2007/12/18

レイアウトコンテスト2007総括(その4)  霊魂補完計画
以下の議論の大前提としてまずご理解いただくことがあります。実質がどうかは知る由もないので捨て置きますが、建前上は・・・

鉄道模型シミュレーターレイアウトコンテスト200x
主催:VRMスーパーバイザー
協賛:アイマジック

です。
あえて言わせて貰うとね。このようなレイアウト(註:鉄模の大都会/ライドル氏のこと)こそが商売としてVRM3を一般の方に売り込むには、一番いいような気がするんですがね。あの「味も素っ気もないサンプルレイアウト」に比べりゃ、はるかにVRM3の本当の面白さが凝縮してるし。

VRM3井戸端会議分室 / 井戸端会議版VRM3レイコン2007総評19 より
上引用のおいちゃん氏の見解は、ボクは至極真っ当なものだと思っています。これまでもしばしば述べてきましたが、一般論から言えば、VRMのような(プチ)クリエイターツールのコンテストというのは、本質的にその拡販を目的におこなうものだからです。

但し、冒頭に書いたように、レイアウトコンテストの主催者はあくまでもスーパーバイザーであり、I.MAGiCは協賛に過ぎません。従って、上引用の意見の宛先もまた、I.MAGiC本丸ではなく、主催者たるスーパーバイザーであるべきです。建前上はそういうことになります。ゆえに、以下の論考の宛先もまた、建前上はスーパーバイザー諸兄です。

少なくともネットVRM界隈においてはスーパーバイザー制が有名無実化して久しいようにも思うので、何を今更、な気がしないワケではありません。が、それでも建前論として、改めてレイアウトコンテストの主催者たるスーパーバイザー諸兄に問い質したいのは「貴兄らは、何を目的にレイアウトコンテストを主催しておられるのですか?」という、根源的な疑問です。

外部の観察者の目から見れば、その目的が一般論で言うところのVRMの拡販ではないことは明らかです。なぜなら、レイアウトコンテストを通じての、主催者側の唯一の成果物であるコンテスト結果発表ページから、そのような意図を感じることが出来ないからです。

いや、ひょっとすると、スーパーバイザー自身には、そういう意図があるのかも知れません。が、そうであれば、もう少し非VRMユーザーにとって視聴覚へ訴求できるコンテンツになっているべきです。それが(まったくと言ってよいほどに)為されていない以上、そのような意図が感じられない、との批判は、甘んじて受けていただかざるを得ません。

クリックすると元のサイズで表示します
<VRMの可能性をラディカルに示した怪作「SD・東京ぬりえ/hirochi氏」より>

誤解のないように、くどいほどに明言しますが、本稿の意図は「スーパーバイザーはレイアウトコンテストをVRMの拡販に資するものにせよ」ではありません。それは、選択肢の1つに過ぎません。ボクが言いたいのは「レイアウトコンテストの目的をハッキリさせろ」であり、さらに言えば「目的にかなった手段を講じろ」です。

なぜ、そのようなことを求めるのかと言うと、主催者側の意図の如何にかかわらず、年々レイアウトコンテストがネットVRMユーザー個々人の言動に与える影響が大きくなってきているからです。これを銘々のユーザーの個人的な資質による過剰反応である、と切って捨てるのは簡単なことですが、少なくともボクの目から見る限り、これらの現象の根には、レイアウトコンテスト主催者側の意図や目的が、参加者側から見てわかりにくいため、考えなくてもいいことまで考えて苦しんでいる人がいるように思えてなりません。

有り体に言えば、fox氏以外のスーパーバイザー(って、実のところ誰と誰が現時点でアクティブなんですか?)は、日常的にまったくと言ってよいほど自身の成果物(レイアウトやスクリーンショット)を示していません。なので、口には出さないものの「スーパーバイザーにレイアウトコンテスト主催者、審査員の資格があるのか?」という疑問を抱いている人も少なからずいるはずです。そこへ、輪をかけてレイアウトコンテストの意図、目的、審査基準、結果発表、その他諸々がわかりにくいので、結果的にレイアウトコンテストに対するネットVRMユーザーのエネルギー投資が有効活用されず、むしろ空回りしている、というのがボクの問題意識です。

誤解のないように、改めて繰り返しますが、本稿の意図は、スーパーバイザー個々人がどーだとか、I.MAGiCがこーだとか、ではありません。ボクの望むところは、VRMユーザーのレイアウトコンテストに注がれたエネルギーを無駄にしたくない、厳密に言えば、それぞれの参加者に、レイアウトコンテストに参加したことは無駄だったと思わせたくない、の一点に尽きます。

レイアウトコンテスト作品のレビューを書くことを諸兄に煽り続けているのも、究極的には参加者各位、さらにはギャラリー各位に、レイアウトコンテストに参加することには意味があるのだ、と実感して欲しいからです。こちらに別途まとめましたが、レビュー祭で書かれた多くのレビューが、主催者による結果発表では拾いきれていない参加作それぞれの意義を発掘することに成功していると思います。

手前味噌ながら、こういう試みはコミュニティにとって、非常に重要です。意味のないもの、意義を見出せないものは遅かれ早かれ廃れますし、廃れないにしても、本当に意味のあるモノを作ることが出来る有能な人から順にムーブメントから脱落していきます。リアクションが得られないものにエネルギーを投じるのは、クリエイターにとって時間の無駄だからです。

これはレイアウトコンテストに限らず、日々のネットVRM界隈の活動にも通じるのですが、こちらの方は、以前と比べて相互批評が活発化し(まだまだ批判精神に欠ける、という難点はあるものの)健全に回っている、とボクは考えています。これに対し、レイアウトコンテストは、I.MAGiCの協賛という特権的な地位を活用しきれていない点に、忸怩たるものを感じずにはおれません。

では、具体的にどうしていくべきなのか、については、日を改めて一案を述べることにします。
0

この記事へのトラックバックURLはありません
トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ


teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ