1999年10月18日(月)
スペインの9日間ツアーも無事終了、いよいよ祖国日本へ帰還する朝だ。夕べ買って
おいたペットボトルの牛乳をM氏が冷蔵庫から出して来た。
「にいっちゃん、これ飲んでいい?」荷仕度をしていた僕は「どうぞ。」と言った、
その瞬間、吹き出す声「何?これ牛乳じゃないよ。」M氏の泣き声、どうやら牛乳じ
ゃなくってヨーグルトだった(爆笑^^)
バルセロナ空港に着くと、搭乗時間まで時間があったのでポケットに残った小銭を
処分する為に免税店をうろつく、小銭で何本かソーセージを買い込んだ。
待ち合い所のM氏もHも心なしか嬉しそう^^口に合わなかった食事と旅の緊張感か
ら解放されるのと沢山の思い出が出来たからであろう・・
僕も余裕なのか隣の席に座っった黒人のお姉さんに一緒に写真を撮ろうなどと親指を
突き立て、はしゃいでみせた、Hがすかさずカメラのシャッターを切った。
ひとまずバルセロナ空港からam10:20発エールフランスでパリのシャルル・ド・ゴー
ル空港へ向かう。眼下に見えるスペインよサラバじゃ^^巨大なシャルル・ド・ゴー
ル空港へ降り立ち我が祖国日本、成田行きに乗り換える。
これまた巨大なジャンボジェットの機内へ入り、そそくさと指定の席に着いて一息い
れた、その時だ機内のBGMが流れ出した・・・その曲はまぎれも無い映画「ブレード
ランナー」のテーマ曲であった^^全身に稲妻が走り偶然とはいえ何か奇妙な思いを
した^^機内はパリツアーの日本人観光客も続々乗り込んでしばらく騒々しい光景を
眺めていた・・・反対側の席で小柄なおばさんが座席に登り天井のバケットに手荷物
を乗せているが手が届かず手こずっている・・・
近くなら手伝うのにと思ったら、ちょうど金髪の背の高いスチュワーデスが通りかか
り、スッと手荷物を押し上げ収納を終えた、おばさんはそのまま黙ってズルッと席に
座り込んだ・・・手伝ったスチュワーデスは後方に歩きながら吐き出すように言った。
「Stupid!!」(スチュピッド!日本語で馬鹿の意味)まあ、あのおばさんも不馴れな
異国の旅の疲れで会釈も礼も言えない状態だったと察するが、同じ日本人としては、
やはり気を使って欲しい。
●
戦後、靴下と女性は強くなったといわれ、昨今は男女共同参画社会などと傲慢無知な
キャリア女性の言い出したことで、いまさら男女共同参画などと法律にすることもな
い・・・真面目な男と女なら互いに力を合わせ寄り添って生きるのが当たり前で法律
で決めなきゃならんのは、そうした傲慢な女達の思い上がりであって、結婚もしない
子供も生まない、育てもしないような女性がなまじ知ったかぶりで女性の代表面する
から世の中が混乱する。まあ、男も男でそれに反論もせず悠々諾々としている男達が
情けない時代である。豊かになって誰もが平等の権利、人権などとさして税金も払わ
ず何でも国に面倒みろ!と好き勝手に生きている。お金が幾らあっても足りない筈だ。
その後、機内を見ていると、中程の免税品売場にスリッパも履かず裸足でうろつき、
買い足りないお土産を買い漁る御婦人の姿を見ては何とも品もマナーも成って無い日
本女性を情けなく思った。だから、騙されボラれる・・・
●
座席を照らす天井のスポット照明がつかないので通りかかった日本人スチュワーデス
さんに、このことを申し出ると、しばらくして戻り「申し訳ございません、直りませ
んので御容赦ください。」と言うので「じゃあ、いいですよ^^」と言うと「そう、
おっしゃってくれる、お客様は最近は少なくて、金を払っているんだから何とかしろ!
という方が多くて・・・」と愚痴をこぼされた・・・
女性に限らず男も傲慢になったのか?なまじ、お金を持つようになると虚勢を張るよ
うになる・・・無知傲慢にお金を持たせると世間に恥を撒き散らすから困ったものだ。
お隣の国にもおります^^しかし、彼の国を支持してきた人達ってなんでしょうか?
そういえば昔、松下政経塾へ体験入塾した時、生前、松下翁が嘆いていたそうだ。
この国の政治家や官僚は国家国益を考えない。お金を渡すと子供みたいに全部使って
しまう・・・国の誇りも持たない指導者や税金の大切さを考えない官僚を持つとやが
て、世界から疎んじられ亡国となってしまう・・・。

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