2006/8/28

Jupiterを紹介してみた件  Bahnsim PRO砲兵隊
VRM3史上、最も印象的であったレイアウト作品を挙げよ、と言われると、ボクはまず啓明氏“Jupiter”を思い浮かべます。と言うと、良心的な読者諸兄は「アレは確かに名作だが、邪道ではないのか?」と思うかも知れません。確かに邪道ではあります。いい意味でぶっ飛んでます。

ぶっ飛んでいるものを作るのは、実はそんなに難しくはないです。要するに、おかしなものを作ればいい。が、ぶっ飛んでいて、かつ、これはすごい!と思わせるものを作るのは非常に難しいです。そして、Jupiterが世に出るまで、おそらく地球外の風景をVRMで作るという発想は存在しなかったワケで、それを一作にして「アリ」にしてしまった本作は、やはりVRM3史上欠かすことのできない名作だと思うワケです。まさに「コペルニクス的転換」というヤツです。

で。
やはり、これはBahnsim PROユーザーな人の目にも触れさせるべきであろう、と思ったワケですが、かの作品はVRM3第0号〜第6号の部品を使用していて、そのままではBSPで開くことが出来ません。そこで、啓明氏にお願いしてBSP用=第0号パッケージ限定レイアウト化の許可をいただきました(流石にパッケージ限定レイアウト化しろ!とはお願いし辛かったので・笑)。

これを拙Weblog英語版で紹介したのが26日の話なのですが、翌日にはWilli氏による独語訳がレビューを添えてアップされていたので、これを紹介しておこうと思います。

啓明氏のSFレイアウト“Jupiter”は、本当にユニークで、かつ極めて稀な作品です。そして、ghost氏がSF映画のマイルストーンとして良く知られているスタンリー・キューブリックの作品に言及しているように、SFファンの人には大きな喜びをもたらすでしょう。
この作品は、Bahnsim PROの限られた部品を使っても、このようなファンタジーを示すことができることを提案しているという点において、非常に印象的です。ghost氏がこの作品を我々ヨーロッパのBahnsim PROユーザーが見れるように簡略化してくれたことに感謝します。
そして何よりも、Bahnsim PROユーザーのレイアウトコレクションに素晴らしい独創的な仕事を提供してくれた啓明氏に特別の感謝を捧げます。

少なくともWilli氏にはボクが意図したことが伝わったようで良かったです。

*     *     *

既に読者諸兄の中には、欧州のBSPユーザー=Williさん、という図式が定着化してはいないか、とか思うんですが。まぁ、それはそれで事実です。もう少しいろんな人と語らってみたいですけどね、本当は。ただ、現実的には欧州市場においてBahnsim PROユーザー(ネット上に顔を出して我々とのコミュニケーションをおこなうほどハマる人、という意味において)が更に現れるかどうかは極めて疑問ではあります。

面倒臭いので邦訳しませんがこういうレビューがありまして、後半“Die Belohnung”と題された節以降に、なかなか核心をついたことが書かれています。大雑把に要約すると「ヨーロッパのユーザーはもっと楽チンなものに十分に甘やかされているので、今更フリーウェアと見紛うようなこんなものに挑戦しない」といったような指摘です。で、結論部では「モノ自体は否定しないが、これをお奨めできるのは既にこれについてよく知っている人(つまりVRMユーザー)か、その人の(Webサイトを通じての)知り合いだけだ」とされています。まさにおっしゃる通り(笑)。

で、これを笑うのは簡単なんですが、噂のTRS2006日本語版が、それなりに賢明なマーケティング戦略を伴って登場すると、笑ってられなくなるかも知れませんよ。いや、ボクら=ユーザー、は別に困りませんけど。
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