あっという間の一週間でした。ようやく何が必要で何をすればいいのかが分かってきたと言えます。政府の対応については、地震災害対策と原発災害対策とを分離して的確に対応してほしいものです。もっとも福島原発隣接地域では同時対応が求められており、本当に戦時下の危機対応と同じと言っても過言ではないと言えます。
そんな中で、福島県双葉郡大熊町にある現地のオフサイトセンターが50キロ圏外へ退避したとの報道がありました。原子力防災の拠点としてのオフサイトセンターの機能が使えなくなったと言うことです。「緊急事態応急対策拠点施設」というのが正式名称ですが、万一の場合の司令塔となる施設であっただけに残念です。県庁と各自治体の連絡を密にして、国の対応を市民に的確に伝達されることを願うばかりです。
今日も原子炉への放水などの報道に終始していますが、日本だけで対応できない事態も考えられ、各国の支援を要請しなければならない事態も大いにあり得ます。放射能の危険と隣り合わせで活動されている皆さん、時間との戦いですが何とか頑張って事態を収束させてほしいと願っています。
世界から全国から支援の輪が広がっているようですが、物資の輸送がままならないとの報道にいらだつ毎日です。
交通路の確保と通信の復旧、燃料不足の解消、被災地の暖房器具の不足対策等々・・・前面に出て対応されている関係者の皆さんは大変な苦労をされていることと思いますが、ボランテイアが活動できる状況もこれから増えるのではないかと思います。まず自分自身は何が出来るのかをもう一度考えてみたいと思います。
それにしてもここに来て急激な円高が一層進みました。一時は76円台まで進んだとのことです。今朝ほど各国協調しての市場介入に踏み切ったようで81円台へ回復しています。このような天災時には株価、円、債券のトリプル安になっても不思議ではないといわれていますが、一昨日来の報道では大きなぶれが出ているようです。経済の舵取りもしっかりしてもらわないと、大きな影響が世界へと広がる事態も考えられます。

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