2006/12/13

レイアウトコンテスト2006総括(その3)  霊魂補完計画
今日から、来年のレイアウトコンテストを目指してのネットVRM界隈の課題の各論に入ります。最初のテーマは・・・ちょっと一言でまとまらない(適切な言葉がない)ので、以下、ダラダラとした書き方になりますが、そこから察してください。

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2005年から2006年にかけてのネットVRM界隈を賑わしたネタを振り返ったとき、その多くがミクロ的なネタであることは既に指摘した通りです。ここで言う“ミクロ的なネタ”というのは・・・

・部品や地形を組み合わせて作った何かである。
・大抵は1枚のスクリーンショットに収まる。
・基本的に一発ネタである。

みたいなモノを言います。

これはこれで面白いし、今後もガンガンやるべきです。今回のレイアウトコンテスト参加作品を総覧しても、良い意味でそれらのミクロ的なネタの影響を受けたと思しき表現が散見されます。

そして、“なぜミクロ的なネタが主流だったのか?”と問えば、それはweblogの興隆とは無関係でないはずです。weblogでは、一発ネタの方が扱いやすいので、自然とそういうネタが主流になります。これは同時に、以下に例示するようなアプローチが不足することを意味します。

・スクリーンショット一枚には収まりきらない大型のネタ。
・レイアウト全体の構成やバランスに関する話題。
・トラックプランの組み方に関する話題。

そして、櫻隼氏の大賞作啓明氏の受賞作を拝見するに、特に“レイアウト全体の構成やバランス”、そして“トラックプランの組み方”に見られる妙が、他の参加作から一歩抜きん出ていることは明らかです。

そこで来年のレイアウトコンテストを目指してのネットVRM界隈の課題の第一として、そういう“マクロ的なネタ”に銘々で挑戦しましょう、というのを提案しておきたいと思います。

そういう性格を有したコンテンツは、現時点においても皆無ではありません。ただし、ミクロ的なネタに比べると、扱いが難しいので、中途半端にやるとどうしても具体を欠く精神論(現実の風景をよく観察しましょう・・・なんて言われても、あぁそうですか、としか応えようがないですw)に陥りがちです。これもマクロ的なネタが少ないことの遠因の1つでしょう。その中でも、比較的具体性を伴っていて参考になると思われる先行事例をピックアップしておきたいと思います。

拡散と集中
視覚トリック(いずれもキハポスト@VRMより)
レイアウト設計論(拙Web VRM→Nより)

参考にするには若干敷居が高いかも知れませんが、ミクロ的なネタに並行して、こういうマクロ的なネタにもネットVRM界隈を挙げて取り組んでいくと、結果的に翌年のレイアウトコンテスト参加作品の質が変わってくるのではないか、というのがボクの考えです。

で、その取り組みかたですが、前述したように、マクロ的なネタはいわゆるweblogとは相性が悪いです。その証拠に上掲の先行事例も非weblog形式で書かれています。とは言え、マクロ的ネタをやるために普段のweblogとは別にwebサイトを立ち上げろ、なんてのも乱暴な話なので、今みなさんが使っているweblogでこういうネタを扱うコツをお話ししておきます。

と言っても、そんな大層なコトではなくて、要するに「連載でやれ」というだけの話です。このVRM入道でも、単一のエントリで扱いきれない大きなネタ(大抵はスクリプト絡みですね)を連載形式で書いています。啓明氏も現在“T644シリーズ”を連載しておいでで、これがここで論じたコンテンツに近からずも遠からずな内容となっており、お手本としては最適です。

で、これをうまくやる秘訣は、間違っても「1つ書いては公開する」というやり方をしないこと、です。これは至難です。断言しますが、大抵の人は絶対に途中で続けるのが辛くなって挫折するか、何を言おうとしていたのか自分でわからなくなって迷走するのがオチです。

かく言うボク自身も、連載型の記事は、ある程度の分量が書き溜まるまで公開せずに寝かせています。で、数回分で通して読むに耐えるまとまりが見えてから、1つずつ公開していってます。こうすることで、中途挫折のリスクを下げ、また、主旨がブレることなく完遂しやすくなります。また、主旨一環した連載は、あなたのweblogの目玉コンテンツに成長し得ますし、何よりマクロ的なネタについては多くのVRMユーザーが飢えているはずなので、あなたのネットVRM界隈でのポジションを飛躍させるチャンスにもなるはずです。

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蛇足ながら。ミクロ的なネタがそうであるように、マクロ的なネタにも「正解」はありません。あなたが目指すべきは、VRMユーザー諸氏に「正しいVRMレイアウトの作り方」を示すことではなく、「こういうVRMレイアウトの作り方はどうよ?」と提案することです。

間違ったことを書いてはいけない、批判されるのは格好悪い、などと恐れてはいけません。「いや、それはこうじゃないの!」というツッコミが入ったとすれば、それはあなたの議論提起こそが皆が求めていた「正解」であったことの証拠なのです。
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