
6月議会最終日に、議長諮問事項に関する議会運営委員長の経過方向があり、高山市政クラブ代表の陳謝発言もあって、一連の会派離脱問題に対する一応の決着を見たところです。しかしこれは異常の事態と言え、テレビ放映もされネットで中継されている本会議場で、会派を代表しての陳謝発言をされるということはどんな事態なのか、事の重大さを重く受け止めるべきであり、議会全体で考えなければならない不祥事といえます。
この問題については「議会運営委員会報告」「陳謝発言」「議会運営委員会確認事項」など
一応のまとめをしております。
http://www3.ocn.ne.jp/~seisuke/24.06kaiharidatumonndai/ridatumonndai.htm
市民への説明責任からいっても全てが決着したわけではありません。こうした問題に発展した根底にあるものは何なのか、徹底して洗い出し膿を出し切ることが必要と考えます。お会いする市民の皆さまからは、「いい加減にして欲しいものだ」、「またしても市議会のごたごたか」、「いつも大変ですね〜」、「誰がこんなことをしでかすのか!」等々おしかりを受けるばかりでした・・・
今後は議会の体質改善に努め、本来の活動を通じて市民の皆さまの信頼を回復するしかないと感じております。繰り返しますがこれで全てが終わったわけではありません。引き続き問題解決に取り組むと共に、一歩一歩着実に改革に向けて進んでいきたいと考えます。
ここ一連の経緯を総括する中で、塩野七生さんが書いておられた一文を思い出しました。「再び男達へ」の中の「政治家とは」の項で、元イタリア首相アンドレオッテイ氏の言葉を3つ紹介されています。
「民主制とは50%プラス一人の考えを実行に移すことである」
「以前より改革されているならばまずは良しと考えるべきではないか」
「権力はそれを持たない者を消耗させる」

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