自分は恋愛沙汰がからむドラマをは全く見ないのでようわからんですが、この話の主人公さんは曲を一回聴いただけでその曲をすぐ弾けてしまうそうですね。
自分の知り合いにはそんな人間はいませんが、でもどうやら本当にそういう才能を持っている人間は存在するようです。
耳と記憶力がケタ違いというかなんというか…。アースウィンド&ファイヤのホーンセクションはどうやら楽譜がほとんど読めないらしく、セクションフレーズはピアノで弾いてもらったものを瞬時に覚えて演奏するらしいです。さらに、それにハーモニーをあてがっていき、あの重厚なホーンセクションが誕生しているわけですね。耳がいいって羨ましい…
小さいときから音楽をやっていた人には絶対音感という感覚が備わっている場合がありますが、自分のようにある程度成長してから音楽を始めた人間は、絶対音感が備わる事はほとんどありません。この絶対音感とは、その音が何の音であるか、聞いただけでわかってしまう感覚で、例えば人間の話す声だとか、セミの鳴き声、車の音…など、生活している上でかならず聞こえる音も何の音かわかってしまうんです。音楽にはコードがあり、その構成音の中で音を当てはめていくわけですが、その構成音から外れた音はどうも気持ち悪く感じてしまうものです。例外もありますけどね。
で、生活のありとあらゆる音が音階に聞こえてしまえば、無論そのコードに合わないわけですので気持ち悪くなってしまうわけです。人によってはそれが原因で病気になってしまったり、自分で鼓膜を破ってしまった人もいるんだそうです。絶対音感とは、音楽をやる分では備わっていると絶対的に有利ですが、そうでない場合は邪魔な部分が多いようです。とはいえ、自分には絶対音感が備わっているわけではなく、絶対音感にまつわるいくつもの逸話や、絶対音感を持っている知人からの話を持ってしか、ここに記す事はできませんが、どうやらその人それぞれで感覚も違うようです。
音楽をやっていると聴いてカッコいいなと思う曲をコピーしたりする事は多々あるんですが、やっぱりそれをコピーするまでには音を一つ一つ拾う作業だとか、あるいは譜面がある曲ならその譜面を読む作業…。絶対音感のある人ならそういう作業が必要ないのかと思うと楽器が上手になるまでのスピードが圧倒的に凡人とは違うわけですよね。羨ましい…。
ただ、音楽を続けていると相対音感というものは鍛えられます。例えば、あの音に対して、この音はどれ、とか、そういうものです。耳の良し悪しは人それぞれで異なりますが、やっぱり耳が良いというのは自分にとっては羨ましい限りです。
ないものねだりしてもどうしようもないですけど、絶対音感があったらどういう世界観が開けたかやっぱり気になってしまいます。
ちなみに、自分はこの「のだめカンタービレ」という話に関しては題名以上の事はまったく知るものではありませんので、ご了承くださいませ。今夜9時スタートという事以外は全くわかりませんので。

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