ここ最近スキーばっか行ってたので、GWの予定は全然立てていませんでした。
混んでいる時に出かけるのは好きではないのですが、社会人となるとそうは
言ってられません。GWは7日休みがあるのですが、全くどこにも行かないのは
さすがにストレスが溜まるので、急遽予定を立てることに。
連れの一人がいる名古屋にでも遊びに行こうかと先方と連絡を取っていたので
ですが、まだ転勤してから日が浅いということもあり(その前は大阪でした)
忙しいみたいでなかなか連絡が取れません。取れたと思ったら考える事は
同じようで、既に別の友人が訪ねてくるとかで先約が入っていました(T_T)
話題の愛知万博にでもと思ってたのですが、別の機会に繰り越しです。
名古屋がダメになるとあとはどこに行くか?この時点で4月26日。周りを
誘っても都合がつかないし、年齢的にも皆さん忙しいそうなので、悲しくも
一人旅決定です。オール一人旅は一昨年の北海道以来ですが、たまには
気楽に出かけるのも良いかなということで、強行することになりました。
まあ、旅には理由などいらないわけで。
適当に日本地図を見て、何となく東北かな?なんて思っていたのですが、
費用と時間を考えてもう少し近場が良いとうことで、行ったことがない
能登半島に決めました。何となく能登半島を一周してみたかったのと
日本海を見たかった、ただそれだけです。
GW後半は地元でゆっくりしたかったので前半勝負です。ただし、休みの
前日が職場の飲み会だったのでスケジュールを逆算すると自ずと2泊3日に
なりました。
土壇場での強行ですので宿など取れなくて当たり前。車中泊か健康ランドを
覚悟していたのですが、ダメ元で宿の予約を取ろうと電話をするとすんなり
OK。嬉しい誤算でした。
出発日の前日にガイドと地図を買い込み、何処を周るかは道中に考えれば
いいやということで、前置きが長くなりましたが、無計画な2泊3日の旅が
始まりました。
ライダーではないのですが、お世話になりました
−4月30日(土)晴れ−
朝4時に自宅を出発。今回も高速は使わないで下道オンリーで行こうと
決めてましたので実行に移すことに。とりあえずは日本海に出ようと
糸魚川を目指しました。
国道16号→国道413号と経由して相模湖の駅前より国道20号へ。あとは
松本へ向かって北上するだけです。
大月あたりから出発してまだ2時間しか経っていないにも関わらず
睡魔が襲ってきます。この先道中もまだまだ長く、気楽な一人旅ですから
無理せずに、笹子トンネルを抜けた道の駅(甲斐大和)で1時間仮眠を
とることに。
ここで寝てました
起きた後は順調に北上していきました。2時間ごとに休憩を挿み、大きな
渋滞に巻きこまれることなく、長野県に突入。諏訪湖の湖畔で休憩です。
中央道の岡谷IC付近でガソリンの給油ランプが点灯したので給油しました。
満タンではなく、半分ほどで出発したので200キロほど走ったことに
なります。ここまでの燃費は(半分は通勤等で使ったいますが)8.49Km/L。
長野県はガソリンが高いのでハイオクで1リッター136円です。
塩尻峠を抜けて塩尻市内、松本市内を走ります。塩尻峠は後についた
C35ローレルが先を急かそうとするので、引っ張ってあげました(笑)
塩尻市内から国道20号は国道19号と名前を変えます。国道19号を北上して
松本市内で糸魚川街道(国道147号)に入り、白馬方面へ更に北へと向かい
ました。
大町の駅前です。白馬の山々にはまだ雪が見えます
豊科から大町あたり交通量が多く、流れはやや鈍かったです。途中白バイが
走ってたりしてペースがなかなか上がりません。時計を見るとちょうど昼時。
道中の某ハンバーガーショップにて昼食をとりました。
19号同様、147号も途中から148号と名前が変わります。白馬に近づくに
つれ、ルーフに板を載せたクルマがやたらと目に止まります。白馬界隈は
まだ滑れるそうです。そういえば何年か前に会社の同期とGW中に八方尾根
まで滑りに行ったことがありました。
正面が八方尾根です
長野五輪で原田や舟木が飛んだジャンプ台
白馬でちょっと寄り道をして、糸魚川を目指します。今から10年近く前に
仲間内でただ日本海が見たかっただけで糸魚川を今回と同じルートで目指した
ことがありました。小谷から先の山道は長野オリンピックに向けてあらゆる
所で工事中。ちょっと走れば交互通行の繰り返しでした。(その後台風で一度
工事現場が全て流され、多くの犠牲者が出ました)
今回久しぶりに走ったのですが、道は立派になり、トンネルが増えていました。
白馬から糸魚川まで1時間を切りました。以前は2時間近くはかかりました。
横浜から10時間ほどでようやく日本海へ到着しました。
親不知の道の駅より
ここからは日本海に沿って西へと走ります。今晩の宿は富山県の氷見。
寒鰤で有名な地です。国道8号を富山方面に向かってひたすら進みます。
日本海を右に見ながらのドライブは最高です。潮風が心地よく車内に入って
きます。途中渋滞箇所もありましたが、16時過ぎには富山市内に到着。
国道8号から国道160号へ逸れて、17時半に氷見市内の宿に辿り着きました。
走行時間(休憩を含む):約13時間半
走行距離:452Km
宿は土壇場で取ったということもあり、全て「ユースホステル」のお世話に
なりました。食事を付けても1泊5〜6千円で泊まれるのは貧乏人には魅力です。
他の旅人と交流が持てるので、ちょっとした情報交換も出来たりします。
ただ、部屋が相部屋なのと、門限があるので気楽というわけにはいきませんが。
今回お世話になった「鹿島荘」です
宿は民宿のような佇まいでした。宿泊客は私を含めて5名。定員は一応15名
らしいですが・・・
最近貧乏旅行する輩が減ってきているようで、酷い時は宿泊客1名の時も
あるとか。年配の女性が経営されており、家庭的な雰囲気のある居心地が
良い宿でした。
到着して30分ほどで夕食。氷見に水揚げされる魚中心の献立でした。
「ハタハタ」という魚が美味しかったです。冬場だと寒鰤が出てくるそうです。
ユースホステルの食事ですが、以前に比べるとだいぶグレードが上がって
います。とはいえ、1食1,000円ではありますが。
刺身は北海道産でした(笑)
食後は宿に手伝いに来ているおばちゃんの案内で浜辺まで出て、日本海を
ぼけっ〜と見ていました。
暗いですが富山湾です
寝酒を調達しに町へ出て、宿に戻った後は一人でガイドを見ながらちびちび
やってました。飲み終わった後に相部屋の方が到着。芝居をされている方で
合宿でやって来たとか。お互いに疲れていたので、もう一人の相部屋の方が
着いた22時頃に消灯。この日はぐっすり寝れました。
旅は2日目と続くのですが、無計画ぶりが仇となることに。
(つづく)

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