
昨日は3月議会終了後の日程で「政策討論会」を行いました。高山市議会からの政策提言についての討論会です。4常任委員会それぞれが調査研究してきたテーマ毎に、一日かけて議論しました。
私の所属する文教経済委員会からは、「高山市観光振興ビジョン」の策定を提案しました。調査報告書については
@倉田博之委員長 「観光政策の展開」7ページ
調査経過・課題整理と集約・解決策
A岩垣和彦副委員長 「観光政策について」31ページ
・歴史文化の再認識と体系作り・情報の収集と発信
・PR活動の充実・夜の観光振興・雇用の創出
B中田清介 「高山市の観光政策の転換」18ページ
観光消費をのばし地域の雇用を生み出す観光施策
(都市計画と文化・商業政策から考える)
の3本を添付して提出しました。
政策提言概要
「観光行政を総合行政として捉え、観光振興策の中長期的取り組みから見る総合体系を構築し、将来像を見据えた新たな戦略としての高山市観光振興ビジョンを策定するよう提言する。
背景
地方にとっての観光産業は、公共投資に変わる地方経済振興策として重要な位置づけであり高山市の産業構造から見ても観光依存度は高い。(中略)しかしながら観光入り込み数および観光消費額は減少傾向にあり、観光行政は明らかに転換期を迎えている。観光事業は多くの産業分野にそれぞれ深い関わりを持っており、これからの観光行政は総合行政的視野が必要である。観光振興策の中長期的取り組みから見る総合体系が必要であり、将来像を見据えた新たな展望が求められている。
目的
○観光振興を地域経済活性化の中心的柱の一つとする明確な意思を表明する。
○観光の将来像と総合体系を明示し、信条・理念を明確化する。
○市民との意識共有により、高山ブランドを各炉逸・維持・発展させる。
基本的方向
「高山市観光振興ビジョン}(仮称)の策定
(目的)・信条理念を計画化する
・将来像と総合体系を明示する
*民間との意識共有と協働を進める
(ビジョンの目的と視点)
◇高山ブランドの確率・維持・発展
・地産地消の推進
・宿泊客および日帰り客消費額を増加
・情報発信力を強化
・景観の保全と再発見
・商業政策と都市計画
<視点を推進する手法>
*戦略策定インフラとしてのデータ収集と分析
*戦略性の向上と外部の視点活用
◇観光事業を総合運営する民間会社の活用
・観光消費額を増加させ、稼げる観光への民間力の活用
・「まちづくり会社」の見直しと再生
財政の見通し等
・戦略策定インフラとしてのデータ収集と分析にかかる経費
・外部の視点活用にかかる経費
・職員体制のじゅうじつにかかる経費
その他
「高山市観光戦略ビジョン」(仮称)策定に当たっての留意点
・観光協会など民間との協働により進める
・策定に当たっての職員体制などの充実
以上のような内容です。政策討論会で出された意見を加味して修正等を加え、4月11日市長宛に提言する予定です。

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