左膝の具合はだいぶ良くなっています。今週中に仕事復帰するつもりでしたが、恐らく来週中には走れるようになるでしょうね。生きてて良かった。
さて、奇妙な午後。
というのも。。。
暇なのでテレビを観ていました。他愛もない番組ばかりで、寝不足も祟ってウトウトしていると少し引っかかる事が。
局名は挙げません。でも、わかる人はわかると思います。
一方のテレビ局では、最近よくテレビに出ている例の大食いの女の子が出ていて、一時間に何杯ラーメンを食べられるか、と見ているだけで気持ち悪くなる番組。
一方の局ではラーメンどころか、三日に一度しかご飯を食べられないという、フィリピンのとある地方で、ゴミの山から廃品を回収してそれを売って生計を立てている12歳の少女を追った番組。
一方は、ラーメンを1時間に10杯くらい
一方は72時間に一度の食事。
貧しい事が美徳だと思っていた自分がいました。
何か成し遂げたい事があり、そのために生活や時間やお金を犠牲にして、そのための苦労はするべきだ、と。
でも、今日のその午後を過ごしてみて、そんな事を思っていた自分が情けなくなりました。
そのフィリピンの少女の番組を観て、何が貧乏は美徳だ?と思ってしまう。さほど貧乏をした事もない人間がわめき散らした奇麗事だった、と。
彼女たちは生きるのに必死。でも、こちらは生きているのが当たり前。
そんな現実を知っても、日本人が言うところの「格差社会」を訴えられるのだろうか?
国によって事情が違うと言われればそれまでです。
ただ、そんな現実を考えても「幸せになりたい」と言えるだろうか?
基準を何処にするかでその「幸せ」というものの価値観は変わってしまいますが、衣食住も充実していて、子供は普通に学校に行けて、大人は普通に働けて、沢山の娯楽もあり、何より明日がある。
これを「幸せ」と言わずに何と言うのだろうか。
国のトップが言う「美しい国」とは一体何を持って言うのだろう。
年金がどうのこうの騒いでます。
肉がどうのこうのと騒いでます。
もしかしたら、そんな事はどうでも良い事かもしれません。
もっともっと大事な事があると思います。
早くそれに気付く日本になってくれるように、切に願います。

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