
12〜3年になると思いますが、毎年お盆に写経をさせてもらっています。般若心経を写経する1時間ばかりの間は、心を無にして一つのことに専念出来る貴重な時間です。写経の後は般若心経を読経し、ブランデ-をたらした宇治金時で先人の供養をしてきます。
郵政改革の是非を国民に問う総選挙は、首相の意気込みが違っています。「反対派とは組まない・反対派の選挙区には対抗馬を立てる・自民公明で過半数をとる」と言った言動にその覚悟の程が伺えます。かつてない手法で自分の信念を通す姿勢は、反対派には異常と映る手法です。しかし世論調査の結果では首相支持の数字が勝っています。
財政的には破綻直前とまで言われる借金700兆円を抱える中で、高齢化が進展する社会を迎える日本。そうしたなかで日本は民間に出来ることは民間にまかせる社会へ変わっていくべきです。田中直毅氏は9日附の読売新聞でこう述べています。「今回の改革に反対した人達は、結局郵便局長会や労組が怖かったのだろう。反対した人達は、21世紀の日本の骨格作りを放棄したのだと思う」と。
こうした論調のある中で、消費税の導入には10年かかった。もう少し慎重に議論すべきだという意見もあります。しかし現実には次年度予算シーリングでも現れているように、公共事業関連予算を3兆円強削減しても、高齢化に伴う社会福祉関連予算は2兆円強増加せざるをえない状況となっています。
歳出の削減見直しに、小さな政府の実現は不可欠なのではないでしょうか。
今回の郵政問題における国会での一連の流れは、はっきり言って今までの手法では、日本は改革へ立ち向かえない社会であるという事を証明したようなものと言えるのではないでしょうか。

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