理由はともかく私はあの映画が好きで、人には説明できない惹かれるものを感じずにはいられませんでした。
甘ったるい恋心とか道徳とか画像の美しい表現とか、皆改めて話題に取り上げてもつまらない話になってしまいます。
でも私には映画の内容に何も引っかかる所はありませんでした。しかしここでお話したいのはそこに出てくるカバーブリッジと、運命が相対する複数のピックアップの登場、アメリカ農村の何気ない風景をここで取り上げたいと思いました。
アメリカにはわりと各地にカバーブリッジがあるようです。大半は木製の小型橋梁で、強度を保つためと、別に意味があるのかもしれない屋根を橋の上に持っています。ここで書こうとしている事はむしろNeww F'Track Blogに譲った方がよいのかもしれません。
そちらの方の過去の記事
http://blog.goo.ne.jp/8686_2006/e/4732e658611cdddab8b8030826df9a32
にも載っていますが、ロアリングキャンプのカバーブリッジのお話をもう一度してみたくなってしまいました。
そこはレクリエーションセンターで保存の森林鉄道を体験できる場所ですが、その一角にどこからか移築されたカバーブリッジが再現されていました。

マディソン群のカバーブリッジとはだいぶ趣が違いますが、ロアリングキャンプでそれに出会った時、真っ先に思い浮かべたのが今回の映画に出てきたマディソン郡の橋でした。屋根付きの木造橋を渡っていると不思議と時代が引き戻されていくように感じ、当時の農村の日常生活が頭の中に浮かんでくるようでした。
素朴なアメリカの農村の細道を映画の画面の中に見て、心はいつしか今回訪れたカリフォルニアの田舎町の風景と重なっていました。自分ではまったく経験した事がないのにその風景はとても身近で懐かしく感じられました。野の一輪の花まで、昨日自分の手に取ったような気さえしてしまいました。
アメリカの特に農村の生活で、ピックアップを欠かすことが出来ません。小さな荷台を持った小型トラックです。この映画にも3台の象徴的なピックアップが登場していました。カメラマンの乗っていた緑色と、メリルストリープが乗っていた多分白の物、そしてその家族が乗っていた真っ赤なピックアップです。どれも時代がかってはいましたがとても好ましいスタイルで、私はそれらが好きでミニチュアカーを沢山集めました。すべてGゲージサイズで使える1/24サイズの物です。その形から類推できる無骨で働き者の農村の人々の生活がとてもにおってきました。
最後に一言だけ書き残します。
人の心の純粋さは、私にとって一番大切な 守るべきものだと思っています。

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