2006/2/2

VRMテンプレート構想の通過点としてのVRM4EG  VRM4EG
まずはやっぱ目を惹くヤツを。

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<テンプレートセット(VRM4第2号用)>

去年末からずっとVRMテンプレート構想というのをやってきたワケですけれども、その中間成果物にあたるものがVRM4EGに収録されています。第0号〜2号用のテンプレートセットと、それを組んで作ったサンプルレイアウトです。サンプルレイアウトについては、テンプレートだけを組んだものと、それに仕上げをしたもの、更に後日紹介するgws/1.0自動運転スクロールを組み込んで自動化したもの、の3種類を収録しています。
第3号については、やはりリリースから脱稿までにあまり時間がなかったのと(もちろん、レイアウトや編成ファイルは3号対応の作例が多数収録されています)3号のウリはやはりフレキシブルレールですので、ちょっとテンプレートの考え方と噛み合わないものもあって、収録を見送りました。これはこれで、別途企んでいることがありますが、まぁ、そのうちです。

で、やはりこれについても「なんでネットで配布してくれないの?」という疑問を持つかたはおられると思うんですが、これにもちゃんと理由があり、その上で皆さんにご協力をお願いしたいことがあります。
そもそもVRMテンプレート構想の主眼は「グループ機能を使ってテンプレートを作りましょう」ではなく、I.MAGiCの中の人にこういうビギナー向けの支援機能(ウィザード)の実装をさせましょう、です。で、これについては中の人に聞いたワケではないのですが、中の人は決してバカではないので、こういう機能があればユーザーに訴求効果があることは、私が言わなくてももちろん気づいています。ですが、趣味でやってれば済む我々と違い、中の人は商売でやっていて、それを継続していかなければならないという責任を負っていますから、我々のように「便利そうだからゴー!!」みたいな能天気なスタンスではやっていられません。
なので、中の人としては「こういう機能を実装するのに幾らかかって(開発工数)その結果として幾ら儲かるか(ユーザー増)」のバランスがわからないと、気軽にVRM全体のあり方を左右する新機能は採用できないんですね。車輌自作なんかも事情は同じです。開発に手間がかかるわりに、現実には車輌を本当に作って、かつ、コミュニティを活性化できるほどのクオリティのものをコンスタントに作れる人なんで、そんなにいませんし、車輌自作機能が必要だと叫んでいる人の大半は他力本願のアホタレですから。その証拠に、誰も具体的には何もしようとしていませんから。

で、そういうアホタレと一線を隔てるボクちゃんとしては、マジでI.MAGiCの中の人をしてVRMテンプレート構想を実現させるにはですね、「テンプレート構想は採算が合いますよー」という実績をご覧に入れないといけないと思うワケですよ。なので、テンプレートを無償で配布してね、それをユーザーが便利だなんて主張しても説得力がないんです。
VRM4EGの価格はまだ未決定なんですが、2,000〜2,500円くらいになると思います。ボクは「工学社さん、そんなに無理して大丈夫?」と思うんですが、皆さんの中にはそれでも「高い!!」と思う方もおられるでしょう。でも、それだけのお金を払ってですね、で、そこに収録されているテンプレートを触ると、やはり、無償で配布されたそれを使うよりも評価がシビアになりますよね。「なんや、高いカネ払わせてこれかい!!」とか。逆に「この値段でこれは凄い」と思ってもらえるとすれば、それは本当に凄いんですよ。
で、凄いと思った方はですね、直接I.MAGiCさんにメールしてもらってもいいし、会議室BBSにでもいいので「VRM4EGのテンプレートは良かったから、是非VRMテンプレート構想をシステムに採用して欲しい」って銘々で訴えて欲しいんですよ。あ、誤解のないように言っておきますが、「テンプレートを使ってみて良かったら」ですから。「こんなん、別にいいよ」と思った人はしなくていいです。私の目指しているのは、VRMをより良くすることであって、私のアイデアの正しさを証明することではありませんので。
こうするとですね、やはり説得力が違います。お金を払って触ってみた人が何人も「こりゃいいや!」て感じるということは、それは投資するに足る価値があるってことですから。そういうワケで、VRMテンプレート構想の観点からしますと、VRM4EGは、完成点ではなく通過点です。本にはタテマエ上「著者への直接の連絡はご遠慮ください」って書いてありますけど、私はウェルカムですんで、メールでもVRM侍へのコメントでもいいですので、テンプレートについて気づいたことがあれば知らせてください。何も焦る必要はないので、じっくりとより良いものを一緒に目指していきたいと思います。

で、1つお詫びなんですけれども、実はVRM4EGではこのテンプレートの使い方に関する記事が紙面に載りきりませんで、付録CD-ROM収録のオンラインドキュメントになっています。最終入稿直前まで紙面用に書いていたので、申し訳程度に章立てにハイパーリンクが加わった、体裁は完全に紙面向きの文章で、18,000字ほどあります。
オンラインドキュメント読むの苦手な方も多いと思うんですけども、もうこれは物理的な制約なんで勘弁してください。なんせVRM4EGは160ページもあるんですよ。拙著「鉄道模型シミュレーター レイアウト設計と製作」もこの類の本としてはかなりブ厚いボリューム感がありますが、それでも120ページなんですね。それよりさらに40ページ多い。多分ね、本屋で見るとかなり異様な本ですよ、コレ、想像する以上に。
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2006/2/2

意外に小奇麗なビルである件  VRM4EG
jrkwansai氏が、blogで展開しておられる「鉄道出版社探訪」シリーズの一環として、VRM4EGの版元でもある我らが工学社に行ってみたとのこと。ボクも行ったことないのに(笑)。

どうしても私の中には小〜中学生の頃に異様な存在感を放っていた月刊I/O誌のイメージが強いし、お付き合いしている担当者の方のノリもどこか昔気質を感じさせる硬派なところがあるので、勝手に小汚い雑居ビルに潜む秘密結社的雰囲気をイメージしていた(ぉぃ)のだが、意外に小奇麗なビルだ。一度、今回の無茶な出版について、決裁してくださった社長に御礼を申し上げ行ってみたいところだが、まずは売れないと藪蛇だよな。そういうワケで、みんな、よろしく。

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