
昨日は議会審議の合間を縫って、清見町の「株式会社テクノエコ」さんの飛騨高山ガラス資源リサイクル工場を視察させて頂きました。6月に完成し操業に入られた施設は高山市清見町牧ケ洞にあります。桑原工場長さんに会社施設の概要とその取り組みについてご説明頂きました。リサイクル意識の高まりからガラス瓶に対する見直しもある昨今です。資源リサイクルなどでは瓶・缶・ペットボトルの回収がすっかり定着していますが、瓶についてはガラス材料として再利用されていますが、色つきの一部は使えない等の問題もありました。
この処理工場では、どんな色のガラス瓶でもパウダー状に粉砕し、特殊な発泡剤を加えてちょうどパンを焼くように軽量化・発砲化する事によって、建設現場での資材としての活用や、園芸・農業の分野での土壌改良等にも活用できる製品にして出荷する体制にあります。
画像は丁度ラインの最終行程で軽量化された発泡製品・いわゆる軽石状の製品が出てくるところです。高山市の農業の2大生産品目である、トマトやほうれん草の生産でも、排水や保水に係る問題はついて回り、リッパーによる暗渠排水等も常に繰り返し施業を繰り返すようです。そうしたときの暗渠材としても使えそうだというのは、指導農業師も努められたほうれん草農家の今井議員の感想です。
循環型社会としての大切な点は、再生品化された製品の活用度の高さと採算性ではないかと思います。地域の中でしっかりと根付くリユースとリサイクルの為にも、幅広い活用法を広げていく必要性もあるのではないでしょうか。

0