2005/4/15

VRMスクリーンショット加工の系譜(1/3)  誉め殺し
度々取り上げる(それだけの価値があるってことです)ranmei画像コンテストが、週末に締め切りです。自信作をまだ手元に眠らせている方、大急ぎで応募すべし。

さて。
なんとなく思いつきで、自明のようで自明でない、ネットVRMユーザーによるVRMスクリーンショット加工の系譜を3回の連載形式で辿ってみようと思うので御座る。拙者、VRM2以前の歴史には疎い上、ネット上を手繰ってもVRM2以前のユーザー発の資料はほとんど散逸しているようなのだが、VRM3以降に限っていうとVRMスクリーンショット加工の流れは、黎明期/転換期/爛熟期の3つに分けて考えることができそうなので御座候。

● 黎明期

拙者の知る限り、現在もネット上でアクセス可能な最も古いVRMスクリーンショット加工作例は、やなぎ氏の「なのはな」と題された画像(ページトップからVRM3 Snapsへ)ではないかと思われる(Webコンテンツトップの看板画像・バナー等を除く)。だが、これが現在のranmeiコンテストに至るスクリーンショット加工の原点か?というと、少しスタンスが異なるようだ。
当Homepageではコラージュ(元の画像に手を加えた画像)を掲載しています。
ソフトに収録されていない車両がありますが、それらについてI.MAGIC社への直接の問い合わせはご遠慮下さい。

J.N.Revolution/VRM3 Snapsより

やなぎ氏による上掲の注釈からは「これは私がお遊びでやってみたもので、裏技やオマケ車輌ではありませんよ」という、ある種の遠慮というか、慎みが感じられる。
極言すると、当時のネットVRMユーザーの間には暗黙のうちに、加工を施したスクリーンショットをネットに晒すことでVRMの仕様について誤解を招いてはならない、といったようなタブー観念があったのではないか。これは、現在見られる「ほら見てみろ!!」的に徹底的に加工されたスクリーンショット群とは明らかに発想を異にするものと言えるだろう。
もう1つ、やなぎ氏の作例は「VRMに収録されていない車輌(塗色)を再現する」という着想で作られている。VRMでI.MAGiC社が正式にリリースする車輌・部品しか使えないことが、昔からVRMユーザーの不満の種であったことは想像に難くないが、やなぎ氏の作例はこの不満に対する解法の1つであったと言えるだろう。この点も、昨今の「VRMでは表現し切れない『雰囲気』を出すために加工する」といった方向性とは大きく異なると言える。

不思議なことに(本当に不思議なことに)VRMに収録されていない車輌をどんな形であれ扱いたいというニーズはずっと潜在していたにもかかわらず、やなぎ氏に続くネットVRMユーザーは長らく現れなかった。
これは、高解像度の画像に自然に加工を加えるにはPCもアプリケーションもまだまだ非力であった、というのも関係していると思うが、VRMユーザーが良く言えば慎み深く、悪く言えば受身であったことがその真因ではないかと思う。そういう意味で、敢えて(当時の)タブーに挑戦し、VRMスクリーンショット加工の潮流の先駆けとなったやなぎ氏には拍手を送りたいと思うので御座候。

<つづく>
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