最近は楽しいと思うことが色々とできてきました。
楽器を吹く事はもちろんの事、新たに体を動かすという楽しみも増えました。別に長寿を狙ってるわけじゃないですけど、体は健康な事に越した事はないですよね。
そんな中で、最近珍しく自分で分かる事があります。
トロンボーン、絶対上手くなってると今日は思いました。それも劇的に。
半年ほど前からシャープス&フラッツにお世話になっているのですが、そこで聴く音楽だったり、大先輩たちの助言だったりを参考に自分の練習方法やプレイスタイルも変わってきていたのは事実で…
それを延々と反復していたここ半年の間、今になってついに意味…というか真理が分かってきたんだと思うんです。
自分の力だけで自分を変えられる人っていうのはすごいと思うんです。もちろんそういう人もいるでしょう。自分も今まではそうだと思っていました。
でも、ちゃんとその道のエキスパートたちから客観的な意見を受け入れて、半信半疑でもそれをとりあえずは鵜呑みにしてきた結果、この半年間の成長が見られたわけで、自分はやっぱり誰かに変えられているんだな、思いました。そしてそれに対する感謝というのは計り知れません。
具体的に言えば、自分の目指す人の一人、シャープス&フラッツの谷山忠男さんという方がいらっしゃいます。彼は御歳75歳。普通なら腰が曲がってしまっていてもおかしくない年齢ですが、それでも現役でトロンボーンを奏でています。このシャープスのリーダーの原先生もそうですが、これだけでもものすごい事です。
谷山師匠に至っては、自分が生まれる何十年も前からプロのトロンボーンプレイヤーとしてやってきてるわけですから、自分とは多種多様な面で決定的な力量の差があります。ですが谷山師匠のあの「ウォームでハリのある柔らかい音」を目指して今はずっと頑張っています。それをめがけてのロングトーンやタンギング、全て自分の基礎練習のメニューに取り入れてここ最近はずっと吹いてるわけですけど、かなり変わってきました。楽に音が出せるようになったし、またそれを評価してくれる方も現れてきました。
そして、今日の冒頭で「体を動かす事の楽しみ」を記載しましたが、これは谷山師匠や原先生の年齢に結びつきます。
「おじいちゃん」
言い方は悪いです。でも年齢的にはそういうカテゴリーに入るでしょう。でも、そんな人たちがその年齢でバリバリの若い連中をも圧倒する音や存在感を出せるのは、健康故の技です。
自分は、今後も体の許す限り楽器を演奏し続けたいと思っております。だから今から、後何十年後かも笑って楽しくトロンボーンを吹く体を作るために体にはなるべく正常でいてもらおうと頑張って体を鍛えているわけです。
タバコは吸います。酒も飲みます。それも音楽を楽しくやる要素。タバコも酒も飲みたいから、体はタフにしたい。それだけの事です。
それを今から考えられる自分は、きっととっても恵まれているんでしょうね。人生の目標がすごく身近にいる、とっても幸せです。

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