夕刻、グラナダ到着。HOTEL LUNA DE GRANADA ARABIAL↓
http://ratestogo.com/Hotel-Discounts/Specials/Luna_Arabial_Hotel_Granada
の部屋は長期滞在型でダイニングや調理器具も備えてある。ホテルのオーナーは
アラブ人?早速、例の金髪のグラマー店員から買ったウイスキーで乾杯となった。
夕食は隣のホテルだそうで、系列のホテルの大食堂へ行った。大勢の観光客がひしめ
いた。バイキング形式だったのでフォークとナイフ片手に皿に好みの料理を盛ってテ
ーブルに着く。
バイキングといえば日本で出初めの頃は欲をかいて食べ残す光景をみたが昨今、定着
してそうした光景を見なくなった・・・食事を終えるとビデオのテープが残り少なく
なったのでテープを探そうと近くにあった本屋に入ったが、DVのテープは、まだスペ
インには無かった?M氏はイラストを職としているので何冊か絵本を買った。
グラナダ、ミハス、トレモリノス、バルセロナと旅は半分残っていたがビデオ映像は
最後までは撮れないと判断する。ちと残念^^
1999年10月15日(金)
グラナダ市内観光、イスラムのムーア人が立て籠り戦ったというアルハンブラ宮殿に
行った。ここは最初のスペインひとり旅で歩き回った思い出の場所でもある。
団体さんには必ず現地の案内人が着いてくる、実際の案内は同行の日本人ガイド嬢が
するのだが、現地の人の仕事確保の為なのだろう初老のおじさんが、後を着いてくる。
これで給料がもらえるなら最高っす^^
アルハンブラ宮殿はイスラム・ムーア人の要塞で城内至る所、幾何学的なアラベスク
模様が刻まれ、作れと命令する親分はともかく気の遠くなるような室内の彫り物、
タイルの装飾、いつの時代も職人は大変だ・・と思ったが前に来た時、石畳を修復し
ている土木作業員が時折紙袋の飲物を飲んでいた光景を思い出した。
水?ワイン?僕は分らない^^
スペインといえばジプシー^^前出の物売りもそうだが、スカーフをかぶった女性の
一団が、何か苗木のようなものを観光客に売り付けて来る。
心優しい僕は憂いをもって眺める、マドリッドの蚤の市には露天の隙間に手足が短い
物乞いがいた、中には薄汚れた若い女性が路上に立て膝をついて左手を胸に当て右手
で紙コップを掲げていた・・うつむき、その目を閉じた横顔はあの美しいマリア像の
顔みたいだった・・・僕の全身に戦慄が走りスペインのギラつく太陽の下だったが
悪寒を感じ、しばらく慟哭状態。
『もし、俺に嫁さんが居なかったら絶対、日本へ連れ帰り俺が幸せにする。』
と、その時一緒だったマドリッドの友人Sにもらしたが・・・、
?????彼は何故か醒めた顔だった。
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しかし、スペインは物乞いが多い。バスの発着場などに行くと何がしの金銭をくれと
(言葉が分らんので、そいつの顔つきと差し出す手を見て判断^^)
近づいて来る、中には赤ん坊を乗せた乳母車を押すスーツ姿の男。
手をさえぎりながら「ノン、ノン」と一応断るが何か言い知れない気分。
・・・まだ男のそうした姿は許せるが、女性が通りのゴミ箱を掻き回しているのに
遭遇すると例えようのない慟哭感に襲われる・・・
早く旦那に死に別れた母を持つからなのだろうか・・・・分らない。
ガイド嬢にジプシーの話を聞いた、国も彼らを定住する為に施設を用意するのだが
一週間もすると室内のカーテンや備品を持ち出して出て行ってしまう。だそうだ・・・
スペインには[

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