GUSH村

「♪夢でもし逢えたら〜　素敵なことねぇ〜」

最近ダイハツの軽自動車のCMで良く耳にするこの曲ですが、いろんな方が唄ってます。CMのはキンモクセイですが、2〜3年前には原田知世、その前には復活したラッツ&スターが歯磨き粉のCMで唄ってました。それより前にも何かのCM(コーヒーかな?)で使われていた気がします。

ちょっと調べてみたところ、以下のミュージシャンが唄ってました。

「夢で逢えたら」
・吉田美奈子
・シリア・ポール
・サーカス
・ラッツ&スター
・鈴木雅之
・DEEN&原田知世
・キンモクセイ

いちおう、上から時系列で並べてみましたが(サーカスの位置が微妙です)、オリジナルは吉田美奈子で'76年発売のアルバム「FLAPPER」に収録されています。29年も前の曲なんですね〜。このアルバムですが、今では死語の感もある「ニューミュージック」の祖となる方々がクレジットに名前を連ねています。細野晴臣・大滝詠一・山下達郎・矢野顕子等々、今では超ベテランミュージシャンがまだ20代の頃の作品です。ちなみに「夢で逢えたら」の作詞・作曲は大滝詠一です。

吉田美奈子ですが、とある文献によると、同時期デビューの荒井由美・大貫妙子と共にニューミュージック3人娘と呼ばれていたとか。蛇足ですが、その次の3人娘は松任谷由美・竹内まりや・原由子と旦那が全てミュージシャンという共通項があります。

年末に放送していたNHK BSの番組で吉田美奈子がこの「夢で逢えたら」を唄ってました。人気度ではシリア・ポールの方が高いとのことですが、オリジナルも雰囲気があって良かったです。

音楽が大量消費され、矢継ぎ早に新譜が出て、ちょっと前の曲はすぐに陳腐化される中、29年に渡って様々なミュージシャンにカバーされ、今でも唄われている曲というのはそう多くはないかと。(洋楽ではそうでもないですが、邦楽だとほとんどない気がします)