2006/11/30

Local mini/moko氏  霊魂補完計画

以下はI.MAGiCレイアウトコンテスト2006参加作品のレビューです。作品は結果発表のページからダウンロード可能です。

個人的には少し拍子抜けなのである。

moko氏と言えば、ネットVRM界隈においてその名を知らぬ者のいない、画像職人であり、音声職人であり、スクリプト使いなのである。その氏の作品にしては、いささか初見がシンプル過ぎて期待外れなのである。

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が、じっくり見ていくと、これが氏特有の慎み深さというか、ワビサビというか・・・とにかくそういうものであることに気付かされる。密度こそ決して高くはないが、細かい部分がよく出来ている。とにかく仕事が丁寧なのだ。

車両が103系だけに派手さはないが、方向幕はすべてオリジナルのものに差し替えられているし、音声も実車から録音したと思しきもので、車両ギミックも含めてスクリプトで細やかな制御が組み込まれている。

惜しむらくは、操作方法をビュワー上で見ることが出来ないので少しややこしかった。ここまで組み込むのであればログウィンドウにガイドを表示してもよかったんじゃないだろうか。一画面(4行)に収まらないのであれば“次へ[N]/前へ[P]”といったガイドを表示しおいてキーイベントで切り替える、なんて手も、moko氏の腕前なら可能だったろう。

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上掲のガーダー鉄橋下のバス停は配置が絶妙。ミソは背後の「柵」で、これがないと背面の壁とフィギュア群のコントラストが強すぎて、馴染まなかったと思われる。敢えて背景に柵を設けることで、非常に自然な情景に仕上がっている点に注目して欲しい。「僕にとって格好良い」に全力で取り組むと公言して憚らないmoko氏特有の美意識が感じられる一コマである。

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こんなところにも氏のこだわりが。傾斜を与えた壁面を線路沿いの側道に見立て、さりげなくフィギュアを配置するこのセンス。読者諸兄におかれても、派手さを押さえつつ、渋く自己主張するmokoワールドを心ゆくまで堪能していただきたいと思う。

*     *     *

本筋からはそれるのだが。本作をレイアウターでみると、各種部品が几帳面にレイヤー分けして管理されているのがわかる。

で。

面白かったのが、フィギュア(人形)が集まられているレイヤーの名前が人類になっていたこと。moko氏が垣間見せる飄々としたキャラクターともあいまって、窒息するかと思うほど笑ってしまった。GJ、moko!
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