去る6日の有楽町での火災に際しまして、皆様には早速ご丁重なるお見舞いをたまわり、心より御礼を申し上げます。
当日はまだ松の内の日曜日ということもあり、我が家でも家族で孫の話題などしておりました。
午前11時頃、丁度外出先から帰った四女が駆け込んで来て、「裏の家が火事だ」というので、裏口から外へ出たときは、二軒が煙に包まれ火が回っている状態でした。
大急ぎで119番通報をして急いで現場に駆け戻り、消化器を使って消火の手助けをと思いましたが、火元や類焼の家から避難される方々の手助けをするのが精一杯でした。
まもなく駆けつけてくれた消防隊、消防団の皆さんのおかげで12時過ぎに鎮火しましたが、消火に駆けつけてくださるまで大変不安な時を過ごしました。 幸い我が家には被害が及ばず、家族一同無事にて過ごしております。
類焼の「まさご」さんは大変お気の毒なことでしたが、後かたづけなどのお手伝いも一段落したところです。しかし被災されたご本人にとっては、途方に暮れておられることこの上もない事ではないかと思います。
そんなとき、たまたま頂きましたさる会社の社内報で、一休禅師の故事が紹介されていました。『一休さんは弟子たちに本当に困ったときに開けろと3巻の巻物を与えたとのことです。弟子たちがどうしようもなく進退きわまったとき開けてみると、第一巻は「大丈夫」、第2巻は「心配するな」、第3巻は「何とかなる」と書いてあったそうです。切羽詰まったときは、いくら考えて悩んでみてもどうしようもないことはどうしようもないのです。とにかく今できることを実行してみれば何とかなるのでしょう。やってみましょう。心配いりません。』
とありました。全く今回とは関係のない社内向けの一文でしたが、少しは一緒に悩みを共有する身にとっては、この言葉に大変励まされたことは皆さんおわかりいただけると思います。
なんだか私も元気が出てきました。


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