2021/5/29

ベースのセンセ  音楽


一昨年はウクレレ。
昨年は短期間だったがパンデイロ。
そして今年に入ってからベース(エレキ)を始めた。

どれも中途半端極まりないけれども、都度都度のタイミングをキャッチしてきたらそうなった。

なぜベースか?

それは、楽器大好きなサックスの生徒さんが、
”たまたま通りがかりにベースを見つけて買ったのですが、状態がいいのか悪いのか、どこのメンテに出せばいいのか、とりあえず見てください。それより見せびらかしたい!”だったから。

”ポール・(マッカートニー)が弾いているみたいな、ほらバイオリン型のベースですよ”
→バイオリン・ベース、Hofner(ヘフナー)だった。

メンテ先を友人に尋ねたりしたが(丁寧な回答をありがとう)
その時閃いた。

”Iさん。そこまでの気持ちはなかったかもしれないけれど、とりあえず、せっかく楽器も買ったことだから、1、2回だけ習ってみません?
それで、状態をみてもらってメンテも考えませんか?
1、2回なら、私は今、ベースは持っていないけれど、付き合いますよ!”

そんなこんなで、他のことにお財布を開ける余裕はまったくないのだが、根性で探して、初心者モデルを1台購入、Iさんとふたりレッスンが始まった。

センセは、彼が大学時代からの縁で、私の演奏活動に欠かせないベーシスト、愛称「デッド」テッドじゃない!
まだ20代の若い若いセンセだ。
プロとして活動し始めてから、まだ3年ほど。
教えるのも初めて。Iさんと私は、デッドにとって初めての生徒だ。

今日で3回目のレッスンだが、内容はお任せ。
しかし、あきらかにデッドのレッスンの鮮明なカラーがでてきた。
習うこちらがあまりに素人だから、まだその必要がない、ともいうが、デッドは譜面を用意しない。教室のホワイトボードも、今日になって初めて使ったがそれもメモ的な。
”はーい、一緒にやってみましょー”なんて言葉、まだ聞いていないし(笑)
基礎練習の例とか、すごくまともで(笑)一般的なことを尋ねると、やってみせてくれるのだが、それで終わり。
おそらく、”それは自分でやってよ”ということで、この先も具体的な例が図面化されたりすることは、ほとんどないはず。(違うか!(笑))

音の相関関係、つまりポジション関係ということなのだが、その説明をしたら、曲のコード進行で、その関係を利用して弾いていく。
たいしてお手本もやってくれないから(笑)自分でたどたどしく考えながらやるしかない。
お手本というのは、もちろん何よりの指針でもあるが、依存もする。
譜面は、その通りにやればいいのでありがたいが、一方で応用が効かないし依存する。
約2時間。トシのせいもあるが、最後はアタマが回らなくなったり。

デッドは、そもそも理系。音楽に憑りつかれなければ、技術系の仕事に就いただろう。今まで”お里”ということを考えたことはなかったが、この人は理系だ!とレッスンを受けていてしみじみ思う。
Iさんも理系出身。自分とはアタマの構造が違う。

私も教室を始めて25年。
他者がどう教えるかにはとても興味があり、また学ぶことも多い。
デッドは、考えさせて自らやらせる。
それを温かく(まさに温かく)見守る。
年上の私たち初心者に遠慮はあるだろうが、しかし、その距離の取り方がとても上手い。まだ20代だというのに。

そんなわけで、1、2回のつもりのレッスンはまた来月も。
もうひとりなら一緒に受講できますよ。
センセは、田代卓(たしろたかし)さん。検索してみてください。



2021/5/26

6月はすぐそこ〜インストミュージカル燃えがら姫のオマケ  音楽


コロナ禍でも変わらず日々は慌ただしく過ぎていきます。
まもなく6月。
ジューンブライドの季節です。
たくさんの人々に祝福される結婚式も、この状況ではままならないですよね。
でも、幸せに変わりはなし。
どうかいつまでもお幸せに。

インストミュージカル燃えがら姫には、たくさんの曲が登場します。
The Wedding Theme。
燃えがら姫(シンデレラ)と王子様の結婚式のシーンのために書きました。
例えばイギリスの王族のウエディングだったらこんな感じかな、とイメージして。
ふたりのウエディングのシーンは、もちろん物語の最後のほう。
この時点でノンストップで既に40曲を演奏し続けたメンバーたちは、疲労困憊。
映像のポン出しや録音のタイミングがあわず、力尽きる手前のまさかのリテイクだったのがこの曲。
たったひとりのトランペッター、マルちゃん、本当にオツカレさまでした!!
根性で吹いたテイクでした。

結婚生活も長丁場。時には根性で乗り切って(笑)




2021/5/24

インストミュージカル燃えがら姫制作日記-7 新作(オリジナル)  音楽



音楽、演劇、絵画、舞踏....あらゆる世界で、日々「新作(オリジナル)」が生み出されている。
有名、無名に関わらず。
そもそも全てのものは、存在した最初は新作であり、オリジナルである

それでも、実際に目に触れたり耳にしたりするもので、新作の比重ってどのくらいなのだろう。
新作を1回やるだけでは、その後の存在継続力を得ることはできない。
それを叶えるには、例えば演劇なら「再演になりました」ってこととか。

このトシになって、ようやく心からクラシックに興味を持つようになったが、気づけばそれらは当然のように古典ばかり。
古典さえたいして知らないのだから、たくさん聴かなくてはいけないが、では現代作品を積極的に聴くことがあるか?と自問する。
答えはAlmost Noだ。

例えば、大好きなジャズのECMレーベル。
Facebookでも頻繁に新作の宣伝を目にする。
が、自分がそれを追う気持ちは以前と比べてどうか?

世界は、ものを作ることをまったく放棄などしていない!
しかし、その舞台や市場は矮小化しているかもしれない。
貪欲なほうだと思う自分でさえ、興味はそうなのだから。

それだけは手放してはいけない。
そんな数か月の制作だった。

しゃべるのは楽器!


映像つき予告編


有料配信窓口↓
アレイアミュージックショップ


2021/5/21

インストミュージカル燃えがら姫制作日記-6 配役、事前録音と思いついた演奏形態  音楽


誰もが知っている童話、シンデレラの物語をベースに制作した本作。
登場する人物は、皆さんがご存じの通り...だが、
原作には”具体的に”は登場しない設定もした結果、、

燃えがら姫(シンデレラ)
お父さま
お母さま(実母)
継母
義姉-1
義姉-2
魔女のお婆さん

王子様
家来-1
家来-2


合計10人。
彼らがセリフをしゃべるのだ。
ついでに、”ざわめき”という瞬間役?もあったっけ。(笑)

つまり、10役の配役が必要で、しゃべるのは楽器! というわけだ。

サックス教室を縁とした制作でもあり、まず初演の役は管楽器でいくことにした。

さて、ブログタイトルにある事前録音とは何か。

映像内の字幕とセリフと演奏を同期させるには、テンポが決まっている必要がある。
どうしよう?

考えた末、あらかじめ各映像分数にあわせ、テンポクリックを活かした演奏デモ音源を作成。
それを使って、セリフにあたるメロディを事前に録音。
役柄にあわせて多少のエフェクト処理をした後、
方チャンネルのテンポクリックを
方チャンネルのメロディを映像に仕込む。
ライブでは、ドラマーにだけにテンポクリックを送り演奏する。
この方法を、音響担当のかっちゃんと練り上げた。
と言っても、私は言いっぱなしに近いのは推して知るべし。

そんなわけで、配役=事前録音ミッションとなった。

このチームは、ほぼアマチュアで活動しているメンバーが多い。
アマチュアだからどうのこうのはナンセンスだが、やはりレコーディング等の経験がない。
そういった経緯もあり、先の10役を5人で実施することにした。
コロナ禍で、飛沫防止カーテンのコックピット内。
限られた時間。
いつもに増して、楽器の鳴らし方、しゃべり方が必要だった演奏。
みんな本当に頑張りました。

本編見てくださ〜い。

しゃべるのは楽器!


さつきちゃん作予告編


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2021/5/16

インストミュージカル燃えがら姫制作日記-5 Satuki-目の前にいた奇跡の描き手  音楽


2020年11月から曲作りを始めたものの、”そのうち何とかなるだろ〜”の映像部門の具体案は置き去りのまま日々が過ぎる。
曲作りを急いだのは、年内に済ませたかった大事な『録音』のためでもあった。
この録音がどういうものだったかは後述したい。
二班に分け、少なくとも最初のチームの録音は、何としても年内に終えておかないと間に合わない。
これを逆算して、結局は12月10日頃にはほぼ全曲の作編曲、オケ・譜面作りを終えたから、結局ひと月ちょっとで、ボツも含め60曲書いた。
常に『映像はどうしよう?』の不安を持ちながらの全力疾走だった。

ところで。
現在は諸事情で休止状態だが、昨年から隔週土曜日の朝、イチナナというライブ配信をやっていた。
終了時間はお昼過ぎ。終了間際、午後イチのクラスの(サックス)教室メンバーである”さつきちゃん”が現れる。
気の利いた美味しい物を探してくれる名人だから、さつきちゃんと私と音響担当者の分のお昼を買ってきてと頼む。
イチナナの音響担当者のひとりは、その後も今日まで、突拍子もないこのプロジェクトを、ひとり黙々と陰で支えてくれて来た”かっちゃん”だ。
かっちゃん、さつきちゃん、私。
イチナナがなければ、このメンバーで一緒にお昼を食べることはあり得なかった。

食事中の話題はもっぱらミュージカルのこと。
映像をどうしよう⁇
影絵的手法がいいんじゃないかなと思うの。
影絵、いいですけどね、残りの時間考えるとセンセ(私の事)大変ですね。
子供だましの下手なことはできないし、影絵って言ったって、撮影となると費用も準備も相当ですよ。
間に合わないのでは⁇
人形を作ってみようか⁇
とにかく私、人形を試作してみるから...

そんなやりとりに、たまたま居合わせたのがさつきちゃん。
言ってみれば、イチナナの後にレッスンを入れていただけの偶然。
お昼を買ってきてくれる役目を引き受けてくれた偶然。
さつきちゃんはデザイナーで、これまでの私の活動においても美術担当として大活躍してくれてきた。
彼女のセンスは素晴らしく、何よりも言わなくても意図を正しく汲んでくれる理解力には助けられてきた。
しかし、さつきちゃんはただいま子育て真っ最中。5歳と3歳児の母。
頼みたくても頼めないからこそ、全くのノーマークだったのだ。

2、3回お昼を共にした暮れも押し迫る頃。
買ってきてくれたハンバーガーを食べた後、
『とりあえず、私、人形を試作してみますよ。(時間的に)あまりお役に立てないと思いますけど。』とさつきちゃんがつぶやいた。
私を気の毒に思ったに違いない。

こうして、私は欲しくてたまらなかった描き手を奇跡のように見つけたのだった。
しかも何と目の前に存在した。

2種類の予告編で、さつきちゃんの美しい影絵アニメーションをご覧ください。
タイトルの燃えがら姫も手書きです‼

燃えがら姫 Cinder Princess(Trailer)


さつきちゃん作予告編


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2021/5/16

インストミュージカル燃えがら姫制作日記-4 曲作りに励む  音楽


2021年5月5日より配信スタートした、
インストミュージカル 燃えがら姫 2021年3月21日初演版には、
最終的に42曲のオリジナル曲を配した。
訳あって1曲落としたが、収録は43曲。
うち2曲はフリー演奏だから、実質41曲。
作曲期間は、2020年11月と12月のおおよそふた月。作ったのは60曲ほど。
当初は、既成曲を自分でアレンジしたものも用意したが、結局は没にして、結果全曲オリジナルとなった。
自惚れは承知で敢えて書くと、既成曲を落とした理由は、必要がないから。
ただそれだけ。

全体は
●ストーリーボード(昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました 的な部分)
●その中にある登場人物の会話、独り言など
●さらに続くストーリーボード

これらで構成する『シーン』が43。
シーンごとに1曲ずつ曲を作ればいいのだな、とプランニングしたのは2020年10月末。
途方もない曲数の多さにたじろいだ。
誰にも頼まれてないことなのに(笑)果たしてできるのかと一瞬天を仰ぐ。

締め切りは2020年内。あとふた月で作らないと、来年3月21日のライブには絶対に間に合わない。
曲作りは創作なので、思いつかなければ予定通り進まない。
が、それでも予定通りやるしかない。
これは誰にも頼まれていないだけの仕事。
仕事なら書ける。
曲作りなら自分にはできるはず。
唯一の不安点は、しばらくまとまった曲作りをしてこなかったこと。

開始!
コロナ禍で毎日たくさんの時間だけがあった。
朝起きて、習慣の毎日掃除機かけ&拭き掃除の後は、9時頃からひたすらキーボードとコンピュータの前。
午前中に最初の1曲とデモ用のオケ、譜面の3点セットができるというペースで1日3曲。
作曲はともかく、あとふたつの作業付きが辛い。
これを1日3曲のペースで進める。
それでも日が足りないが、4曲目になると脳みそが火を噴く。
実際頭部だけやたら発熱という症状も出て、コロナに罹患したかと思ったことも。

1日の終わりには、スマホのボイスメモに明日作るシーンのアイデアを吹き込む。
メロディの断片、リズムのパターン、雰囲気とか。
ボイスメモの内容が良ければ、次の日の1曲目は必ず作れ、その後の2曲も行ける。
そう、曲を書くことが予定通り実現できたのは、寝る前の執念のボイスメモの力かもしれない。

Facebookで公開したが、私は曲をコードパターンでは作ることはあまりない。
とりわけ、今回は既にセリフというものがある。
歌の歌詞とも違うセリフ。
これをうまくサイコーの(笑)メロディに載せなきゃならない。
鼻唄と、唯一弾けるコード楽器である下手なキーボード相手に、最初のセリフにメロディを載せる。
曲の調さえ知ったこっちゃないし、コードも適当。

一番最初のセリフは、シーン1の

『今度お母様が、いらっしゃることになったよ』
こーんど
おかあさまが
いらっしゃることに
なったよ

開始10分くらいでこの一節ができた。
それに対して

シンデレラ
『まあ嬉しい!お父様ありがとう』
まあうーれしーぃ
おとうさま
ありがとう
ありがとう
ありがとう
(ありがとうは3回。これが音楽!)

できた‼

あとはその後のストーリーボード
『シンデレラは嬉しくて、お父様に抱きつきました』が
映像に流れている時間はだいたい8小節。
イントロは8小節。

テンポはミディアムの8ビート。
ウッドベースのアルコを配したらいいだろう。

1,2分の小品が多かったからできたとも言うが、後半に向かうほどセリフは増え、簡単でないことはすぐにわかった。
しかしこの日々はひたすら楽しかった。
何もない砂漠に、ゼロから何かを作っていくこと。
しかも、おおよそ頭に浮かんだものが形になっていく喜びはこの上ない。
この世にこんなに楽しいことが他にあるだろうか?
ない!

リンクは、魔女のおばあさんのセリフにメロディをつけているところ。

セリフメロディ模索中(燃えがら姫 )


燃えがら姫 Cinder Princess(Trailer)


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