親友のジュエリーデザイナー、原田明徳の作品だ。
去年の有馬記念のあたり…つまり2004年末に彼に発注し、今日できあがった。素晴らしいアクセだ。
僕の要求を取り入れつつ、彼自身の主張も曲げない…という、究極のいいとこ取りを彼は成し遂げてみせたわけだ。
彼とはよく競馬に出向き、よく酒も飲む良き友人である。しかし、彼の競馬の成績はというと…
僕には独自に作った…いや、いつの間にか出来ていた競馬サークルがある。ジュエリーデザイナーの原田くん、さらにはウェブデザイナーの石黒さん。(通称グロさん)こんな内輪がある(どちらも相方の活源の仲間)。
僕とグロさんは、馬券の当たりハズレの波が激しい。しかし、激しいが故に当たるときの額はデカい。お互い勝ったら酒をおごり、負けたらおごられ…という間柄である。馬券の予想は「当てる」と言う要素においてはグロさんは上手い。
しかし、ジュエリーデザイナーの原田くん。
彼は馬券を僕とグロさんほど額を突っ込まない堅実派だ。僕はグロさんと原田くんに、グロさんは僕と原田くんに。馬券を通じておごった事はあるのだが、原田くんだけは僕とグロさんに酒を振る舞った事はない。
堅実派故の振る舞いを期待しているのだが、馬券で儲けたという話はあまり聞かない。しかし、ダービーや有馬記念を筆頭に競馬全体をこよなく愛し、楽しく馬券を買う、なかなかの前向き屋だ。しかしながら効率的な馬券の買い方をする時もあり、したたかな一面もある
それ故か、発注したペンダント。これが最高に良いのだ。酒はおごってばかりだが、これほどの作品を作ってくれるとは思ってもいなかった。 トロンボーンをモチーフにデザインをお願いしたのだが…
トロンボーンという楽器の認知度は決して高くない。
そんな中で、彼は調査に調査を重ね、トロンボーンという楽器のディティールを完璧な形でデザインとして作り上げた。溜息が出るほどカッコ良く、美しい。今はまだピカピカだが、本人は「早くキズモノにしてくれ」だそうだ。絶え間無く身につけていれば、色褪せればもちろん傷もついてくる。アクセなんてもんは綺麗なまま飾りものにせず、自分と一体化するまでとことん身につけてとことん使ってほしい、そんな信念を持っている原田くんらしい発言だった。
いや、このペンダントはほんとにかっこいい。見てみたい方はライブ会場にて。
4.11は原田くんも遊びに来るので、興味を持った人がいたら彼に直接コンタクトを取ってみたら良いだろう。ある部分を除けば、物腰柔らかくとてもフレンドリーな人物だ。

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