悟空は、雷様が大嫌いです。
怖くて怖くて仕方ないんです。
というのは、自分の幼少期にさかのぼります。
多分5歳か6歳の頃だったと思います。自分は幼少期の記憶なんてほとんどないんですけど、この記憶だけは鮮明に覚えています。
自分の母親の実家の墓参りに行った時です。時期は多分8月だったと記憶しています。
その墓場には、大きい木が一本立っており、その墓地の象徴的な佇まいをしておりました。
母方の祖母の実家を出たときは暑いくらいの晴天。太陽がギンギラギンでうざったかったわけです。
ところがその墓地に入るか入らないかのあたりに雲行きが怪しくなり、ついには大粒の雨が大量に降り出しました。
それで、雷もすぐ近くで鳴っていて、その墓地にある寺の境内に母親と弟と共に非難。それから5分足らず…
その大きな木に、無常にも爆音を響かせながら落雷しました。
それまで全く経験したことのない爆発音と、異様な閃光、地面が痺れている感覚、そしてその木の周りから湧き上がる煙…
悟空は戦争が起こったんだと思いました。爆弾が落ちたと思ったんです。
でも落雷。自分は体の震えがとまらず。何時間もそのお寺の中で泣き喚いていた記憶があります。
そんなわけで、怖いんです。雷って。本当に恐ろしくて、できればそんな自然現象は起こってほしくないと思っています。
とにかく今日は怖かった。うちのかみさん曰く、うちのディー&ダリも雷が鳴った瞬間は奥の風呂場まで逃げていたそうです(苦笑)
やっぱ怖いもんは怖いです。

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