1999年10月16日(土)
朝、馴れぬホテル暮し^^早々と起きた。まだ二人はベッドで熟睡中。そっと窓を開け
夕べ観れなかった外の景色を伺う、冷たいトレモリノスの海風が顔を撫でた、ふと目に
飛び込んできたものがあった・・・なんと水色のパンティだ。
ベランダの縁にひっかかっている??洗濯物??マンションじゃないし、まあ、スペイ
ンのマリア様が妻が恋しくなった僕への思し召しか、はたまた夕べの金髪か?などと朝
から妄想&冥想状態・・・で窓を閉めた。パンティーを取りにいくほど愚かではない。
まだ、二人は寝ている、早起きは三文の得も知らないで・・・。
さて、きょうはマラガ空港からバルセロナへジェットで移動^^また、金髪ウイスキー
も謎のバスタオルへしっかり包んでトランクへ。朝日が眩しい中を空港へバスは向かう。

↑朝焼けの中、マラガ空港へ・・・スペインのアンダルシア、グッドラック!!
隣の席にガイド嬢が座った「すいません、ちょっと聞きたいんですけどスペイン人の収
入って幾らですか?」ガイド嬢「だいたい平均年収は220万円くらいですね^^」
ふうん、じゃあ、僕はスペイン人と同じじゃないか(?笑^^)
前出のジプシーが施設へ収容しても調度品を持って出てしまう話もこの時、聞いたもの
・・・やがて空港に着くとコルドバからずうっと一緒だったバスの運転手ともお別れ
「オラ!グラシャス!アディヨス!!」と堅い握手を交わし空港へと入る。
ガイド嬢からツアー各位にチケットを渡され出発時間まで待つことにした。ところが
予約のジェットが変更となり搭乗時間が一時間近く後になるという、そこで申し訳ない
のでと半券を渡された、ロビーの片隅にあるお店を指差し、「あそこでお茶でもお菓子
でも好きなものを選んで下さい。」引換え券らしい。
そう言い放つと「それでは皆様、良い旅を^^」と消え去った・・・。
ええっ?行っちゃうの?、搭乗口まで見送ってくれないの?どこから乗るんだよう?
ツアー一行不安の顔色、バカ広いロビー、響き渡る世界の言語発着を告げるアナウンス、
大勢の立ち行く皮膚の色々を見回す。ロビーの座席に座る白人ファミリー、その子供を
みつけ女性陣が可愛いと騒いでる^^Hも腕のチャカチャカ光るデジタル時計を見せては、
お愛想をしている・・・白い肌?青い目?可愛い??
日本人よ!胸を張れ!胸を!!日本の黒髪、つぶらな?黒い瞳の女性陣^^
引換え券で手に入れたピーナツチョコを口に銀一はチケットの表示を検証する・・・
IBERIAと大書きされたチケットに小さくIB 1233 Y16OCTやや大きく23C 座席番号だ
英数字が羅列で日本語など書いてある筈がない。さあ、弱ったぞと、しばらく空港内を
行ったり来たり、後に続く男二人。女性陣?しっかりお土産物色中、女は強い^^
やがて指定の時間が近づく、ええいままよと、そこらに居た警備員をつかまえて聞く・・・
『聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥。』日本の心、日本の生きる為の知恵、
勇気百倍だあああ・・・・
「イックスキューズミ−?アーディス、チケットプリーズ^^」チケットを見せる、
続けて「ジェットスタート、エントランスつまり、えっと搭乗口、あのウェア?・・」
後ろで二人が笑ってる『笑ってる場合かよ』すると
「★※△■〜^^1233 KUTSAAJ12^^.」とロビーの奥を指差した。
「グラシアス^^ありがとう!!」と
和洋折衷チャンポン語で礼をいうと一目散で向かった。既に各搭乗口には長蛇の列、何と
心配した女性陣も並んでる(アホか^^)一応、各搭乗口の案内表示板の機種ナンバーと
チケットを見比べ確かめる。でも、なんだか並んでいる列のナンバーが合わない、ふと隣
の列にバスで相乗りした見覚えのある外人が居た列の表示板見るとBARCELONA IB 1233?
こっちだあ、素早く皆を諭し列を変える。さすがチェックマン^^
いよいよ搭乗、一路最後の目的地バルセローナへ。AM8:25イベリア航空所属のジェット
は離陸する^^
★一口メモ★
イベリア航空(Iberia Airlines of Spain)はマドリッドを本拠地としている、スペイン
の国営航空会社である。主要な拠点はマドリッド国際空港 及び バルセロナ空港である。
スペインのいわゆる「フラッグ・キャリア」である。ワンワールドグループの創立メンバー
である。2004年10月現在、世界39ヵ国、97都市に就航。
注:ウデピキアから引用
何故か現在、成田へは就航していない。独り旅の時は行きも帰りもイベリア航空、帰路は
ファーストクラスという珍事もあったのに^^・・・イベリア航空さん頑張ってね。

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