
今日は山楽会の皆さんと穂高の森へ行ってきました。穂高の森はNPO法人山の自然文化研究センターが、飛騨森林管理所との協定のもと、平成17年から森林のもつ多面的機能の追求や、森林環境教育の活動を実践する目的で、「山のフィールドミュージアム」として自然観察道の整備等を通じて、自然観察会等多様な体験活動の場として活用出来るよう整備されたフェールドです。今年度ようやく歩道の整備等の環境も整い「自然体験を通した「自然との共存を学ぶ場」として市民の皆さんに開放されることとなりました。

そうした準備を重ねた上で、今春から環境整備協力金の1000円は必要ですが、1日の入場者数を10人前後に絞っての開放が可能となりました。もちろん四季折々の自然の姿を楽しませて頂けるフィールドですが、渓を埋める二輪槽の大群落、ハシリドコロやエンレイソウ、サンカヨウの咲き乱れる穂高の森の醍醐味はこの時期にあるといっても過言ではありません。今日は存分に大自然を楽しんできました。会長始めご参加の皆さんありがとうございました。

自然保護とガイドの問題はこのところ様々な試みがなされています。以前屋久島のボランテイアガイドの仕組みや、あり方について調査してきましたが、高山におけるガイドのあり方やその経済効果などについても、まだまだこれから議論の余地があるものと思っています。ボランテイアによるガイドの試みも、天生県立公園一帯の飛騨市の試みや、下呂市の小坂の滝巡りのボランテイアガイドなど注目されています。今回の試みが一つの方向性を打ち立ててくれることを期待するものです。

0