キャロル祭りも、いよいよフィナーレ。ヒロちゃんの呼び掛けで
参加バンドメンバーが全員ステージに上がる^^キャロルカバ−バンド
CAROLO、.LEGEND.MICHELEそしてジョニーさんの横浜LADY。
ユウさんのドラムをバックにC'sの間でウッちゃんが静かにブルースを
やっていた姿は豹変^^ストラトでロックンロールのリフを
狂ったように掻き鳴らす^^
リッキーさんもエレキギターをピッキングしながら「マネー」をシャウト!
みんな、みんな、ギブミー〜マネー♪と本心でシャウトしてる(笑^^)
そして僕もステージ下で応戦した(爆)
スーさん負けじと得意のヒピヒピ シェイクで盛り上がるウッちゃんもう
レロレロ状態、スタンドマイクの前は参加メンバーが入れ代わり立ち代わり
吠える。あのジョニーちャんといえば右に行ったり左に出たりサングラスを
逆さにかけたり観客をあざ笑うがごとく挑発^^両手を広げ
俺の勝ちを誇っている・・・(爆笑^^)ユウさんと見るや
もう顔面クシャクシャッ、スティック乱打!スネアも破れんばかり^^
ステージはもう、押しくらまんじゅう、ホールもゾンビの群れ状態^^
ホールは上も下も、てんやわんやで定番ジョニーBグッドが炸裂だあ^^
そんなモツ煮が沸騰したような中にあって主宰ヒロちゃんは常にクールに
見張っていた(笑^^)
「以上をもちまして第7回スーパー・・・・」ヒロちゃんが終演を告げる。
時計を見るとすでに11時を廻っている。ため息と虚脱感がホールに流れ
RINA御夫妻は長野へ帰還、足早に消えた。
「11時半には、ここの撤収を済ませなきゃ〜・・・」とヒロちゃんが
慌ただしく走る。
ハッと我に帰って、あんちゃんを見ると放心状態?そうだ色紙をと
声を掛ける・・・ビニール袋から色紙3枚、黒と紫の太いマジックが2本。
撤収作業にステージを昇り降りするスーさんを呼び止め色紙に
サインしてもらえるよう懇請する。色紙は3枚、彼女に書き方の希望を聞いて
奥へ飛んで行った。やがて黒のマジックがくねくねとローリングした
見覚えのあるユウさんとウッちゃんのサインが書かれて戻って来た。
上部には、しっかり「あんちゃんへ」と・・・彼女は満面の笑みを浮かべる。
20代のキャロルからうん十年、再会したユウさんとウッちゃんにどんな
感想を持ったのか男の僕には分らないが、満足したことは分かった。
県内外から集結したキャロルマニアが徐々に蜘蛛の子を散らすように
KAZOO HALLから去ってゆく・・・夜風が熱くなった身体を静め
名残惜しそうに店の前で談笑する男女もいる。突然「どうも。」と声を
掛けられた、S狂氏と最前列だった時、やはり声を掛けて来た女の子を
連れた男だった、人なつこい笑顔で「また、宜しくお願いします^^」
なんて言うから、戸惑う僕^^主催者でもなく何でもないのだけど
一緒の女が名刺を差し出した、EIKICHI YAZAWA RUN&RUN とプリント。
「また、秘蔵映像でも見る会でもやるか?^^」などとデマかせを吐いた^^
あんちゃんに別れを告げ愛車E.YAZAWA号を止めた駐車場へ向かう道で
自販機で飲み物を買うさっきホールで踊っていた若い女の二人連れ・・・
「お疲れさま^^」と小さく声を掛けたが「アレ?」と目を丸くしたのが
闇の中に焼き付いた・・・・あんちゃんから、もらった包みを座席に放って
エンジンスタート・・・またお店の前を通過、雨の小粒がフロントに散った。
あんちゃん大丈夫?きっとヒロちゃん等と打ち上げだろう、心配御無用。
そこへ妻から携帯^^「今から帰るとこ・・大丈夫だよ^^」さて我家へ帰還^^
土産を妻に差し出し、おもむろに水割りを作って深夜の中年ロケンロー達に乾杯^^。
「パパ、横浜シュウマイと横浜プリン^^」頷く僕の脳裏には
中華街でパッチギ(頭突き^^)を喰らわすヤザアーの口をひん曲げた顔が浮かんだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<終>

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