3人で操る。三位一体の言葉はここからであることは有名な話。
歌舞伎なら役者が台詞をしゃべるが、人形は言葉を発することはできない。
だから、語り部(太夫)がいる。
太夫は、ひとりでいくつもの役柄をその声音と調子で語り分ける。
ミュージシャン(笑)は、三味線弾きひとり。
太夫のカウンターや盛り上げ役、ときにソロ。大活躍!!

実施はインテンポではなく、間合いの世界。
テンポキープみたいな勘所もあるのだろうが、きっとその日の人形遣いのメンバー、調子、会場、その他諸処によって違ったりするのかもしれない。

人形遣いは、主遣い(おもづかい)、左遣い(ひだりづかい)、足遣い(あしづかい)で、主遣いはいわば花形。昔は三人とも黒衣だったそうだが、客が主遣いの顔を見たがったことから、現在は顔を出している。
主遣いは、人形と同じ表情をする。怒りも悲しみも喜びも。しかしそれはあくまで従の世界。まるで遣い手が人形に乗り移っているようだ。
盲目の役柄の遣い手は自らの視線も同じ。
ということを今更目の当たりにして感動...

言葉は当然古い。
ましてや節をつけて謡うのだから、字幕が出ていてさえもその言葉を瞬時に掬い取れないときもある哀しさ。

主遣いのスターたちは、既に70代、80代。
着物、裃、袴をつけ、語りにあわせ舞台を軽やかに動きまわる。
袴は、動くとセクシーの極み。
昨夜は、大ファンの三世桐竹勘十郎の義経千本桜。
勘十郎さんのオーラはすごい。鬼気迫る遣いっぷり。
途中の早変わりで桜色の着物に抜くところなど、きゃー!だったり。
どれだけの重労働だろう。勘十郎さんとて70歳!
サラリーマンの世界が60歳が定年とは、もはやどうかしている。

それにしても、なんと贅沢なエンタメだろう。
人形の代わりに語る人、遣う人たち
舞台装置だってシンプルだが、早変わりもある。
世界中に人形劇というものは数あれど、なぜここまでの洗練されたかたちに成熟してきたのか。美しく、情熱的で、プリミティブで魅力的。

それにしても、この古い言葉を解する次の世代は続くのだろうか。
思えば、ストーリーというものの根幹は、古今東西あまり変わらなかったりする。が、観る機会も、興味を持つ機会もほとんどなく、どんどん変化していく日本語の世界で、こういった芸術をどう継承していったらいいのだろう。

昨夜、2時間半をただ文楽を見ることに集中したら、何だか様々なことが身体に吸い付いてきた。
説明はできない。文楽だけをどうこうは言わない。
世界観や物の道理、芸に捧げる人の生き様、作られた創造物、、
観てみてほしい。
自分の制作のパワーとなったことは間違いない。


2022/5/19 | 投稿者: Maysico


誰もやっていないことを作った昨年。
その後、あまり上演することができなかったが、実現すれば今夏、場所としては十二分すぎる場所でやらせていただけそうだ。
2作目を作っている間、1作目からしばし離れていたが、そんなわけで再び準備を始めた。
自分は音楽屋なので、そこに注力すべきだが、作ってしまったかたちには、そもそも専門外の要素もたぶんにあるから、準備も膨大。
でも、やりますと言ってくれた楽隊屋の皆さんのためにも頑張るのデス。

曲を書きあげたときは、きゃーわたし天才!(笑)なんて大喜びしたのだが、こうやって時間をおいて振り返ってみると、、、悪くない(笑)
が、反省点は山積み。

何よりの問題は、ドラマーが生贄(いけにえ)状態になることを少しでも解消してあげなければいけないこと。
高いギャラでももらわないとやっていられないだろうし、それよりも音楽的に楽しくない。クリックを聴きながらひたすらきっちり叩き続けなくてはいけない。
自由度も少ない。まあ自由度においては他の楽器もそうだけど。

インストミュージックの楽しさは、インタープレイだったり、フェイクだったり、ソロだったり。そういう部分なのだから、その基本を大事にしなくてはいけない。

もっとランニングタイムを短くすること。
ストーリーに曲をつけているのだから、要所を端折るわけにはいかないが、もっと簡潔に表現できないか、とか。

いかにメロディラインを楽器でうたうか。それぞれの配役のことばとできるかとか。

過去数回の上演では、良いことも言われたが、当然厳しい意見もたくさんいただいた。
場面転換のもたつきなどもある。
あまりにも映像が素晴らしすぎて、音楽が二の次になったかもしれない。
さまざまな課題はあるが、次回はアニメーション映像はなし。
しゃべる楽器の『字幕』があるのみのチャレンジをやる。
大コケしちゃうかもだが、それよりも。
自分が作った音楽を、演奏する人たちがめちゃ楽しんでくれるのが、目下一番の目標。


2022/4/15 | 投稿者: Maysico


2019年にVol.1を出して以降Vol.3まで。
ひたすらスケール練習をする教本、The Scale Running
このたびようやくVol.1の製本版ができました。
私はサックス奏者なので、サックス教本ではあるのですが、移調楽器もイッキ対応のありそうで案外なかった形式です。
内容は、A4サイズ100頁のテキスト(楽譜)と練習用音源3種類。

ここからは専門的な話になりますが、サックスはinE♭とinB♭の2種類の移調楽器です。管楽器はトランペットやトロンボーンの一部、クラリネットetcも移調楽器です。
複数の移調楽器それぞれに教本を購入するのではなく、テキストを共通にして、対応する音源を3種類(inE♭、inB♭、inC)をセットにしました。
よって音源膨大です。
テキストにおける五線上の音域設定の基準はサックスですが、他の楽器でもお使いいただけます。

本日4月15日より
アレイアミュージックショップより発売します。
デジタル版同様2,500円+送料370円です。
紹介動画はデジタル版用ですが、内容は同じです。
どうぞよろしくお願い致します。


アレイアミュージックショップ
https://areiamusic.thebase.in/items/61494694


2022/4/11 | 投稿者: Maysico


私の主宰するサックス教室は、アレイアサックスカウンシルとして始まり、途中からアレイアミュージックカウンシルになった。
アレイアは愛するMilton NascimentoのPonta de areiaのアレイア(砂)
カウンシルは会議(知っとるわい!)
付けた理由は、訊かれないから言ったことがないけれど、長年大ファンの錦織一清さんがスタイルカウンシルのファンだから。(私も好きですが)

26年間、多くの皆様の情けと愛に支えられ、今もコロナ禍、関係の皆様には多大なお力添えをいただき、何とか継続している。
この間一度も教室の歩みとか振り返りをしたことがないので、一度くらいいいかとやってみる。
でも、いつ何をやったとかいうことより、やはりこの教室は何かがおかしい。
何か。それは、私のやりたい放題に、賢明で寛大で心優しく、我慢強い生徒さんたちが付き合うの図。
書き連ねてみて、爆笑。反省はしない。

生徒さん絶賛募集!!

レッスン場所:
★カラオケ店のワンフロアを毎週土日、8時間貸し切りで教室運営。
 (約3年間)
 組織トップに直接交渉。特例を認めてもらった。
大勢ホーンズ:
★サックスだけ20人近く、音楽キャリアを問わずのメンバー構成で、
 そのほとんどのレパートリーがワタクシのオリジナル曲でのフルライブ活動。
 (つまり、1曲、数曲だけのような発表会的演奏形態でない)
★ライブは全て有料、100人キャパのライブハウスがほぼ毎回満席。
★月2回のレッスン以外に月2回のホーンズリハーサルにほとんどの
 メンバーが参加。2年にわたりこの猛練習を継続。
映画になった:
★『サックス教室』のタイトルで、短編ドキュメンタリー映画の舞台に。
いろいろな演奏活動:
★自転車耐久レースの沿道応援演奏。
 朝6時の開会式から午後3時過ぎの閉会式まで炎天下ほぼノンストップ。
 発電機、テントまで提供してくれたカズさん、ありがとう。
★有志による九州公演。
 アマチュアの音楽教室での本格的な地方公演はなかなか例がないはず。
★九州公演の際の会場のひとつは『酒蔵』
★浴衣を着ての演奏は今や珍しくないが、男性陣が烏帽子を被り、
 練り歩きながらMoonlight Serenadeを演奏したチームはないはず。
★↑この前日、博多の屋台で、烏帽子を被っての飲み会。
★和話(wawa)和をテーマに映像とのコラボによる演奏。

★『全力で遊ぼう なんちゃってダンパ』That's Fujiyama Dancing
 ダンスイベントでの伴奏なら普通だが、ダンス指導つき演奏。
 ワルツからラインダンスまで。
 さまざまなジャンルのダンス(音楽)を1イベントで。
 マイムマイムの異様な盛り上がりはすごかった。

そして現在は
★『しゃべるのは楽器』世界初のインストミュージカル制作、上演。
 ただいま第2作待機中。

番外編:
★教室ごく初期の頃のライブ。
 ひとりひとり生徒さん自身による選曲。
 親友同士の男子ふたり(笑)がそれぞれ選んだのは
 「フーテンの寅さん」
 「タイガーマスクのエンディングテーマ」
 ♩強ければそれでいいんだ〜
 このセンス、ずっと忘れない。





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