富山市は公共交通の充実で、車に頼らないまちづくりを進めています。あわせてまちなか居住を推進し中心市街地の賑わい回復を目指しています。それぞれ3つの課題を克服することで総合的なまちづくりを進める方針です。
今話題の富山ライトレール「ポートライナー」は北陸新幹線の富山新駅建設の為に、資金面・工期工法的観点から、JR富山港線の路面電車化を採らざるをませんでした。 富山新駅建設には鉄道の高架化も必要であり、高架化の後は路面電車をその下を通して、ライトレールを駅南中心市街へと延ばし、環状線とする計画です。富山城周辺をライトレールが運行される日も、遠くないようです。
またJR高山線の増発の社会的実験も実施し、鉄道、軌道沿いの拠点駅にはバス交通との連携をとり、そうした沿線沿いのまちなか居住についても助成策をとっています。
もう一方のまちなか居住の方は、中心市街地で大きなマンション建設計画が進行中です。特に中心商店街の中央通り商店街で、2つの計画が進行中です。すでに建設された中教院モルテイを含めて居住人口の増加で賑わい回復をねらっています。

ここ数年で総曲輪通りと中央通りの格差が大きくなっています。

以前の中央通りの賑わいと今月の様子の違いは本当に極端です。左が今月、右が以前の様子です。大和が移転した総曲輪との格差は広がるばかりでした。しかしながらこうした地域の住宅開発も民間事業として立ち上げられています。地権者の合意が出来たところから実施していく小規模連鎖型の再開発手法ですが、勿論行政の支援は欠かせぬ必須条件ですが、エリアマネジメントを受け持つまちづくり会社の取り組みと共に、中心商業地の活性化へ向け着々とまちづくりが進められています。

最後の画像は移転した大和と総曲輪通り入り口です。

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