どうにかできるような事だったら、とりあえずすぐ行動するようにしてます。
ただ、どうしようもない事が起こったときは、やっぱり考えてしまう。
何もできないから、余計に考えて悩んで、いつの間にか終わってる事がほとんど。
でも、それを終わらせるために尽力した人間だっているんだし、逆に続けたかった人間がその出来事の終わりと共に、その存在そのものがなくなる。
悟空みたいなヤツはどうにもできないけど、どうにかできる、或いはそれすらをコントロールしてる人間がいたりする。行為こそ良くないにしても、一時の観衆を集めてしまう。
ただ、一部の人間のみの所有物なのかもしれない事だから。その辺は対岸の火事のように思っても致し方ない部分かもしれないけど、関係ない人間たちが当事者として扱われてしまうのだって事実。
そんな人間たちにとってみたら、四の五の言う前になんとかしてくれ!って思ってるかもしれない。悲痛な叫びを聞くと余計そう思う。
悟空はいずれ、そういう場所にトロンボーンを持って馳せ参じる事になると思います。
そういう落ち込んだ土地を、音楽の力で元気にするのが悟空の最終目標だから。
ジャズもソウルもクラシックも、悟空にとってはそれを成し遂げるための手段でしかない。それをやるために、各方面で名を挙げようともがいてる。
正義の使者になろうなんてこれっぽっちも思ってないけど、悟空がやれる事なんてそれしかないから。
直接現地に出向いたとしても、争いを止めるどころか悟空の犬死で終わるし。それに、争いの意味を知るとキレイ事で済むような中途半端なモノではないから。巨大な意思の元で動いてる連中を諭せるほど、悟空はまだ空の悟りを開いてないもの。
だから、事後処理を。。。ね。
おそらく、悟空の想像を絶する光景を目の当たりにしてきた方々を相手にトロンボーンを吹くんだろね。
だから、せめて悟空だけは穏やかな気持ちを持ちたいと思うんだ。
人間誰しも、嫌な目に遭った後は楽しい気持ちになりたいじゃない?それを伝えたい人間がツンケンしてたら、元も子もないしさ。
もちろん納得いかないことは多いし、その度に意見を言ったりするけどさ。
だからと言って、争いは求めてない。喧嘩上等だけど、真意はその先だね。
昨日はビッグバンドのライブだった。
そのバンドのアレンジャーは、常にみんなの音の事を考えて動いてる。
みんなからブーブー言われても、自分を信じたり周りを信じたり、色んな角度から考えて、絶妙のアレンジを叩き出してる。バンドが一番グルーヴする道を常に模索してる。そこに対して、悟空も色々と案があったりするからそれを話したりするけど、ものすごく有意義な時間なんだ。悟空の意見を聞いて、その人は居酒屋にあるナプキンとか、割り箸の包み紙に、殴り書きでその場で譜面を作ってくれたりする。プロアマ問わず、こんな現場ってそうそうないよ。素敵すぎる。
置き換える例えが分かり辛いかもしれないけど、どうしようもない事が起きた時は「どうにかなる」ように、本気で考える事が大事なんじゃないかなって思う。
理屈はその際はどうでもいいから。悟空も曲のアレンジをやってて、どうしようもねえなって思う時は、決まってメンバーの音を想像しながら作ってる。そこへの理屈なんてどこ吹く風だもん。
やっぱり、「排除」じゃなくて「共存」だと思うんだ、大事なのは。
悟空は、そこへ時間をかけて、じっくりとやっていくつもり。
人類のエゴのベクトルが、みんな同じ方向に。。。ていうのは無茶かもしれないけど、そうなればいちばん素晴らしいと思うんだな。すげー綺麗事だけど。。。。

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