ガラにも無い、まったくの妄想です。
種を明かすのがちょっと気恥ずかしいのですが 私は物書きになりたかったのです。小説を書くのは無理だし、絵を描くのは好きだったから絵本作家?
その昔、私は国語の授業が大の苦手でした。中でも作文を作らねばならない時は本当に忍耐を強いられました。小学校の頃夏休みに絵日記を描く宿題は無かったでしょうか?。私の場合添えるべき絵は簡単に描けてしまったのですが、肝心の文章を作るのに新学期を目前にしているのにまったく進まない状態が繰り返されました。
それがどうしてそのような夢に結びついたか、自分でもかなり疑問です。一つには出版物(印刷物)に対する魅力を大人になってからかなり持つようになりました。
たった一組の原稿が何万部、いや何百万部に再現される魅力に取り付かれたのです。
私は幼い頃から引っ込み思案でしたから、自分の意見をまともに発表する機会が余りありませんでした。そのストレスがたまって、その印刷物に目が向いたのだと思います。たった一度描いた自分の意見が何万部にも再現される、つまり多くの人の反応を見ることができる。この一点に絞って、物書きになる夢を持つようになったのだと思います。
動機は不純でしたが、年齢を重ねるうちにその夢はだんだんと膨らんでいきました。仕事に就くようになって、グラフィックデザイナーまがいのマニュアルやカタログの制作にも携わるようになりました。その現場で本物の輪転機とであったのです。インクのにおいが未だ消えていない刷りたての自分の作品を見た時夢の半分は叶ったような気がしました。絵日記の絵ができた状態のような物でした。
時は流れ、もう社会貢献から遠ざかろうとする頃になって、ウエッブの世界を知る事となりました。ちょうど私は模型鉄道趣味を持っていましたから、それを題材にF'Trackのサイトを立ち上げる事ができました。これは自費出版と違って大金もかからず、どんどん深みにはまってしまいました。
このようないきさつの元にF'Trackサイトは出来上がったのです。
何人の方が見てくださるかは私にはわかりません。でもこうして可能性だけは全世界に向いたのです。
夢は叶ったのです。・・・・・・・・
まあなんと気恥ずかしい、つまらない暴露話でした。
でもせっかくこのような機会が与えられたならば、自分の内面を正直に表現したいと、今回の原稿になりました。

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