2006/12/20

レイアウトコンテスト2006総括(その7)  霊魂補完計画
昨日の続き。

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第三に「背景(天球)テクスチャ」、VRM4では「雲テクスチャ」もここに含んで考えていいだろう。先に触れた二つに比するといささか地味な感もあるが、これを工夫することで、特にスクリーンショットや動画を生成した場合に大きな完成度の差が生じることは、いくつかの優れた作例が証明して余りない。

この分野の特徴は、地形テクスチャや車両リソースよりも、比較的に作成の難易度が低いことにある(程度の問題に過ぎないけれども)。これは“ナノ−タネ”筋のWebコンテンツの入門として適していることを意味している。つまり、とりあえず背景テクスチャの作り方を書くことを通じて“ナノ−ネタ”を扱う練習をする、という戦略があり得ること。難易度の差こそあれ、画像を扱うという意味においては他2つと根っこは共通しているので、我こそはと思う人は挑戦してみて欲しい。ボクも積極的にレビューしてブラッシュアップに協力したい。

第四に、ここまで取り上げて来たものと毛色が異なるのが「音声リソース」である。機能自体はVRM3の頃から存在したものだが、VRM4になって格段に可能性の幅が広がった分野であり、かつ、未開拓な分野でもある。

「音鉄」という言葉があるくらいだから、この筋には一家言ある人はたくさんいそうだし、そういう系統の書き物はネットVRM界隈でも既に散見されるが、それをVRMで使えるようにするには、テクニカルないくつかのステップを経る必要があり、これが一見して敷居が高そうに見えてしまうのが、この分野の活用事例が少ない原因であろう。

が、これはボクの私見ではあるのだが、PCの発達で劇的な進化を遂げたのは、実はビジュアルよりもオーディオの方で、適当な投資をすれば音素材の編集は一時代前に比較して格段に容易になっている。ボク自身、趣味で音楽もてがけるのでその筋のノウハウは少しはあるのだが、如何せん「音鉄」にあまり興味がないのでこれまで未着手でいる。この筋はまさに穴場であり、早い者勝ちで“ネットVRM界隈一の権威”に登りつめるチャンスもある。

また、ビジュアル系のリソースについて“実写真から加工する方法論”と“PC上でゼロから作る方法論”があるのと同様に、オーディオについても“実車から録音した素材を加工する方法論”と“PC上でゼロから作る方法論”がありそうである。純然たる「音鉄派」の諸兄からすれば後者は邪道の極みであるような気もするが、結論から言うと、ノイズ交じりの録音からVRMで使えるリソースを切り出す作業に比較すると、ゼロから音を合成してそれっぽくする方が、その出来の良し悪しはさておき、難易度は格段に低い。

これについては、VRM4第5号のリリースをうけて、24系25形から14系15形をデッチ上げるというミッションで、オハネフ25→スハネフ15の床下コンプレッサー音で実験的にやってみようかと思っているので、その試みがうまくいったら(あくまでも“うまくいったら”ね)何がしかの報告をさせてもらうつもりである。

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二回に分けて、“ナノ−タネ”の可能性を検討してみた。いずれも一朝一夕で成るものではないが、それぞれに挑戦する価値があると思うし、ひとつでもこういう研究分野を自分に課しておくと、より末永くVRMを楽しめると思う。

そして、最も重要な点は、“ナノ−タネ”を手がける人というのは、その時点で単なる「使い手」という意味での“VRMユーザー”ではない、ということを力説しておきたい。VRMが提供する機能を使うだけに甘んじていては、I.MAGiCの中の人に対して対等を装った発言をしてみても虚しい限りである。“ナノ−タネ”を手がけて、はじめて、ネットVRMユーザーは「単なるVRMファンから、I.MAGiCと共にVRMワールドを構築していく担い手、に脱皮することが出来る」と言っても過言ではあるまい。

まぁ、皆が皆、そうあるべきだ、とは思わないが、上記の檄に感じるところのある人は2007年のご自身のテーマにしていただいても良いのではないだろうか。ハマり過ぎて、身を持ち崩さない程度にね。
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2006/12/20

狙われたVRM入道殺人事件  電波ゆんゆん
コレは・・・

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