今日の夜の便で東京に戻ります。泡盛とオリオンビールに戯れて過ごした5日間…だったような感じ。何にせよ明日からいつもの生活に戻るわけです。寂しいやら安心するやら…
何かを学んで来れたか…と思うとどうだろう?強いて言えば今日の昼に訪れた『ひめゆりの塔』でしょうか。
僕は、戦争というものに非常に興味があります。歴史を知れば知るほど全ての事実を知りたいと思うようになり、中学生の時から独自に資料を読み漁っています。それなりに当時使われていた武器…というか兵器にも精通するようになりました。恥ずかしい話ですが、中学時代はかなりのエアガンとガスガンを所持していて川原などでサバイバルゲームをしていました。当時の僕の理論では、太平洋戦争も勝つことが出来たと、と思っていました。もちろん双方(日本軍と連合軍)の物量も考慮した上で、です。今でもこの理論は変わっていません。しかし…
今日は…戦争をどのように捕らえるかという、ある種哲学的な部分を学んだように思います。
一概に「平和」というと争いがなく、万物が絶えなくて当たり前だというような概念を考えますが、果たしてそうだろうか?と。
戦争とは、人命を奪う事が全てです。自分の部隊に課せられた任務を遂行し、自軍を勝利に導く為に行動するものです。それが戦争…
しかしながら太平洋戦争末期に繰り広げられた沖縄戦はどうでしょうか?
『戦争』ではない気がします。弱いものいじめ、のような…
連合軍は、すでに勝利を確信しながらも沖縄上陸を慣行し、日本軍はそれに徹底抗戦、そのために島民をおとりに、あるいは犠牲にしながらも戦いを続けていました。つまりは
連合軍>日本軍>島民
というような連鎖関係です。究極な弱いものいじめだなって。島民は日本軍からも逃げなくてはいけないし、連合軍にも見つかるわけにはいけない。そんな状況下の中、結局は12万人の島民の犠牲者を出す羽目になったのです。こんなのって…ねえ?沖縄に来るまでは知らない事実でした。
すみません、暗い話で。でも事実です。
さて…そろそろ空港に向かわなくてもいけません。続きは気が向いたらお話することにしましょう。
さらば沖縄。また会う日まで…

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