あの戦慄の「レイニ−・ウェイ」のイントロが唸る・・・・・・永ちゃあん登場!!!!
スタンドマイクを鷲掴み、凍り付くような出だしの曲にあの頃の
自分を重ねる。久し振りの山梨県民文化ホールをまさぐるような目つきで
永ちゃんは唄い出した。細かいストライプが入ったデニム風の
タイトな上下にマゼンタ色(紅)のTシャツ、胸元に英文字が
プリントしてあるが絶えず動くため判読不能。
白のラバーソールのシューズが軽快なフットワークで
ステージを舐める。曲が感極まると真っ白なスタンドマイクが
矢沢の身体を中心に180度半円を描いてステージに叩き付けられる。
右に左に激しく動く、目の前にやってくる。Cちゃんはと見ると
こぶしを振り上げ「エーちゃん、エーちゃん!」と叫んでいる。
彼の目にはどんな風に矢沢が映っているんだろう。フッと見上げると
黒の幕が降り始めた*型の照明が2.3当って何やら矢沢流の演出か?
幕は少しづつ降りてくるシャウトする矢沢とバックミュージシャンを
さえぎるようだ。矢沢を追う目を袖に移すと何やらスタッフが
その幕を揚げようとしている、演出ではないトラブルだ。
やがて修復したのか巻き上がっていった。ライブのハプニングに苦笑する永ちゃん。
「New Century Boy」新曲を飛ばす、「ラヴ・ファイター」、そして
懐かしいキャロルの涙もんの「0時5分の最終列車」。
何故か気持ちが高揚し走り出したくなる。
4曲一気に飛ばし絡み付いたマイクコード。スタンドマイクを一振りすると
白いコードが波線を描いて元通り。さすが歴戦の技と観た。^^。
いつもの「2時間たっぷり楽しんでくださーい!」の挨拶。
続いて「夏のフォトグラフ」「ボーイ」とスローに変調。
上着を脱ぎ去りマゼンタ色のTシャツになった。すでに汗が滲んで赤く染まっている。
「サブウェイ特急」Cちゃんも懐かしさで一緒に声を出して唄ってる。
そして「赤いルビー」「.時計仕掛けの日々」確か40代を目前にレコード会社を
移籍し、がらりとその音色(おんしょく)が変わった曲だ。

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