バルセロナの化粧品店、売場の女性店員はすべて外人女性(当たり前だ)うっかり聞く訳
にもゆかず、とにかく並んだ化粧品の香水コーナーを探す、その目はデザイナーの目だが、
しかし良く分らん、やっぱし聞くが一番。聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥。
(失恋ってば^^)若い女店員の方が本当は性に合っているが^^妻へのプレゼント。あえ
て今回は綺麗なおばちゃんにした^^きっと日本人の旦那の気持ちを理解してくれると思っ
たからだ^^「マイ、ワイフ プレゼント^^」といって命令書を渡すとしばらく探すふり
をしてから棚の中から取り出してくれた。スモークがかかった小ビンで水色をしているアク
アなんとかという香水を受け取ると「ども、ありがと」とお金を払うと、その素敵なおばち
ゃんは「グラシアス^^」と言って片目をつぶった。
一方、かの二人も何やかやして妻用に、娘用に何か買ったようだが、今は記憶にない^^
それぞれ獲物をゲットして店を出て、人込みの大通りを歩く・・・
ふと見ると通りのベンチにツアーが一緒の一番可愛い女の子が座っていた、バッグを脇に置
いて見上げている、ガウディの造った仮面のような出窓のカサ・バトリョ前だった。
無心に見上げる彼女、そのすぐ後ろに立つ現地の挙動不審な若い男・・・・・
僕は彼女に近づいた。「お土産買った?」彼女は僕に気がついた、男も気付いた(笑^^
俺:「バッグはちゃんと持っていないと・・危ないから^^」
彼女:「あっどうもすいません^^」
俺:「気を付けて・・・じゃね^^」と立ち去る・・・・・・・・・。
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ここで僕の記憶の底の秘録を暴露紹介をひとつだけ、ちょっと^^それは、L.A&HAWAII
ツアー8日間の旅のことだった^^ロスの旅を終え、矢沢の永ちゃんの別荘がある(当時)
というハワイでの出来事だ。市内観光をしたり一人、アラモアナの浜辺やショッピングセ
ンターをうろついたり二日目の夜だったツアーで一緒になった若いOL風な女がロビーにい
たら、「すいません、どこか踊れるお店とかバーみたいなとこ行きたいんですけどぉ^^
一人じゃ行けないんで御一緒していただけませんかぁ^^」ときた。『おっ若い女が^^』
内心、男の精虫が動く。その時、ジーンズにTシャツ(CHECKMANロゴ入り)だった俺は
「いいよだけど、この格好じゃあ、入れてくれないかも知れないのでスーツに着替えてく
るから・・」と彼女を待たせ、着替えに帰った。シルバーのコンポラにタイを締め日本男
児威風堂々(一応)。彼女を伴ってホテルのBARへと潜り込んだ^^薄暗いバーのテーブ
ル席に着くと外人の白人のウェイトレスがメニューを持って現れた^^
「Thank you welcome^^」薄暗いから顔もメニューも良く分らない。
「ア−、ウイスキー?アーウォーター水割り」と言うと「ジョニーウォ−カー?バランタ
イン?J&B?」俺「バランタイン^^」昔、初めてのパリ行きでエールフランスの機内で
買ったのがバランタインだった・・ので^^そしたら、すかさず、白人ねえちゃんが言っ
た「ファイブ、ダラー^^」エッ金、先に払うの?しょうがないから財布を出してお金を
払った、飲む前に払う?、なるほど飲んでから金無いよじゃ困るし酔っ払ってあげく高い
たっかーいなどと絡まれても困る、所詮一夜限りの一見さんのバー、前払いを納得。
しかし彼女の分までとなると酔うどころではない^^そのたんびに財布を出す・・
もう3杯目飲んだら、やになって「彼女^^もう帰る」口説くとか色目を使うなんて獣じゃ
ないから、これも思い出とさっさと店を出た。二人はそれぞれの部屋に帰るエレベーター
に乗った。二人きりのエレベーター^^彼女のつけた香水がほのかに匂う^^栗色の髪ノ
ースリーブの薄手の白のワンピース。165cmの妻より小柄な若い女の身体^^ほろ酔いの
二人、男と女、横になっても二人きり(くどい)ふと彼女が小さな声でうめいた「あたし、
お部屋独りなの・・」馬鹿、俺も独りだよと言いそうになったら、「さ・び・しい・・」
まあ、悪い気分じゃなかったけど、僕の侠気をそそるほどでもないしと黙って聞き流す
・・・とエレベーターの扉が開き彼女が出て行った^^4Fか?降りた階を一応確かめた、
やっぱ男だから^^まあ、そんだけの話しでした(スマソ)
それから一年後?事務所に電話があった「あたし・・いま、社員旅行でぇ甲府の駅前の何
とかと言う処にいるんだけど、別に会ってくれと言うんじゃないんだけど、ちょっと思い
出して・・・」と、おいおい困った、おねえちゃん^^
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そん時の彼女ぉ〜これ読んでるう?今度は付き合うよ何でもいいから、あれから20年、
アッ彼女ぉ〜今幾つう???時の流れの意地悪を知る。


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