本日ある職員の不祥事が報道されました。まったく恥ずかしい限りです。また市民の信頼を失う職員の失態といえます。こうした時処分の甘さも指摘されるのは致し方ないのかもしれません。先に説明責任についてコメントしましたが、こうした不祥事はそれ以前の問題といえます。全ての職員の皆さんには気を引き締めて業務の遂行にあたって頂きたいものです。
今議会では今後の定数をどうするかの議論を積み重ねているところです。昨年設置した議員定数に関する特別委員会がその問題を担当しています。この問題は議会が自ら議決を求められる問題ですから、様々な観点からまず議会がその検証をしっかり積み重ねていくことが求められます。いたずらにその数を員数あわせしていくのではなく、幅広く市民の声を代弁出来る適正規模について、真摯に議論を積み重ねることが必要です。行政に対するチェック機能を果たす為にも、その適正規模はどうあるべきかを先ず検証することではないかと思います。
合併に於ける協議の中で高山市の議員の選出要件は、有権者のざっと2000人に一人という選出基盤がありました。各町村のそれは300人から400人に一人という状況でした。その事が合併に伴う増員選挙の算定基準となりました。支所地域では住民の声が届きにくくなったと言われますが、こうしたところにも一因があると考えます。旧町村のほうが濃密な関係で役所との絆があったことの表れとも言えます。
そうした中にあっては、委員会審議に於ける議会のあり方や議員の役割、合併では考慮されなかった面積要件、中心部と支所地域の格差をどう埋めて住民自治や民主主義の基盤をどう担保していくのか問題もしっかりと検証する必要があります。
その上で市民の皆さんの意向についても、聞く耳を持たなくてはなりません。いたずらに数合わせの為の議論であってはならないと思っています。

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