昨日お知らせした基盤整備委員会が8月31日午前9時30分から開催されました。その際の報告書です。「おかしな報告をするものだ」というのが委員会を傍聴しての私の感想です。
大まかに4項目で今回の不祥事は報告されています。
@は退去等の際に返還すべき敷金の未返還及び返還不足であった事案 10件 438,199円。
Aは入退去事務において敷金を紛失した事案 3件 228,900円。
Bは敷金を納付していない入居者の退去に際し謝って敷金を支払った事案 1件 25,500円。
C本来あるべき敷金の額が不足していた事案 20,200円。
というものです。それぞれ
@については未返還及び返還不足について8月21日までに全て返還した。
AとCについては当時の担当者、関係職員自らが補填したい旨の申し出があり、8月20日までに入金された。
B誤って変換した敷金については8月22日に返還された。
と報告され、担当者の処分については
・減給 1/10 5ヶ月 1名
・戒告 1名
・訓告 1名
・厳重注意 1名
管理監督者
・戒告 2名
・訓告 3名
・厳重注意 5名 の計15名です。
併せて再発防止策も報告され、市長コメントも文書で報告されたところです。
基盤整備委員会における質疑応答を聞いていて、答弁内容に不審が募るばかりでした。特にAの問題について、内容を聞けば唖然とすろ事が列記されています。(上記2番目の画像)。これは紛失事案などではないと考えます。なぜ3年も経った不明現金の扱いが[
紛失]なのか、紛失事案として処理するには無理があると言えます。当事者からの紛失届は何時あったのか? 誰がそれを紛失事案と認定したのか、その理由がわかりません。
警察には、今回の事案の経過を報告すると共に相談しておりますと答弁がありましたが、被害届は出したのか?被害届のない警察への報告というのも、曖昧な処理であるともいえます。議会の対応はこのままでは済まないところに来ているといえます。

ちなみに例規集で高山市の懲戒処分について調べてみました。公金の横領や窃取は免職とあり、紛失は減給又は戒告となっています。徹底した調査で再発防止に役立てるしかないといえます。

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