その方のコメントは、すぐ前の投稿「●わずかなみやげ物 その1」の本文の中にあります。
これを期に、自分の心に温めていたEMDのF-Unitの話題を少しずつ投稿して見たいと思いました。
まずは私の目の前の壁の棚に乗っているOゲージのF7から取り上げてみます。写真自体は旧F'Trackサイトでも数度にわたって公開したものですが、今回も角度を変えて撮りなおして載せました。
今回はなぜF-Unitなのか、という所からお話します。
私は幼児の頃からアメリカの鉄道が大好きでした。たぶん幼稚園の頃だったと思いますが、一冊の絵本をもらいました。それにはイラストでATSFのアルコ PA1+PB1 とロックアイスランドのF7が載っていたのです。その本を毎日毎日宝物を扱うように手に持ち何度もページをめくりました。
小学校の3年生の頃に、同じクラスの友達で天賞堂製のFTとF7を持っている人に出会いました。お宅にも何度も遊びに行きそれをエンドレスで動かしたものです。ロードネームはどちらもNYCでFTの方が閃光の入ったツートーン、F7の方が地味な黒一色でした。
中学に入り、またもやアメリカの鉄道好き2人に出会いました。一人は、おじさんが模型店を経営していたのですが廃業して当時の在庫を山のように持っていました。私もその中から天賞堂製のFユニットのキットを何組かもらい、中には綺麗な塗装を施した物もありました。
もう一人の友達は、決定的にFユニットが好きで、特にATSF物ばかり集めていました。彼は現在でも新橋でアメリカ物の鉄道模型輸入業に関係しています。その彼と友達であった時期が私にATSFとFーUnitへ目を向けさせたのだと思います。
当時はずいぶんペーパー製でFのシェルも作りました。パテでギトギトに固めたお面はなかなか思うようにできませんでしたが、どのくらい後か忘れましたが、銀座のデパートにHOゲージのF3のダイキャストモデルが登場しそれを早速手にした事を覚えています。
フォルムのできはそこそこでしたが、がっちりとしたボディーと交流動力では在るが確実な自動逆転器を内蔵しており、確か2回くらいは同じ品をダブって買ったはずです。
その後又日本橋のデパートで今度は電池で動くF7 Aユニットを2両含む総合セットを見つけました。当時の私にはお金にさほど余裕はなかったのですが、びっくりするほど安かった事を記憶しています。ボディーシェルは今思い起こせばアザーン製の型を使った物のように思えます。
サラリーマン生活もだいぶ軌道に乗り自分の部屋にNゲージですがレイアウトを作る気持ちの余裕もできましたし、当然長編製のATSF F-Unitを走らせるためでした。それも引越しのため途中で断念し、その後は今現在の延長です。何しろFと名が付く物は模型店にも走り チェックだけはしました。振り返ってみれば通常の感覚を持った人間にはばかげた事ばかりしてきました。
今回載せたOゲージのF-Unitに関するお話は又おりを見て書いてみたいと思います。

0